クラウドファンディングを支える裏方




経営や経済の話の主人公はマネー。

お金の話は絵にして見ることが難しいので抽象的になりがちです。

企業の成長に必要な融資や投資についても同じです。

仕事を支える人の動きはクールでドライな取引だったり、闇金のように人の弱みに付け込むダーティな姿として描かれがちな気がします。

人の動きが見えることで、仕事の仕組みが少し身近になったドキュメンタリーです。

人生デザインU-29  クラウドファンディング会社社員

放送:2017年10月17日

クラウドファンディング会社・CAMPFIRE

 

東京・渋谷の一角に6年前、クラウドファンディング事業を

立ち上げたCAMPFIREという名の会社があります。((〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目22-3渋谷東口ビル 5F))

クラウドファンディングとは夢や目標をネットで公開して

資金を集めるしくみです。今やその市場規模は1,000億円に上ります。

この会社が紹介するプロジェクトには「目標金額」があります。

この計画は目標額1,000万円の3倍を集めました。

最終的に総額およそ8,200万円の支援金額になったようです。

温泉を使ったアトラクションを作りたいという別府温泉の企画。

ユニークなアイデアが人気を呼び大きな反響がありました。

 

お金を出した人には額に応じて「リターン」というお返しがあります。

魅力的なリターンを準備して共感を得ることが資金集めのカギです。

集まった金額の一割程度がクラウドファンディング会社の収入になります。

参加希望者をサポートする裏方

クラウドファンディングを実際に運営しているのは一体どんな人達なのでしょうか。

「今日お会いする方に参考になりそうなプロジェクトを探しています」と語る菅本香菜さん(26)。

菅本さんの仕事は、クラウドファンディングに挑戦したいという人をサポートすること。全国を駆け回っています。

 

この日訪ねたのは熊本県にある農業高校です。

実はこの学校の生徒たちがクラウドファンディングに挑戦するのです。

熊本 高校生が作ったお米で元気のお裾分け High School lala 米

病気やケガが早く治るように、生まれた赤ちゃんが元気に育つように、熊本の元気な高校生が無農薬で作ったお米を医療施設へ。 元気な人をお米で増やすプロジェクト。

熊本 高校生が作ったお米で元気のお裾分け High School lala 米 – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

精米や運送にかかる費用を集めたいと菅本さんの会社に相談がありました。リターンにするのはお米。

私たちの学校では10年程前から

無農薬でお米を作っています。

農薬や化学肥料を使うと手間をかけず

楽にお米を作ることが出来ますが

安全で美味しいお米の方が絶対イイはず。

そんなお米を私たちが卒業して農家になった時

今よりたくさんの人に食べてもらいたい。

でもどんどん人口が減っていく中

高齢化も進んで今よりお米の消費が減りそう。

 

私たちが手間ひまかけて作った

安全で美味しいお米を時間をかけて杵つき精米し

おいしくて栄養価の高いお米に。

美味しさが長続きしないのが玉に瑕、

だけど一度にたくさんの人に食べられて

たくさん栄養を必要としている人のいる

病院や療養施設へ。

また栄養いっぱいのお母さんのおっぱいで、

生まれた赤ちゃんが元気に育つように産院へ。

元気いっぱいの私たちが

元気になってもらいたい人たちへ、

私たちが作ったお米を通して

元気のお裾分けをしたいと思います。

「お金がないから諦めようではなくって、共感してもらってそれに対してお金が集まって、すごく背中を押されている気持ちになるので、そこがクラウドファンディングのいいところ」

 

菅本さんの毎日

月の半分は全国に出張の塚本さんは福岡県出身。 

都内で一人暮らしをしています。

忙しい毎日でも体調を崩さないようしっかり食べることを心がけています。

 

菅本さんにはつらい過去があります。中学生のころから6年間、重い摂食障害にかかり、体重が23キロまで減ってしまいました。

「挑戦する以前にこんな自分じゃ無理だよなと、何に対しても思っていました。やりたい気持ちを自分からシャットダウンしていました。しかし、治ると思って支えてくれた人たちのお陰で、苦しい時期があったからこそ何かできるということに気づきました」

大学卒業後は不動産誌の仕事やライターの仕事をしてきました。そして一年前、今の会社に入社しました。

「東京に戻ってこなくていいです。そのまま飛びまわって」家入さんはつらい過去を乗り越えた菅本さんの過去に惹かれ入社を勧めました。

「笑顔の裏にあるものを感じていました。この笑顔はただニコニコしているのではなく・・

過去のことを克服したからこそできる笑顔だなということをすごく感じていたので」家入一真さん((1978年生まれ。2001年株式会社paperboy&co.(現GMOペパボ)を創業。100万ユーザーを超える有料レンタルサーバー「ロリポップ」や数万店舗が利用するショップASP「カラーミーショップ」、国内で最大のブックレビューサービス「ブクログ」、ブログサービス「JUGEM」などを立ち上げ、2008年JASDAQに上場。paperboy&co.代表退任後、CAMPFIRE創業。代表に就任。))

 

病気で苦しんだ自分だからこそ、この仕事をやる意味があると菅本さんは感じています。

「地方ってあきらめる理由ってたくさんあると思うんですね。こんな状態だから無理だとかって。でもよりよい未来を作っていきたいと挑戦されている方がいる・・・」

「そういう挑戦が増えることで、私みたいにあきらめてしまってた人とか、諦めようとしている人が、

「自分も一歩踏み出してみようかなって思うきかけにもなる」

 

まとめ

資金集めに慣れていない若い事業家にとって、 やりたいことを直接世間に訴えてお金を調達する方法は、 想像以上に頼りになる方法なのかもしれません。 投資してくれた相手の顔が見えるだけに、 事業に対する期待や責任もより大きくなるからです。 菅本さんのような相談に乗ってれる仲介者がいることで、 励まされる事業者は少なくないように思えます。




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