【ランキング】2018本屋大賞はどれだ・予想

テレビ愛好家のAちゃんです。

全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年本屋大賞」のノミネート作品が1月18日に発表されました。

書店員が売りたい本の中から一等賞を選ぶのがこの賞の目的です。

読者側の評価はどうなのでしょうか。

本を買うとき私は新刊にこだわりません。

価格の安い本が手に入るのであればそちらを選びます。

よく使うのがAmazonやメルカリです。

賞品の流れを見ていると、読者の側から見た評価が見えてきます。

今、最も元気な候補作はどれだ

「屍人荘の殺人」「かがみの孤城」

この2冊が圧倒的に動いています。

「かがみの孤城」が本命でしょう。

この2冊は年末に公開されたミステリーの3賞でも評価されている本です。

出版物としてはある程度市場に行き渡っている作品ですので、

この2作が賞をとると将棋の羽生善治さんのような存在になります。

競争相手に力がないといえば身も蓋もありませんが、

強すぎる存在はおもしろみに欠ける上、賞の個性もどこかに行ってしまうような気がします。

 

本を売るという書店員の仕事を踏まえると、別の評価基準があってもいい。

そう考えていたところ、気になる本がノミネートされました。

「百貨の魔法」。書店員の目線で選ぶという趣旨に立ち返った本です。

この作品を巡っては、書店の棚をディスプレイする「密かなるディスプレイコンテスト」が密かなブームとなりました。

「読み終わった次の日から自分の仕事に誇りを持ちたくなる」

「この真心がいっぱい詰まった素敵な本をお客様に届けられることが幸せ」

「接客業に従事する人の心構えとしてこの本に出会えた事に感謝したい」

という書店員のツイートが飛び交ったことからも書店員の熱量を感じます。

意外なラストで泣かせると評価が高い「AX アックス」。書店員の熱気を感じる「百貨の魔法」。

不思議な魅力を持った作品という声を聞く「星の子」の3作品を推します。

 

「AX アックス」伊坂幸太郎 著(KADOKAWA)

人気作家伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ第3弾。

殺し屋家業と恐妻家の組み合わせが楽しめます。

キャラクター設定や読みてを飽きさせない構成力。スピード感のある文体とファンを掴んで話しません。

メルカリでは150件程度の出品です。1,100円程度で売買されています。

「かがみの孤城」辻村深月 著(ポプラ社)

学校に行けなくなった子供たち7人が、狼の顔をした少女がいるお城に集められます。

味方になる人がいない。居場所がない。子供たちは切実な問題を抱えながら

なんでも叶える部屋に入るための鍵を探しはじめます。

ファンタジーな設定の中に、現代社会の構図が見えてくる感動作。

メルカリでは200冊程度の売買記録がありますが売り切れ状態です。人気の高さがわかります。

 

その作品は誰に読んで欲しいのか、その本にはどんなメッセージがあるのか。 あらすじや内容は様々なツールで知ることができますが、『作った人たちの想い』をお客さまに知っていただく機会はなかなかないものです。 我々書店員は、その『作った人たちの想い』、つまり版元さんから出版されるまでのご苦労や、裏話までも聞くことができるのです。 ポプラ社『かがみの孤城』辻村深月 ポプラ社さんの今年のイチオシ小説だそうです。 ならば、その想いを是非当店のお客さまに向けて!と、お願いしたところ、編集・Fさんに手書きPOPを作成いただきました☺ 『届けたい』。その想いが1人でも多くの方に伝わりますよう✨ 担当・I #ポプラ社 #辻村深月 #かがみの孤城 #2017年注目作品 #手書きPOP #編集Fさんありがとうございました #届けたい #金高堂書店

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「キラキラ共和国」小川糸 著(幻冬舎)

ツバキ文具店の続編。鎌倉が舞台となっていて小説に出てくるお店は実在の店です。

和菓子・美鈴、あなご丼・左可井、ドイツパン・ベルグフェルド。

ベルグフェルドは「パン旅」でも紹介されていました。

メルカリでは73件。売り切れです。平均価格帯は1,000円周辺です。

「崩れる脳を抱きしめて」知念実希 人 著(実業之日本社)

メルカリでは60件程度の掲載記録があります。

前半は仄かな恋模様を描きながら、後半は奇想溢れるミステリに変貌。

怒涛のどんでん返しが。

「屍人荘の殺人」今村昌弘 著(東京創元社)

「このミス」でも第一位となった話題作。

書評の評価が高い作品です。書店としても人気のある頼もしい存在です。

前代未聞の仕掛で「クローズドサークル(閉鎖空間)」を作り上げるなど、

固定観念を打ち破った仕掛けが注目されています。

吹雪の山荘とか嵐の孤島といった閉鎖された空間ではない、

もっと別の空間が小説の舞台となった「紫湛荘」に隠されています。

著者は神戸在住の32歳の作家。

大学生の時、国家試験の勉強から逃避するため小説を書きはじめたと言います。

「何か変なことをしたいんです。関西人らしく、人と違ったことをやって目立ちたいんですかね」と

創作の狙いを語っています。

「ぜんいんを騙したいのではなく、見逃さずに読んでくれた人には解ける問題を作りたい」と

思い浮かんだのが、これまで平穏だった世界を一変させる仕掛けでした。

メルカリでは350件です。1,350円で手に入ります。

「騙し絵の牙」塩田武士 著(KADOKAWA)

出版業界の話。

前向きに行動する主人公に惹かれました。

明日からも頑張れる!

「たゆたえども沈まず」原田マハ 著(幻冬舎)

アマゾン中古は送料込み1,641円。メルカリは50件の出品で1,555円です。新品を書店で買うのが吉かも。

「盤上の向日葵」柚月裕子 著(中央公論新社)

メルカリは36件、1,600円と出品は多くありません。アマゾンも同様です。新品を書店で手に入れるのが最善です。

「百貨の魔法」村山早紀 著(ポプラ社)

百貨店を舞台にした小説と言えば「上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部」高殿円著があります。

時代の波に乗りきれない地方都市の老舗百貨店。

エレベーターガールの主人公を中心とした絆で結ばれた登場人物たちが、

仕事場となるデパートを守り、盛りたてていく筋立ては作品が変わっても読者の夢をふくらませます。

【本屋大賞】「百貨の魔法」密かなるディスプレイコンテストで盛り上げよう | |モノよりヒト

アマゾン中古は1,587円(送料込み)。メルカリは1,600円。出品も28件とあまり多くありません。

「星の子」今村夏子 著(朝日新聞出版)

新興宗教という器の中で日常生活を送る親子の物語。

淡々と過ぎていく日常の中で交わされる親子の会話を読んで行くうちに、

言いようもない怖さを背筋のあたりに感じる作品です。

前作「あひる」もそうでしたが、

怖いもの、不快なものが見えづらくなった現代社会の持つ一面を理屈ではなく感じさせてくれる作品です。

アマゾン中古は1,126円。定価は1,512円です。メルカリは税+送料込み1,000円の物件がありました。

まとめ

本屋大賞の選考会は一次投票を昨年11月1日より本年1月4日まで行いました。

全国の504書店、書店員665人の投票がありました。

その集計の結果、上位10作品が「2018年本屋大賞」ノミネート作品となりました!