「テンゴちゃん~土曜深夜の辺境レボリューション~」




テレビ愛好家のAちゃんです。

成功する定時番組は骨格がしっかりしています。骨格とはフォーマットのこと。つまり構成です。

8時45分ころに印籠を取り出す水戸黄門の時代劇。「ファイナルアンサー」のクイズミリオネア。

最近のバラエティに欠かせないひな壇芸能人など、

誰もの頭の中にパターンを刷り込むことができるとしめたものです。

ウケるパターンを作ってしまえばあとは再生産しながらコストを落としていけば放送局は一安心というわけです。

しかし、そんな番組ばかりがラテ欄を埋め尽くすと安心感は閉塞感になりかねません。

空振りしてもいい。ウケなくっても目をつぶる。しかし新しい地平を切り開いてほしいという願いで生まれる番組に期待が寄せられます。

 

岡崎体育・ヤバTがNHK初共演。

「テンゴちゃん」はインターネットや新しいテクノロジーを使って(使えこなせないかもしれないけど)、

これまでタブーとされてきたテーマにも切り込む(炎上するかもしれないけど)世の中をちょっとだけ面白く、ハッピーにするためのアイデアを形にする番組です。

消滅危機言語を消滅危機芸人は救えるのか?LGBT温泉って何?“いらんもん”を8Kで特撮!!

杉浦友紀 岡崎体育 もりもりもと(ヤバイTシャツ屋さん) こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん) しばたありぼぼ(ヤバイTシャツ屋さん) ワタナベマホト

「テンゴちゃん~土曜深夜の辺境レボリューション~」

放送:2018年5月24日 NET BUZZ

「これは社会の片隅にある物事の価値観を変え世の中をちょっとおもしろくするためのアイデアについて深夜のファミレスであーだこーだ言う番組です」。

たすけて!消滅危機言語

消滅危機芸人が消滅危機言語でネタを作り、流行させる事で、その言語を残し芸人も生き残ろうという企画。

「なくなりそうな世界のことば」という本をかもめんたるが閲覧しながら目に止まった言語がブルシャスキー語。

パキスタン北部のフンザ谷で話されるブルシャスキー語に注目。

男性はあまり働かず、おしゃべりばかり。仲間と日がくれるまでゆっくりしていると紹介。

半農半牧で食べ物には困らないという。

紹介映像のあとかもめんたるの2人はブルシャスキー語でネタを作ることに。

2週間後ライブで披露する。デーシュクキナスという言葉を選び、小さな要求から始めてだんだん大きく要求する。

ライブ終了後にデーシュクキナスが頭に残った人を調査。38人のお客さんの中で0人だった。

いらんもん de 8K

8Kで撮影した消しゴムのカス、ビールの泡、ギョーザのタレ、毛穴パックで撮れた角栓を紹介。

8Kのいらんもんを見たメンバーは、面白かったがいらんもんは今の撮影だという。

岡崎は、トンボの目をズームでよく見ているといい、生き物を8Kで撮影するのはどうかと提案。

もりは、解説を入れないことが日本のバラエティに対するアンチテーゼだとコメント。

しばたは、ニキビをつぶす動画をよく見ているといい、ズームで見てみたいという。

ビールの棒は下から上っている炭酸ではないか、岡崎体育のどアップが見たいというSNSの声を紹介。

日本のトレンドには2位に入っているというが、1位は他局の人気ドラマが入っているという。

レインボー風呂プロジェクト

5月1日、大分・別府温泉では“レインボー風呂ジェクト”が開催。

このイベントは性的少数者のお風呂問題をめぐるもの。

性的少数者は希望する大浴場に入れないことが多い。

別府市観光課の江藤慎一郎さんは、このイベントについて「どういう対応をしていけばいいか考える一つのきっかけになれば」と話していた。

このイベントでは、多様な性の人と別府市民があるテーマで一緒に入浴。

1つ目の湯は「見た目の湯」。受付の佐藤さんが見た目で判断した方に入る。

「見た目」男湯には、違和感なく元女子も含まれていた。

一緒に入った別府市民は、「ほぼ分からない」などと話していた。

市民はぐっさんの元女子の体を見て感想を話していた。

ぐっさんは朝イチや深夜を狙って公共の風呂に入っているそうだ。

公的書類上の性別で分かれて、それぞれが風呂に入る。

見た目では男湯だった人たちが女湯に入り、戸籍は男のまま女として生きている人が男湯に入る。

当たり前だと思っていた男女がゆらぐ。

オカー1グランプリ ~うちのオカンは日本一!

母の日にちなんで、全国各地の母たちが芸を披露するショートムービーを次々と流した。

バッティングが上手な母、スキップが下手な母、誕生日を迎えた母、中島みゆきのモノマネをする母などが登場した。

まとめ

視聴率が唯一の指標のように見えるのが既存の放送局の収益パターンです。

多くの人に見てもらうのが前提という収益パターンは大きく揺らいでいます。

テレビ制作のコストが削られ、いつの間にか歌番組や時代劇、野球中継などが姿を消しました。

変わってチャンネルを埋め尽くしているのはお笑いタレントのトークや散歩番組といったローコストの番組ばかり。

コストをかけない攻め方は、その時効果はあっても長付きするかどうかがカギになります。

相当な力を込めないと放送は変わりません。

タブーとしていたものに触ったとはいうものの読後感は微妙です。

しかし、変えようとする放送現場の兆しと危機感は感じることができました。

 




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