【探検】ドールハウス ミニ厨房庵

ミニチュアの家のことをドールハウスといいます。
可愛らしい趣味とあって、ドールハウス作家の8割は女性です。

12分の1のスケールのドールハウスの世界を限りなく精巧に再現した工房が荒川区にあります。
小物(主に金属製品)や部屋の内装や調度品も制作する「ミニ厨房庵」を中継車が訪ねました。
放送 2017.09.30

百円玉と比較するとその大きさがわかる小さな模型。

料理店の調理場が極めて精巧に再現されています。

つくっているのは親子三人の小さな工房「ミニ厨房庵」です。

作業中の作品は樹脂粘土を使った蟹の足。

世界中に愛好家がいるドールハウスは、集めて並べて見て楽しむホビーです。

ご主人の河合行雄さんは金属加工業を営んでいます。
「完成するもの、形のあるものを作りたい」と思っていました。
その時奥さんがミニチュア教室に通い学んでいたので、
「ミニチュアサイズなら、工場にあるプレス機で何か作れるんじゃないか」と思い試してみると、独特の質感が忠実に再現できたのだそうです。

評判を聞きつけ、自分の店の調理場を再現してほしい。

という依頼も寄せられています。この写真は主が亡くなって店を閉めることになったラーメン店の奥さんからの注文です。

6ヶ月係で作り上げました。

再現された店内の片隅。テレビとビールが見えます。店が終わるとテレビを見ながら一杯やるのが楽しみだったご主人の思い出まで再現されています。


精巧な模型づくりを支えているのが確かな技術と経験です。店の奥を進むと見えてくるのが町工場。

主に銅、鉄、ステンレス、ホーロー仕立てで作ったミニチュア厨房器具を製作しています。

ご主人の河合行雄さんは工場の二代目。

模型作りに使うのが銅の板をくり抜いた円盤。

プレス機にかけるとバッヂのような形になりました。これを何に使うかというと。

厨房で食材を煮込むときに使う胴の長い鍋。
つくっていたのはその蓋の部分でした。
日本ではドールハウス・ミニチュア用の素材に金属を使って作ったのはご主人が初めてで、作家やコレクターからも高い評価を受けています。

「ありがたいことです。世界中からオーダーいただいてそれに応えていくことの喜びを実感して味わっています」

ミニ厨房庵
東京都荒川区西尾久5丁目13−2
03-3893-0996
http://minityuan.ocnk.net/
ミニ厨房庵 制作日記