手間をかけずに、動画の音声をラクラク文字おこしする方法とは




ガジェット愛好家のAちゃんです。

「ネット動画や動画ファイルに記録されたの音声をテキストに起こして欲しい」と頼まれることがあります。

しかし、動画ファイルは確認したい場所がなかなか見つからなかったり、後で聞き返して文字に起こすといった作業を行うのに手間がかかります。

ビジネスの現場では、打ち合わせや会議の議事録を作成するため、ICレコーダー(ボイスレコーダー)が使われています。

しかし、ICレコーダーは音声データを記録するのが目的です。

「録音した音声ファイルの内容を書き起こすことができます」とは謳っているものの、テキスト変換作業まで手伝ってはくれません。

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お金に余裕がある人は文字起こしのプロに仕事を頼むという手もあります。

おそらくこれが一番楽な方法です。

自分で文字起こしする場合、ICレコーダーで録音した音声ファイルを「ドラゴンスピーチ」のような音声入力ソフトを使って変換する方法があります。

ただし、ICレコーダーは1万円以上しますし、音声入力ソフトもかなり値が張ります。

文字起こしで生計を立てる人ならともかく、合間に文字起こしするライトなユーザーにとってはいささか物入りです。

お金に余裕がない人は自分でやるしかありません。

音声変換はMacのSIRIのアシスタントを機能を使う手もあります。

ここではWindows環境で作業をするための方法を探してみました。

探し続けるうちに「けっこう使える」と話題になっている方法を見つけました。それは・・・・

Googleドキュメントを使う。

という方法です。

Googleドキュメントには”音声入力”という方法が備わっています。

入力された音声が瞬時に日本語に変換されて文字かされる便利な機能です。

パソコンのマイクに向かって喋ると、喋った言葉が次々に翻訳され、キーボードに触れていないのに、音声がテキストとなって出力されていきます。

これはマジにびっくり。

さて、問題は動画の音声をテキスト化できるかということです。

音声入力で文字起こしはできるのか?

「YouTube の動画の音声をGoogle 音声入力を使うことで文字起こしができるんじゃない?」と試した人を見つけました。

Google音声入力でyoutube動画の文字起こしができるか試してみた結果 | Gallagher Note (ギャラガーノート)

その結果・・・短い動画だったら可能でした。しかし、時間にして10分いかないくらい、文字数にして2000字いかないくらいで、音声入力が自動で止まってしまうことがわかりました。

「パソコンから流れてくる音をマイクで拾うだけです笑」と書かれているように、スピーカーなどで再生した音声をパソコンのマイクなどで拾ってグーグルの音声入力させたものです。

マイクで拾った音声には周囲の雑音が入りがちです。

どうやらマイクを使って文字起こしするには限界があるようです。

できるだけ雑音をカットしたらなんとかなるのではないでしょうか。

パソコンの出力端子にマイクなどの音声入力端子をケーブルで繋げるという手段です。

パソコンで再生中の動画ファイルから直接音声の変換ができれば、周囲の雑音に影響されずにきれいな文字起こしができるかも知れません。

マイクを使わずに動画音声を文字起こししたい。

ただ、この方法には問題があります。パソコンの仕組みに多少明るくないと設定が難しいこと。

ドライバーの設定など一カ所でも間違えたら終わりです。

「Virtual Audio Cable」というソフト

一つのパソコン内で音声データを加工するには「仮想オーディオデバイス」という手段があることがわかりました。

この仕組みを使えば音声データをいちいち変換することなく、パソコンの内部で処理できそうです。

そのことを可能にしたのが「Virtual Audio Cable」というソフトです。窓の杜でも紹介されています。

パソコン内部でやりとりすることができれば、面倒な配線は不要。

さっそく試してみることにしました。

パソコンに「Virtual Audio Cable」をインストールして、Googleドキュメントの音声入力を使って見たら、動画の音声がどんどん日本語に変換できました。

YouTubeで再生中の動画や、ディスクやハードディスクに保存した動画ファイルの音声データなど、パソコンの中で再生した音声がすべてGoogleドキュメント上に文字化されて認識されました。

所々に誤字や未変換の部分はありますが、手入力に比べると爆速の早さで作業が進みました。

テープ起こし作業のように頭から最後まで音を聴きながらタイプする手間がカットされました。

文字起こしに苦労している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

ダウンロードとセッティング

・「Virtual Audio Cable」をダウンロードします。

・解凍すると各種Windowsに対応したインストーラーが並んでいます。PCが64ビットならば「VBCABLE_Setup_x64.exe」を、それ以外は「VBCABLE_Setup.exe」を実行します。

・「Install Driver」をクリックすると。「VBCABLE Installation Error」の画面が出ますが、かまわずokを押します。

・管理者権限でないとブラウザーが起動することがあります。マウスを右クリックして管理者権限で実行しましょう。

・デバイスをインストールするか聞かれるのでインストールを選ぶと完了です。

・次にWindows内の音声入出力を繋ぐ作業をします。

・タスクバーのボリュームアイコンを右クリックし、「再生デバイス」をクリック。

・サウンド・再生の一覧に「CABLE Input」というのがあることを確認します。

・既定のデバイスとして設定します。

・再生のセッティングが終わったら次に「録音」のセッティングに移ります。

・「CABLE Output」を右クリックして、「既定のデバイスとして設定」します。

※こうすることで、これまでパソコンのスピーカーで聞こえていた音声が聞こえなくなることがあります。その場合は、タスクバーのボリュームアイコンを右クリックすると切り替えパネルが現れますので好みの出力を選択することができます。

・これで音声データが直接Googleドキュメントの音声入力で取り込むことができるようになりました。

Googleドキュメントの音声入力の操作方法

Googleドキュメントでは、

ツール→音声入力を選択します。マイクのアイコンにある言語を辿っていくと最下部に日本語とあるので、それを選択します。

これでグーグル音声を使って音声入力ができるようになります。

動画を再生すると同時に、Googleドキュメントのマイクのアイコンをクリックします。

しばらくするとドキュメントの上に音声入力情報が翻訳されて出力されていきます。

動画のナレーションが正確な場合の変換精度はかなり正確です。

会話の翻訳や、効果音などが被っている場合は変換が乱れます。

また、無音の部分が続くと変換作業が止まりますので、作業中は画面から離れない方がいいと思います。

同音異義語は誤変換されることがあります。

また、句読点は表示されないのであとで補正する必要があります。

Googleドキュメントで翻訳された原稿は一度動画を再生しながら校正作業を行う必要がありますが、それでも機械翻訳の方が圧倒的に楽だということを実感しました。

まとめ

文字起こしの自動化は完璧なものではありません。

音声にノイズが入っていたり、会話のように音声が混ざったりするような時は思うような結果が出ないときがあります。

しかし、録音を耳で聞いてタイプするとき生じる”手間と時間とストレス”が削減できる効果は絶大です。

動画の文字起こしに挑戦する人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。




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