バカラ・リモージュ焼・銀製品イッピンin フランス「王室が愛した3つの輝き」

バカラ・リモージュ焼・銀製品イッピンin フランス「王室が愛した3つの輝き」

フランス王室が愛した「3つのイッピン」を徹底リサーチする90分スペシャル。ルイ18世がほれ込み、宝石のように輝くことで知られる「バカラのグラス」。透明感ある白さが特徴の「リモージュ焼」。芸術性が高い銀製のスプーンやフォークには、フランスの歴史が秘められている…!? 工場にカメラが潜入し、王侯貴族の食卓を華やかに彩ってきた名品の魅力と、職人たちの技に迫る。

放送:2018年9月11日(火)[BSプレミアム]後7:30

バカラのグラス

バカラ(Baccarat)はバカラクリスタルで有名なフランスのクリスタルメーカーです。1764年ロレーヌ地方のバカラ村で創業しました。ルイ15世の認可を受けてガラス工場が設立され窓ガラス、鏡、ステムグラスなどを製造。1816年、最初のクリスタルを発表。王室からシャンデリア、グラスセットなどの受注を受けるブランドに成長しました。1841年には定番アイテムとして知られる食器アルクールが誕生。

1972年、イタリア人デザイナー、ロベルト・サンボネを迎え初めてのコレクションを発表。79年、ワイングラスとして用いられる「マッセナ・セット」を発表。

83年、東京にてバカラショップ1号店をオープン。93年、ビジュウを初めて発表。90年代後半にはバカラのトリロジー(香水三部作)発表をスタート。2002年、アクセサリーコレクション「フォリ・ドゥース」と、バカラ初のウォッチ「ビー・オン・タイム(B on Time)」を発表。その後もフランス内外問わず、様々なアーティストやデザイナーがバカラを作り続けています。

銀のカトラリー

カトラリーとは食卓用のナイフ、フォーク、スプーンなどの総称です。フランスでは、結婚する女性がフルコースディナーセットを揃えます。有名メーカーはクリストフル(Christofle) 、エルキューイ(Ercuis)、ピュイフォルカ(PUIFORCAT)などです。

クリストフル(Christofle)

1830年創業のクリストフルのシルバーウェアは“卓上の芸術品”とも呼ばれ、確かな品質と伝統で世界各国王室でも広く愛用されています。シンプルでありながらも優雅さをもつデザインで、食卓を華やかに演出してくれます。

エルキューイ(Ercuis)

エルキューイは1867年、パリ北部のオワーズ地方にあるエルキューイ村の牧師アドリアン・セレスト・ピオンが村の立て直しのために銀器や金銀メッキ製品を製造した事から始まります。

1889年に世界博覧会に出品した商品が評判となり、一流ホテルやレストランを始め、豪華客船などからの注文が殺到しました。

高い芸術性と品質が評価され、オリエント急行の食堂車ではエルキューイのナイフやフォークが使われています。第二次世界大戦後は、産設備を近代化し、幅広い商品を製造することで、高級テーブルウェア市場でのリーディングカンパニーの1つとされています。

ピュイフォルカ(PUIFORCAT)

1820年にエミール・ピュイフォルカによってオルフェーブル(金銀細工工房)が集まるパリのマレー地区で創立されました。

最高純度の銀を用い職人が丹念に仕上げたカトラリーは、 大統領官邸のエリゼ宮の晩餐会でも使われています。また、3代目のジャンがデザインしたアールデコラインのカトラリーは、 現在もとても高く評価されています。

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リモージュ焼(Limoges)

白色薄手の素地に釉を、その上に「落ち着いた上絵」を描いたものです。19世紀後半から行われている、白い生地に絵付けしてから更に焼き付ける手法です。白く透き通った輝きのある陶磁器です。有名ブランドも多数あり、美しく機能的で使いやすいです。インテリアにも最適です。

バカラ・リモージュ焼・銀製品…華麗なる職人技 イッピンinフランス

フランスベルサイユ宮殿。
贅を尽くした空間は、太陽ルイ14世やマリーアントワネットが愛したきらびやかな装飾で彩られています。

王室御用達として育まれた品々はまさに絶品の宝庫。
そこで今回はスペシャル版。
フランス王室が愛した名シーンの数々を徹底リサーチします。

中でも注目するのは。王侯貴族の食卓を華やかに彩ってきた三つの逸品。

世界一の輝きを持つといわれるバカラのグラス。

国王ルイ18世が愛用したことをきっかけに今も世界中の王室で使われている逸品です。

宝石のようなきらめきと独特の造形の秘密に迫ります。

そして王侯貴族の食卓に欠かせないのが銀食器。

中でもカトラリーと呼ばれるナイフやスプーンは芸術性が高いことで知られています。

持ち手に刻まれた模様にはフランスの歴史と関わり深い物語が隠されているんだとか。

さらに透き通るような白さが魅力のリモージュ焼き。

元は小さな窯元でしたが、国王ルイ15世に愛されたことでフランスを代表する焼き物となりました。

逸品inフランス90分たっぷりとお楽しみください。

フランスの逸品を巡る旅。
スタートは温室文化の中心地パリから。

これまで日本中の職人を訪ねてきた黒谷友香さんがリサーチ。
まず向かったのはシャンゼリゼ通り。
近くに密かな人気スポットがあるんです。

こちらは随分と古い建物ですが。
「シャンデリアがすごくきれい」

中はとってもきらびやか。フランスを代表するガラスメーカーバカラの作品が楽しめる美術館なんです。
古い邸宅を改造した館内には、王侯貴族の暮らしを彩った数々のガラス製品が。

今から250年前、度重なる戦争で人々が疲弊していた時、国王の許可のもとを生産を開始したバカラ。

現在も美しいグラスの製品が世界中で愛されています。
「カラフルなものもあるんですね」

バカラの魅力はなんといってもそのきらめき。水晶のように透き通っていることからクリスタルガラスと呼ばれます。

その秘密は材料にあるものを混ぜていること。

さらにもうひとつの魅力が輝きを引き立たせるカットの技術。大きく力強いカットから繊細な切り込みまで無数の技を持つと言われます。

高い技術が評価され1823年の国民博覧会で金賞を受賞。国王ルイ18世がグラスセットを注文すると人気が爆発しました。
「ちょっと重厚感が。重いですね綺麗なカットですね」

堂々としたフォルムにきりりと力強いラインが印象的なこのグラス。
マッセナと呼ばれるシリーズです。

マッセナとはフランスの古い軍人の名前。
かのナポレオンに勝利の女神の申し子と讃えられた英雄です。
そんな力強さをイメージしたグラスは丹精でありながらどこかエレガント。

一見シンプルに見えますが、クリスタルグラスの美しさが映えるようカットの高さが厳格に計算されています。
ひとつひとつ職人の手作業で作られるマッセナ。一体どうやってこの輝きを生み出しているんでしょうか。

パリから車で5時間たどり着いたのはその名もバカラ村。
5000人が暮らしています。
世界に名高いバカラのグラスはこんなのどかな場所で作られていたんですね。

こちらがバカラの工場。

工場の真ん中にあるのは材料のガラスが入った炉。

ー創業以来250年間一度も火を絶やしたことがないんです。

本日マッセラづくりを統括するミッシェルさん。

整形作業は24時間交代制で行われているんです。
まず1250度の炉から材料のガラスを取り出します。

これでちょうどグラスひとつぶん。
ハサミで余分な部分をカットします。

実はクリスタルガラスの中には輝きを増すあるものが配合されています。
それが一酸化鉛というこの物質です。

一体どんな効果があるかと言うとガラスが輝いて見えるのはガラスの中にある石英などの物質に光が反射して跳ね返るためです。
どれくらい跳ね返るかは物質の粒子の大きさによって決まっています。
クリスタルガラスの場合鉛の粒子が大きいためたくさんの光を反射してより輝いて見えるのです。

ミッシェルさん。ドロドロだったガラスの温度が落ち着いたところで竿に移して整形開始。

実はクリスタルガラスは重くて柔らかいので整形しづらいんだそうです。
濡らした木の小手でグラスのもととなる形を作っていきます。

ここで正確な丸にしておくことで均一な厚みのグラスに仕上がるのです。
正確な球体ができたら竿の先端を機械にセット。

中から空気が出る仕組みです。
だんだん膨らんできました。
何度も温め直し柔らかさを見極めながら作業をしていきます。
最後にもう一度炉で温め一気に仕上げていきます。
適度な柔らかさになると傾けたり持ち上げたりして形を整えます。
そして型にセット。

状態を見極めながら息を吹き入れていきます。

型から出すとこの通り。

この後グラス本体の部分をカットして仕上げます。

じつはこちらのグラス。重厚感を出すために底の部分の厚さが厳密に決まっているんです。

そのためガラスを型に入れてから底の部分に溶けて貯まるタイミングを見計らい、空気を吹き入れていたんです。
さらにグラスのサイドの厚みは均一。
息を入れ始めたらすばやく仕上げなくてはなりません。
中が見えない型の中で、正確な吹きの技術が発揮されていたのです。

最後に竿から外したら、完成です。
整形は終了。
ガラスをじっくり冷まします。
底が分厚くサイドも均一にしあがったグラスの原型。

ここから輝きを際立たせるカットを施していきます。

マッセラのカットを担当して7年。 カット職人のレミ・フィリップさんです。

マッセラの特徴は左右対称に力強く並ぶ端正なカット。

少しのズレも許されません。 さらにカットの深さや角度も正確に均一でなければいけないんです。

そのため作業前のグラスにはたくさんの目印が。 青い線は高さの目安。黒い線をなぞってカットしていきます。

作業を開始。

ダイヤモンド性のホイールに当て削っていきます。

「根元の時には力を入れて、先に行くにしたがって力を抜いていきます」

ぶれないようしっかり固定して目元を深くまっすぐ上に削りあげていきます。 ぐるっと一周。カットが完了。

でも実はこれまた荒削りの状態。 歯を変えて高さと形を正確に合わせていきます。

「厳格な決まりがあるんだ。マッセナはカットの高さも深さも厳密なんです」

使うのはき決めの細かいダイヤモンドのホイール。 ゆっくりと慎重に。 少しでも違うところに歯が当たると傷になってしまうんだそう。

「動かすのは手首だけ。手首と指に力を入れてしっかりグラスを支えるのがコツなんだ」 高速で回転するホイールに跳ね返されないよう、しっかりと固定して。 力強くブレれないマッセナ特有のラインが生まれていきます。

「必要なのは忍耐と努力だよ」

整然と並ぶラインが完成。 軍人マッセナを思わせる大胆なカット。 職人の細かい手作業が気高いフォルムを生み出していました。 「魅力とはとにかく高度なカットの技術です。ベテランになると一点物の特注品も作るが、その技術にかける情熱がすごい。自分もそうなりたいとおもっています」

そうバカラにはさらに高度な技を持つ職人がたくさんいるんです。 MOF・国家最優秀職人と呼ばれる歴史の職人が15人も活躍中。

今作っているのは100年前大ヒットした花瓶の復刻版。 菖蒲の花を下書きなしで美しく彫り込んで行きます。 彫る線の太さによって使う道具は100種類以上。 生き生きとした柄は昔も今も、選ばれた職人にしか表現できない超絶技巧。 バカラが王者のクリスタルであり続ける所以です。

日本のバカラ

実は日本でも百年以上前から注目されていたのを存知ですか。 老舗料亭の涼やかな前菜。この器。すべてバカラの製品なんです。 日本料理とバカラ。斬新なコラボレーションの陰には、宝に魅せられた一人の男の姿がありました。

春海藤次郎。明治時代の茶人であり古美術商です。 バカラとの出会いは60歳の時にヨーロッパ旅行のお土産でもらったこの花入れ。 当然日本では珍しかった美しいクリスタルガラスが春海の心をとらえました。 しかしヨーロッパスタイルの器は装飾が華やかで形も大ぶり、日本の和の空間にはなかなかあいませんでした。 そこで春海はなんと商品を自らデザインし、バカラに発注することにしたのです。 こうして誕生したのが可憐で繊細な作りの「春海好み」。 日本料理に適した大きさや形を考え抜き、控えめでありながら洗練された装飾を施しました。 「日本文化の要約した価値みたいな物っていうのが、バカラという技術とミックスされて「春海バカラ」と言われるような日本の皆さんが好むようなものに作り上げられたんだろうなと思いますね」 遠く離れたフランスの美術と日本の文化が融合して作り出された「春海バカラ」。 その繊細な輝きは100年の時を超えてなお人々の目を楽しませています。

<>王室から家庭までフランス人と銀食器<>

貴族文化の象徴ベルサイユ宮殿。 敷地内にある三ツ星レストラン。18世紀に貴族たちが食べていたメニューが味わえるんです。

王侯貴族のテーブルに欠かせないのがスプーンやフォークなどの銀食器カトラリーです。 「カトラリーこの模様がとっても綺麗なんですけど、この模様はどうゆうイメージですか」 「これはルイ15世の自デイに流行した模様です。伝統的な貴族のスタイルです」

華やかなデザインが好まれたルイ15世の時代。 持ち手には繁栄のシンボル棕櫚の葉があしらわれています。 美食の国とされるフランスですが、実は中世まではスプーンやフォークを使わず手づかみで食べるのが主流でした。 カトラリーが入ってきたのは16世紀頃。 イタリアの大富豪メディチ家から嫁いだカトリーヌによって持ち込まれたと言われています。 美しく便利なカトラリーは瞬く間に広がっていきました。 素材に使われたのは銀。 手入れを怠ると黒ずんでしまいます。 そのため当時、銀を持つことは食器を磨く家臣がいる証明。富と権力の象徴だったのです。

パリの北部60 km に位置するエルキュイ村。 この村にあのカトラリーを作ったメーカーがあります。 金銀の加工で150年の歴史を持つエルキュイ。 今作っているのは植物を生ける器。 手製のノミと金槌だけで繊細な模様を打ち出していきます。 村の若い神父が銀製品をつくったことから始まったエルキュイ。 細やかで美しい装飾技術を誇り、現在でも世界中の富裕層からの注文が絶えません。 「彫金や打ち出し型抜きなどの職人技は何世代にも渡って受け継がれてきました。複雑な特注品を作るときはこうした技術を使います。エルキュイの飛び抜けた技術を私達は誇りに思っています」 高い技術に支えられたデザインはカトラリーにも生きています。 棕櫚の花をあしらったあのスプーン作り方を見せていただきましょう。

カトラリーが作られるのは40人ほどが働く工場。 一般家庭でも求め安いよう、現在は合金板に銀のコーティングを分厚く施しています。 まず金属をプレスしてスプーンの原型を。 これを薄く引き伸ばして丸い輪郭を作ります。

ここからがこだわりのポイント。 エルキューイならではの美しい模様を作る作業です。 金型にセットしプレスすることで白の模様を打ち出します。 さらに金型を変えてもう一度プレス。 2種類の型を使い分けることで細かい装飾を実現しているんです。 ブレスが終わるとこの通り。 棕櫚の葉もくっきり。精緻で立体的な模様に仕上がりました。

手彫りの繊細な模様を正確に再現できる金型。 この金型作りこそエルキューイの技術の真髄。 時代の様式や流行に応じて膨大な数の金型を作ってきました。 これは17世紀頃のデザイン。 長い内戦を経てルイ13世の絶対王政が始まった時代です。 技術が発展していなかったため、デザインはいたってシンプル。 持ち手と先端の継ぎ目に施された「ねずみのしっぽ」と呼ばれる模様が大流行をしたと言われます。 18世紀前半には優美で麗装飾的なロココ様式がブームに。 カトラリーも俄然華やかに。 18世紀後半になると反動からか、一転してシンプルな装飾に。 古典的な真珠やリボンなどがモチーフに使われました。 そしてナポレオンの時代。 妻ジョセフィーヌが愛したと言われる白鳥があしらわれています。 「大切なのはお客様の製品を提供することです。時代や流行などの様々な視点を踏まえ、製品作りを続けています」 棕櫚の模様のカトラリーも仕上げ作業。 砂の粒子を使って隅々まで磨き、艶を出していきます。 さらに回転する回転する麻の輪で磨き模様を際立たせます。 この後念入りに銀メッキを施して完成。 王侯貴族たちのステータスだった銀のカトラリー。 小さな装飾にフランスの激動の歴史が秘められていました。

パリの一角。現在も銀のカトラリーを大切に使っている一家があります。 「ずっと使っています。19世紀の終わりから20世紀初め頃のものだと思う。私の両親祖父母の代から引き継いだものなの」 今日は日頃離れて暮らすお母さんとの食事会。 たくさん持っている銀のカトラリーから家族に馴染み深いものを選びました。 本日の主役母のマリークロードさんがやってきました。 家族が揃ったところで食事がスタート。 フランソワーズさんの得意料理・サーモンのジュレがけです。 切り分けに使うのは大きな銀のカトラリー。 現代のパリッ子にとっての君は日本人にとってのお正月の漆器のようなもの。 大切な人が集まる時。とっておきのカトラリーで出迎えるんです。 中には思い出深い品が。

「こうやってしまうのがだいすきだったの。そのうち面白くは思わなくなったけどね。スプーンが大好きだった。子供の頃に帰ったみたい」
「そういえばママが生まれた時のタンブラーもあるわよ。見る」
子どもが生まれた時銀製品を贈ると幸せになると言われているそう。
「真っ黒ね。もっときれいだったのに」
輝きは取り戻せるのでしょうか。
「いいわね」
「よく見せてあげて」
「マリークロードって書いてあるの」
輝きとともに思い出も蘇って。家族をつなぐ銀製品です。

真っ白につやめく器 リモージュ焼

アンティーク品がたくさん集まる蚤の市にやってきました。
「いろんな店がありますね。額縁屋さんですか」
「モンパルナスのものです。木製です」
モンパルナスといえばといえば多くの画家が集まったパリの一角。お土産に大人気なんだそうです。
「古いものを買って大切にメンテナンスして使う人も多いんだそう」
骨付き肉を着るときに使う道具。
骨の部分を挟んで固定すると、手も汚れず切れやすくなるというもの。
いろんな道具があるんですね。
宝探しのようなワクワク感。世界中からお客さんがやってきます。
蚤の市にやってきたのには訳があります。
めざすのは美しい焼き物です。
「これはリモージュの陶器です。1920年代頃のものです」
フランス=代表する焼き物リモージュ焼。
一番の特徴はその白さ。
上品で透明感溢れる風合いが王侯貴族たちに愛されました。
純白をキャンバスに見立て、水彩画のように美しい数々のデザインが生まれてきたのです。

フランスの南西部。パリから車で5時間の町・リモージュ。
焼き物や七宝の産地として古くから知られていたこの町で白い器は生まれました。
町の博物館でその誕生の物語に触れてみましょう。
18世紀に作られた初期のリモージュ焼き。
透き通る白は、近くの村である原料が発見されたことで生まれました。
それは現在でも広く使われているカオリンという石。
焼くと透明感あふれる純白に仕上がるんです。
実は当時、白い器はとても貴重で、世界中で様々な研究が行われていました。
こちらはイギリスで生まれたボーンチャイナ。
温かみのある白は原料に動物の骨を入れることで生まれました。

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まとめ