日本刀が消えた!?ブームの陰で何が…

所さん大変ですよ!
「日本刀が消えた!?ブームの陰で何が…」

いまブームの日本刀。その陰で国宝などに指定された日本刀で、所在不明になっているものが複数あることが判明。日本刀を集めていることを家族にも内緒にしているコレクターも多く、死後、わからなくなるケースが後を絶たないという。所在不明の中には戦後、GHQによってアメリカに持ち去られた刀まで。そうした刀は「赤羽刀」とよばれ、現地のマニアの間では垂ぜんの宝物になっている。ブームの陰で浮かび上がる日本刀の謎に迫る

再放送:2017年8月24日 初回放送:2017年7月18日

出演

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

番組概要

女性の間で加熱する日本刀ブーム

日本中から女性客が殺到して大賑いとなった展覧会があります。


栃木県足利美術館で開催された特別展「今、超克のとき。山姥切国広 いざ、足利。」

会期:2017年3月4日~4月2日

来場者は延べ37,820人!足利市立美術館の動員記録を大きく更新しました。

観客の多くを占めたのが若い女性たちでした。

栃木県内だけでなく、東京、大阪。わざわざ鹿児島から駆けつけた人もいます。

女性たちのお目当てはこの刀。

「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」。

安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した名工・堀川国広が天正十八年(1590)に作った日本刀です。

個人所有の日本刀でもあるため公開は20年ぶりです。

集まった女性たちの多くは刀剣を愛でる”古美術マニア”ではありません。

しかし展示された刀剣に関する情熱や知識は関係者を驚かせるほどの迫力だったそうです。

刀剣ブームのきっかけとなったのは人気オンラインゲームです。

名刀を擬人化したキャラクターが活躍するのが「活撃 刀剣乱舞」。です。

“山姥切国広”は主要なキャラクターとして扱われています。

マンバと呼ばれファンの間で人気の”山姥切国広”は「綺麗と言われることが嫌いでわざわざみすぼらしい恰好をしたキャラクター」として描かれたとされています。実力は充分だが、色々とこじらせてしまっているという性格が、若い女性たちのハートに響いたのかもしれません。カッコイイですね。

東京新聞:「刀剣女子」足利に参集 市立美術館「山姥切国広」の特別展:栃木(TOKYO Web)

値段は3億円。公立博物館が手に入れたい理由とは

日本刀ブームに湧き上がるのは若い女性ばかりではありません。

日本等に熱いまなざしを送っているのは新潟県上越市総合博物館です。

博物館が獲得に全力を傾けているのも日本刀です。価格は3億円というから驚きです。

総合博物館のご案内 – 上越市ホームページ

博物館が狙っているのは「三鳥毛」という日本刀。投信の波紋が羽毛のようなまだら模様を持つのが特徴です。「リニューアルオープンの目玉として刀剣を展示したい」と考えているのだとか。

太刀取得に向けた寄附の協力をお願いしています。ぜひ、募金、寄附金や「ふるさと上越応援寄付金」(ふるさと納税)での御協力をお願いいたします。(上越市立総合博物館サイトより)

「三鳥毛」は上越市民が郷土の英雄と称える上杉謙信ゆかりの刀です。

上杉謙信の死後400年近く上越の地を離れていましたが、現在の所有者が上越市に譲ってもいいと持ちかけたといいます。

実は世の中に出回っている”国宝”はあまり多くなく、行方不明の名刀も数多いのだそうです。

日本刀ブームの陰で



海を渡った日本刀

正宗を大統領に贈呈した人物・オカダ・エイタロウは大阪商船の社長・岡田栄太郎です。

大阪商船は商船三井の前身にあたる海運会社で、戦時中には徴用船を供用して軍事や物資の輸送にあたった会社です。

 

まとめ

怪しく光る日本刀はサムライ・日本を象徴する武器であり美術品です。武器を擬人化して楽しむ動きはキャラクターに人気が集まる日本ならではの現象とも言えそうですが、流行の背景を掘り下げるとなんともわびしい現実が見えてきました。
敗戦国が反乱を起こさないように予防措置として武器を取り上げることは理解できますが、取り上げたものを私物化してしまうのは褒められたことではありません。日本側にも問題があります。「商船会社の事業を再開したい」と商売できるように権力者にこっそり贈り物をするのは、番組では明言していませんが”賄賂”であり”袖の下”です。譲り渡した相手が外国人ということならば、最悪「魂を売り渡した国賊」として袋叩きされたとしても不思議ではありません。日本人の精神を探る上でも、日本刀の陰にあたる面を掘り起こした面白い番組でした。

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