おしゃれな店が並ぶ吉祥寺に、秘密基地のようなパン屋さんがあるのをご存知ですか?
吉祥寺に来たら絶対立ち寄りたい!美味でお洒落なパン屋さんをご紹介します。
東京・武蔵野市吉祥寺は新宿からも渋谷からもおよそ15分。駅の南側には井の頭公園があります。
吉祥寺は「住みたい街」ランキングで毎年一位になる人気の街です。いかにも吉祥寺らしい店があると聞き駅から10分の住宅街へ向かいました。
吉祥寺北口から喧騒を抜け、てくてく北西に歩いていくと、まわりに店がなくなります。ほんとうにここなのでしょうか。
心細くなってきたところに見えてきたシンプルな四角い建物。ここがパン屋さんだと思いますか?
ビルの脇からほのかな香りが漂ってきました。階段を下り扉を開けると、まるで高級アパレル店やジュエリー店のようなスタイリッシュな空間が広がります。
パン屋の名は「Dans Dix ans(ダンディゾン)」
働いている方のコスチュームも簡素でまるで白衣のよう。とってもおしゃれ。
オープンしたのは14年前。大きな看板も特になく、入り口にはパンの画像とロゴが入ったちいさな看板のみ。商品の並ぶ棚はまるで美術館のようです。
毎日食べるパンだから、体にやさしいものを、そしてその10年後も食べていてほしい…という意味を込めてつけられた名前だそうです。
大人を意識したパン。黒豆やオリーブが中に入っていてつまみにもなるのだそうです。
パンは店の奥で作っています。原料は北海道産。できるかぎり有機栽培のものを使っています。週末は閉店前に売り切れになることも多いとか。
「
メインとなる4種類の食パンは、どれも食べ切りの小型サイズです。
無農薬の野菜や果物を使ったパンなど、常時35種類ほどのパンが並びます。
日本を代表するパンなんだから、ナチュラルなものにしていきたい。
添加物や、化学物質がなにも入ってない、小さい子供が安心してを食べられるパンが常識になるような世の中に少しずつ変えていこうというのがこの店のコンセプトなのです。
ここでは接客にも特徴があります。お客様の注文はスタッフがマンツーマンで対応します。
ここでは自分でトレイに乗せてパンを選ぶということはしません。
スタッフがお客さんについてパンを選んでくれるというとても新しいスタイルのパン屋なのです。
ガラス張りの厨房に、白を基調とした揃いの制服に、スタッフの説明を受けながら個別にパンを選ぶスタイルと、初めて訪れた人はちょっと戸惑うかもしれなません。
オーナーの引田保さんです。かつてはIT企業に勤めるモーレツサラリーマンでした。
52歳で早期退職し、第二の人生は妻の意見でパン屋を開きました。
の引田かおりさんは、当時空き地だったこの土地を眺めるたびに「いつかここでなにかできたらいいな」と漠然と思っていたそうです。
ご主人の退職を機にビルを建て、ついに「大好きな吉祥寺においしいパン屋をつくりたい」との夢を実現させました。
体に優しいパンをスタッフと一緒につくり、美しいところで買える。大人が安心できるパン屋を目指しているのだとか。
朝が充実する過ごし方や50代からの習慣を引田かおりさんに聞く – 北欧、暮らしの道具店
この季節。一番人気なのが冷たいチョコを挟んだパンです。
季節の商品やスプレッド、スイーツなども食事としてだけではなく、おやつとしても十分に楽しめます。
週末やタイミングによっては、お目当てのものが焼いている最中であったり、商品がほとんど売り切れ状態だったりすることがあるので、取り置きの予約を入れてから来店される方も少なくありません。
お店のキャッチコピーは「毎日食べるパンだから」。添加物を一切使用しない、体にやさしい美味しさに出会えます。
ダンディゾン
4種類の食パンを中心に、「おいしくて体にやさしい」少量づつ焼き上げられるパンを販売するベーカリー。おやつパンや季節パンも用意。
所在地: 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目28−2
時間: 本日営業 · 10時00分~18時00分
電話: 0422-23-2595