2024年問題、加入電話がIP電話に!
あなたを狙う詐欺に注意

「2024年問題に注意」という話をテレビで見ました。

くらし☆解説「加入電話 迫る“2024年問題” 悪質商法に注意!」

放送:2017年11月9日

何のことだろうと思っていると、
今使っている固定電話が大きく変わるのだそうです。

「直前だと工事が混雑するので、早めに交換した方が良い」
といって様々なサービスを巧みに売りつける詐欺に警戒せよという話です。

委員「設備の切り替えに便乗した悪質商法、これがどんどん出てくることが予想されます。例えば「電話機の買い替えが必要です。だからこの新しい電話機を買わないとだめです」という売り込みをしたり、「この回線の切り替え工事が必要だ」と言って、光ファイバーの回線を強引に売り込んだりとか、そういった悪質商法がこれから懸念されるのです」

聞き手「これは全部うそだということなんですね? だまされてはいけないということですね。被害が出ないように、NTTは何か手は打ってないんですか」

委員「そこで今、早速NTTの東日本、西日本が、今月上旬から始めたのは、この利用者にいつも送るこの電話料金の請求書の入ったこの封筒、この中にこういうチラシを同封をして、

注意の呼びかけを始めています。ここに書いてありますように、

電話局の設備を2024年1月以降に切り替えますと、それに伴って一番下のところですね、手続きがいるんですか?回線工事がいるんですか?電話機の変更は必要なんですか?これ全部不要です。必要ありませんと。 もう今までどおり使えますと明記されています」

こうしたことを売り込んでくる悪質商法には注意をしてくださいと言っているわけですね。

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電話が変わる

何が変わるのでしょうか。
現在使われている固定電話は、通話するとき電話局が持つ「交換機」を
いくつも経由して相手につながる仕組みです。

その交換機の製造が中止され、7年後の2024年にIP方式に変わるというのです。
IP方式は、私たちが普段使うインターネットによる伝送方式です。
インターネットには「ルーター」と呼ばれる装置でつながっていることは皆さんご承知と思いますが、
電話局の交換機が「ルーター」に置き換わるわけです。

安くなった通話料体系

わが家ではすでにIP電話に切り替えていますが、最大のメリットは通信費です。
IP電話は通話料が格安なのです。

同じ思いを持つ人は増えていて、加入電話は年々利用者が減少しています。

2016年度はピーク時の1997年度(6300万件)に比べ、35%弱の水準(2172万件)にまで落ち込んだ。
同じペースで縮小すれば、2025年度には1100万件前後とさらに半減する見通し。
NTT東西は▼足元の業績が絶好調とはいえ、死活問題となりかねない。

利用者にとってはうれしいニュースと言えそうですが、
困ったことに、IP網への移行に伴い、終了するサービスもあります。

「ナンバー・ディスプレイ」や「キャッチホン」、「ボイスワープ」などは継続するものの、
「短縮ダイヤル」や「キャッチホン・ディスプレイ」などは終了を予定するとNTT東西は公表しています。
これらは契約数がそれほど多くありませんが、
「INSネット(2016年12月末時点で約260万件)の▼デジタル通信モードのように影響が大きいものも含まれる」という報告もあります。

悪質商法に注意

ここで心配なのが、消費者の無知につけ込んだ悪質な勧誘や販売です。
「電話が使えなくなる」「インターネットが使えなくなる」
「電話料金が高くなる」「各種便乗キャンペーン」などが予想されます。

2024年、固定電話がIP電話化!これに関連する詐欺が増加の予想 | 初期診断が無料|パソコン修理・データ復旧|パソコン360|栃木県宇都宮市

まとめ

利用者の電話機や回線には全く影響がないのに、買い替えや工事を勧める手口で、これは詐欺です。くれぐれも見知らぬ業者からの勧誘には注意しましょう