ガジェット愛好家のAちゃんです。
日経トレンディの株&投信特集号は、ほったらかし投資入門がテーマです。
対談特集2は、カリスマファンドマネージャーの討論。
運用成績は年46.6%。日本中小型株ファンドの担い手、苦瓜達郎さんと、
超人気独立系ファンド「ひふみ投信」を立ち上げた藤野英一さんの対談特集です。
ビギナーでも市場で無視されている会社を見つけられます。
その手がかりについて語っていました。
上がる銘柄のサインはココに出る
株価の水準は全体に高いところにありますが、警戒水位には至っていないようです。
それを見分ける方法を二人はこう語っています。
バブルが起きるとバカなものが増えるので、それを見抜くことがバブルかどうか判断する一つの方法。
「素人の私でも億万長者になった」といった体験本が書店の平積み台を埋め尽くすようになったら危ないのだそうです。
プロの投資スタイルはこれだ
では、プロのファンドマネージャーはどういうスタイルで投資対象を選ぶのでしょうか。
個別企業の株価が本来の価値と比べて割安かどうかが東芝団の基準。
プロは割安に放置されている銘柄を買って適正水準になるのを5年でも10年でもじっと待つのだそうです。
重視するのはPER(株価収益率)が15倍程度を一つの目安とすること。
企業との面談など調査・分析を踏まえ、投資先候補となる企業の「基準価格」を算出しておき、
実際の株価と比較して基準価格との乖離率が高く、より割安度の高い銘柄から機械的に投資するのだそうです。
では実際にどんな銘柄に投資しているのでしょうか。
投資先ランキング
苦瓜さんが担当する日本中小型株ファンドの組み入れ銘柄上位の会社
- カチタス 東証一部・8919
- ジャックス 東証一部・8584
- LIXILビバ 東証一部・3564
- ニチアス 東証一部・5393
- KHネオケム 東証一部・4189
- ニチハ 東証一部・7516
- コーナン商事 東証一部・7516
- MCJ 東証2部・6670
- 愛三工業 東証一部・7283
- TPR 東証一部・6463
藤野さんが担当するひふみ投信の組み入れ銘柄上位
- SGホールディングス 東証一部・9143
- 東京センチュリー 東証一部・8439
- TDK 東証一部・6762
- 共立メンテナンス 東証一部・9616
- クレハ 東証一部・4023
- 光通信 東証一部・9435
- あいホールディングス 東証一部・3076
- ジャフコ 投資用一部・8595
- 兼松 東証一部・8020
- 日本電産 東証一部・6594
まとめ
流行りの行動経済学に「ハーディング効果」という理論があります。
他人と同じ株に投資すると安心する傾向があります。
この状態はこの理論から説明できるといいます。
「みなさんもそうしていますよ」とプロの株屋にささやかれると、ついその銘柄に目がくらみます。
プロがどのように銘柄を選ぶのか、その仕組を十分取材してみることが大切です。