グーグル出身者が立ち上げた「カフェでコーヒー飲み放題」会員制サービス

グーグル出身者が立ち上げた「カフェでコーヒー飲み放題」会員制サービス

 

東急東横線・大井町線の自由が丘駅から歩いて5分程度。

商店街の一角に4月22日にオープンしたこの店は毎月一定の金額を支払うことで、コーヒーなどが飲み放題になる「サブスクリプション型」の飲食店です。

「”IT目線”でコーヒーハックを提案する」というのがこの店のコンセプト。デジタル・テクノロジーの味わいもプラスしたお店なのです。

ALPHA BETA COFFEE CLUB(アルファベータコーヒークラブ)

Alpha Beta Coffee Club

住所:東京都目黒区自由が丘2丁目10-4ミルシェ自由が丘3F

電話:03-5726-8433

年中無休 月~金 7:00~23:00 / 土日祝 10:00~23:00

このお店を創業したのは、グーグルでアジア太平洋地域のデジタルマーケティング責任者として働いていた大塚ケヴィンさん。

大塚さんははスタンフォード大学卒。グーグルのテクノロジーが普及し、人々の生活が激変していく様子を見てきました。

そこで「ITをほかの業界に持ち込むことで、面白いことができるんじゃないか」と考えて独立したのだそうです。

自由が丘を選んだのは「そしてITの“色”がない地域に、あえて持ち込みたいという考え」だったのだそうです。


グーグルでアジア太平洋地域のデジタルマーケティング責任者だった大塚ケヴィン(写真右)が創業。米サンフランシスコでフードデリヴァリーサービス事業「Zestly」を立ち上げたアルヴィン・チャン(写真左)がプロダクトマネジャー兼デザイナーとして加わった。

コーヒー豆の選び方やブレンドの分量、挽き方から抽出時間の管理までITで培った発想を活かし、「手順=プロトコル」を定型化しました。

会員管理には非接触型のICチップを導入。店内には高速Wi-Fiも完備しています。

まだ日本の飲食業界では馴染みがない「サブスクリプション」サーヴィスは、毎月決まった金額を支払うことで、コーヒーなどが飲み放題になるシステムです。

カリフォルニアのカフェでの主流となっているサービスを導入しました。

グーグルといえば、社員食堂の充実ぶりでも知られる企業です。

トーストやスイーツなどの軽食類にも行き届いたサービスが感じられます。

ビールのようにビールサーバーから窒素ガスで泡立てる「Nitro Cold Brew」は2011年にポートランドの「Stumpton Coffee」で人気を博した商品も暑い日には注目です。

¥7,500で翌月の同日まで(約30日間)コーヒーが飲み放題ということは、一日にならすと250円。

大量にコーヒーを飲む人にとっては注目のスポットの誕生です。