コンテンツづくりに必要な視点

「コンテンツマーケティングの話をする際に大事なフレーズがある。“Like a Publisher”、つまり企業自身がパブリッシャーのように振る舞え、ということである」

パブリッシャーとは書籍や雑誌、音楽、映像、ゲームソフト、コンピュータプログラムなどの著作物の発行主体であり、流通や販売を行なう事業者のことを意味します。企業に代わってその企業や商品の良いところを持ち上げ、広く一般社会に知らしめるという代理人のような役割を持ちます。
情報が瞬時に大量に消費される現代社会では、パブリッシャーのありようもまた変化が迫られています。企業が自ら発信する「コンテンツ」の役割はますます重要になり、加えて消費者に「自分事」として捉えてもらうためには、その“届け方“が重要となる時代なのだそうです。

世界最大級のコミュニケーション・コンサルティング企業フライ シュマン・ヒラード社役員でデジタルマーケティングの専門家・馬渕邦美さんのインタビュー企画です。

コンテンツは本当に人を動かせるのか[後編]~コンテンツづくりに必要な視点 – Insight for D

「EC業界の方々と話した際、数あるメディアの中で今、彼らが一番注目しているのが動画でした。これは、人間の脳が情報を理解する場合、視覚的な情報はテキスト情報に比べて6万倍早く処理されるといわれていることの影響でしょう」

「自分の会社はよい会社だと自分から宣伝するのではなく、客観的にみたときによい会社であるということを伝えていかなければいけない。中立的な立場からの情報によって、消費者のモノへの関心を自然に購入へと導くことが大事であり、これがブランドジャーナリズムという考え方です」

「コンテンツをつくるときにコストや時間以上に必要なのは、実は編集力です。やわらかいものから堅いものまで編集できる人が必要なんです」

「企業には必ずストーリーがあって、そのストーリーの中には消費者やステークホルダーにとって必ず有意義なものがあります」

「企業自身がそのストーリーは何かを発見し、コンテンツにしていくことによって、自社商品やブランドの良さを知ってもらうために、もっと消費者が興味を持ちそうなストーリーを語ってほしいと思います」