日曜美術館 「 杉本博司 江之浦測候所奇譚(きたん)」

世界的アーティスト・ 杉本博司 が自らの「遺作」として神奈川県小田原市に作っている巨大アート施設・江之浦測候所。冬至の日の出の光が突き抜けるずい道。日本各地から集められた有名無名の石。今年3月には海を背に建てた朱塗りの社に、奈良・春日大社から神霊を招いた。「五千年後に遺跡としていかに美しく残るか」を考えているという杉本は、石に取りつかれ、骨董に呼ばれていると、不思議な体験を夜明けまで語るのだった…。

放送:2022年7月10日

日曜美術館 過去の放送 | 風流

日曜美術館 「杉本博司 江之浦測候所奇譚(きたん)」

夢の世界に生きてて
ほとんど毎晩の夢見てますね
ほとんど夢から出てきた発想が
作品になってくるということですよね
それは一人のアーティストが見た夢
その夢に私たちのはるか昔の記憶を呼び起こす
不思議な力が宿っています
タコの歴史を刻む巨石
はい海を背に立つ朱塗りの社
この場所のな江之浦測候所
相模湾を望む
広大な土地に気付かれたと施設です
うん手掛けたのは現代美術作家
杉本大写真家として
ニュヨクを拠点に
長年活動してきました
はい代表作は会計古代人とですね
現代人が同じ風景を見ることができるか
という設問をしたんですよね
自分自身海の景色っていうのはですね
そんなに変わってないんじゃないか
と思うんですね
現在は舞台演出や建築など
様々な分野でも活躍しています
うんそして今自らの遺作として制作を続けている
江之浦測候所杉本博士は
この場所で私たちに
どんな夢を見せるというのでしょうか
ああ
うん

す今日は
えーの裏即効性やってきました
お寺か神社みたいですねさんどうですか
失礼します
箱根の山の麓
小田原市家の裏に二千十七年
江之浦測候所はオープンしました
これすごいなこれじゃあここに入ります
失礼します
まず現れたのは
石の壁とガラスが続く
百メートルのギャラリです
ああなるほどこれはだから
あの杉本さんの作品ですよね
会計士杉本大の連作会計です
会計シリーズですから
世界のさまざまな場所から見た海風景
こちらにも別の会計がちょっとちょっと似てない
今日の天候のこの小田原の海と
どこの会計か分かりませんけども
ちょっとやっぱ雰囲気が
似てるような気がしますね
すごい眺めだ
目の前に広がる相模湾の会計だって
海辺ですね出身こんな大きいじゃないですかね
僕の田舎の入江ですから
小さいあでも本当なんか
海の風景って世界各地ね
どっから見ても似てるようで
みんなそれぞれ違う表情なんですかね
小野さんあこんにちは
初めまして終わりますよろしくお願いします
この場所本当素晴らしい場所
簡単と共にここにあのー今言いましたが
ま全体を自分のえー修正をかけたあと
作品と捉えているんですよね
これこれ全体があと作品でそう
江之浦測候所は
広大な敷地に建てられた超巨大彼と
それにしてもなぜ
速攻所という名前なんでしょうか
古代人のメンタリティをもう一回
ここで感じられるような施設を作って
みたいなそれで
陽の光太陽の向こうを
速攻するための
測候所という名前にしたんですよね
だから今おっしゃったように育った
太陽のま光ですね
ある種こう感じながら
それをこう測定していくとですねま
それが文明の始まりであり
農耕の起源に持っていくいうことでですよね
ですからそのためにまずはここはあのー
夏至の方向に向かってですね
太陽が東から昇って光がこう入ってくる直線
二百メートルの水道の一番向こうまで
光が突き抜けですかすげえ本当ですか
はい大野さんが
歩いてきた夏至紅葉版百メートルギャラリー
一年に一度
夏至の朝だけ太陽の光が
ここを通り抜けるように設計されています
それと同時にそこにあの茶色いおり
典子という鉄でできた箱がずっと繋がってて
ハッチは七十メートル
あのー先が当時の当時の時に
太陽が残ってるときに
あのトンネルが光が好きですね
ということですね
はい当時の朝日は当時紅葉廃隧道
こんな風に貫いて輝きます
江之浦測候所には
光と海を体感する
様々な仕掛けがあります
素晴らしいねすごいあ
結構それで自分がなんか
空空を歩いてるような感じですね
して一帯はかつてみかん畑でした
豊かな自然派の残したまま
と作品でしたのです
はいうん続いて
当時の朝日が通り抜ける隧道の中へ
いくつか今度は区切られてるから
なんかこうフレームの中に
光が入ってくるんですね
建物の二つの軸線は
当時の朝日と
夏至の朝日に対応しています
江之浦測候所太陽の光によって
設計されているのです
隧道の中にもう一つ
太陽の光で作られた後がお待ちして
これはいったいこれ
七十メートルの水道のえー中心部にいます
光の緯度と上にも井戸があって
人にも井戸があると
地上に置かれた井戸
隧道の中の井戸に繋がっています
光を集めているから光井戸雨の日はですね
一つ一つが良く見えるっていうくらい
中に光を頭に落ちてくるんですよ

これしかも喋ってて声も不思議な反響する
えーあとなんかこう
石室の中にいるみたいな感じですね
これもなんか古代の感覚をちょっとより
これをあの作り続けてたんですけども
驚くべき同じような構造を持った
古代遺跡があったと
それはアイルランドにありました
五千年前の遺跡
ニューグレンジ当時の朝日が
遺跡の奥深くお照らします
杉本さんはこのことを知り
自分のプランに自信を持ちました
古代人になったつもりですね
僕は初めてこの地球上に生まれてきた
最初の人間だったみたいなね
文明を始めようっていう時に
こういうものをさ
住みたいなと思ったんだろうなという
血の中に流れてる
古い記憶っていうんですかね
そういうものは感じるんですよね
有給の昔古代人が
意識を持ってまずしたことは
天空の内にある
自身の場を確認する作業である
そしてそれがあとの起源でもあった
はい今年二月江之浦測候所に
巨大な石が据え付けられました
その到来を祝い雅楽が奏でられます
この石南都東大寺にかつて存在していた
七十の塔の礎石です
はい奈良時代大仏改元の華やかな方
用の音楽も聞いていたはず
ええうん由緒正しき医師から名もなき医師まで
江之浦測候所には
杉本さんの心理的に構った石が
集められています
この日杉本さんは
小田原市内の採掘場にいました
ここで取れる根府川石は面積とうたわれ
江戸時代船で京都にも運ばれました
杉本さんは医師の声を聞くと言います
石が石を呼ぶっていうんですかね
硬い石の声がキンキンと響いてくるようなんで
こういうね気の雫が当たると
その独特の木の種類によって
この講義が変わってくるんですよ
こういうのいい話でしょ
ここで小雨でもすると鍬とこの色がね
また浮いてきてね
結構長い時間探してらっしゃる
そうそうそうそうなことを探してますよ
一緒に洗わ半日ぐらいええじゃあ芸術でしょうね
石田さんは募集してみるここにあります
私は医師に取り付かれている
または私が医師に取り付いている
のだろうか
ああすごいな
これなんか石のワンダーランドじゃないですかね
凄いこれは石碑石塔じゅうさんじゅうのとうです
十三十あそこに内山永久寺
じゅうさんじゅうのとうと内山永久寺は
かつて奈良天理市に存在した大臣です
うん明治維新の廃仏毀釈で寺は壊され
今は行けだけが残っています
江戸時代の絵図を見ると
池のほとりに
確かにじゅうさん
じゅうのとうが描かれています
この塔はバラバラになった状態で
奈良県内の石屋さんにありました
これを偶然僕が発見しまして
いやこれは奇跡として
今バラバラになって
その辺に散らかってたんですよ
その重なってないんですね
それでまずこの梵字を見たんですよね
この文字が古いとすぐ分かったんですよね
これはもう少なくとも
鎌倉時代はあるだろうとで曲を探したら
ゴロゴロ散らばったので
触れんで一回組んでみたんですよね
その人は全部揃ってて
そんなバラバラになってたんで
それでも見つけられた時には散らばって
だからそれはあのー易く書いたっていうかね
石屋さんの廃材を置きます
まあでもその石屋さんたちも
よく分かってなかったってことですか
価値は分かってなかったですね
すごい愚かな質問ですけど
これ順番はよく判り
いやいやだんだんだんだん小さくなって
微妙にそうなってるんですか
こういうあのー偶然に集まってくる医師
というのがこれはですね
これは礎石だったものを
筑波になってるんですけども
これは知ってたってことですから柱ですけども
これは比叡山のふもと
日吉大社にあった礎石です
火で燃えた跡があるんですか
これは比叡山の信長の役の時に
焼けて残ったものなんですよね
こう何千人も殺されたっていう阿鼻叫喚を
この石を聞いていたんです
刺さっちゃった
ちょっと声が聞こえてきませんでした
でもこれどうやって見つかるですか
ここに住みたい
という猫で来てしまうんですよ
本当本当本当ですか
安藤忠雄さんがここに来て
お前は意識しやなと言われまして
僕なんか図面に石って書くだけやはい
室町時代に作られたほうとうここには
人類市の悲劇が刻まれています
広島の爆心地近くで被爆し
この答申の部分だけが残りました
はいありがとうこの絵の裏に集まってくる
色々な特に遺跡偽造美術品はですね
縁があって
ここにみんな避難してきてるんじゃないかな
と思うんですよね大袈裟に言えばですね
何かノアの箱舟を作れ
って言われてるような気がするんですよね
自分がノアになったと言わ
ないんですけども
何かそういう不思議な因縁を感じますね
はい杉本さんは
東京御徒町の消化の長男として生まれ
育ちました
子供の頃から
なんかこのこの世の中って本当にあるんだろうか
っていうとですね
なんかこう不思議な感覚があったんですよね
和室のね天井で布団を敷いて
夜目が覚めてると
木の芽がいっぱいあるんですよ
ずっと見てると
その木の木材の目が大きくなってる
向こう側に連れてかれそうだなっていう
そういう気持ちがするんですよね
子供の時そんな杉本少年がのめり込んだのが
鉄道模型とジオラマの政策でした
ですからこう小学生の頃から
もう経営を作る小屋みたいのをですね
ここでこうしこしこしこしこなんか
作ってる子供でしたね
模型を作ることによって
何か世界をこう理解しようで模型を作ると
なんか安心するんですよね
世界の雛形を作ったから
これでちゃんと世の中が本当にあるんだよ
模型があるじゃない
はいいうことなんじゃないかなと
今ね思い返してみるとですね
うん石で作ったジオラマのような
江之浦測候所
あれはだから
子供の時の模型を引き続きやってて
ただ規模とスケールが非常に大きくなった
世界の雛形を作るみたいなねはい
杉本さんは大学卒業後写真家を志し
アメリカに渡ります
若手アーティストがしのぎを削る
ニュヨク独特な発想とたすごい写真技術で
頭角を現していきます
杉本三十七歳の時の作品です
アフリカではなく
ニュヨクで撮影しました
愛音がですね
この白シマウマを殺して
こう去っていくとこですね
食べ終わって
これはあのニュヨクの市内にありまして
ですね自然史博物館っていうのが
そのセントラルパークウエスト先を入力しないので
そこに作られている
この白星のセットなんですね
これは生きてはいない剥製
なのにそれゆえに
時間を超えた存在感を放っています
同じく自然史博物館で撮影したこの作品は
ニュヨク近代美術館に買い取られ
杉本さんの名が一躍
知られるようになります
これは劇場シリーズと呼ばれる
同時期の作品です
劇場に浮かび上がる白いスクリーン
ここにこう映画のスクリーンがありますねで
ここに映画が実際に映されてるわけ
これは映画一本分が
ここにこう映されてるところを
またこちら側からカメラで
えー取ってる訳ですね
ですからこれ二時間ぐらいこれ
カメラは開けっ放しにしておく訳です
ま六おばさんになるわけですけども
その光を受けて
映画館の中全体がこうぼっと出てくるという
そういうような
まコンセプトで
撮ってるシリーズなんですけどね
焼き付けられた映画一本分の
そして三十代から取り組んでいる
会計シリーズモノクロームの無限の会長が
遠い記憶を想起させます
個体人が見てた風景を見られるかっていう
投稿なら始まったのは会計ですけどもね
じゃその個体人のメンタリティで
どうやって人間が人間になった時ね
意識ってどうやってお願いしてきたのか
なんですね
その時にはやっぱり太陽が昇るのを見て
月が上で日が沈むのを見
てそういう時間の意識を持つことが
心を持つ意識を持つことが
一番最初のステップじゃなかったのかな
という風に思う訳ですよね
古代人の記憶の欠片を
医師に海太陽に探ります
うわすごいな
これは世阿弥の作った夢幻能のように
そのを行き来します
これが石舞台いし
各々がちゃんと延納できるサイズに
これぐらいのサイズになってるんですよね
この土地を造成中に出てきた
石を組んで作った石舞台
ここで実際に能を上演しました
でこれが橋掛りが石の橋が
ここから橋懸すごいですね
二十四トンがありますね
四十そんなものを持ってこられたんですか
すごいですね
広大な土地を切り開き
巨石を運び十年
以上もえーの浦添工場を作り続ける杉本さん
完成はいつなのでしょうか
ピラミッドみたいなで
遺跡とかあギザパルテノンってあります
ああいうこう昔あった文明の痕跡として
ここが美しくなければならないっていうのが
僕の想定なんですよね
ここはあのー五千年後に遺跡として
いかに美しく残るそのコンセプトがねだから
人類文明がもしかしたら転んでるかも
しれないですから
この百メートルギャラリも
屋根は全部崩れちゃって
ここにツタが絡まって
この大野市の壁は残ると思うんですね
五千年前にはここに人がいてで
こういうなんか面白いもの作ってたな
そういう言葉なんで
あのー竣工っていうのは
五千年先に設定されていると
だからまだ五千年後の遺跡は
今日も増築され続けています
私にとって本当に美しいと思えるものは
時間に対してあるものです
時間その容赦なく押し寄せてくる腐食の力
全てを土に返そうとする意志
それに耐えて生き残った形と色ええ
平安時代に作られた女神の像
どんな紙なのか
どこに祀られていたのかは
わかっていません
杉本さんは三十代の頃から
ずっと手元に置いてきました
日本の古美術品に長年にわたり
身近に接してきたことが
杉本あとの根底にあります
強さって現代あとの方だとずっと思ってて
ところがすごくなんか歴史なんかね
歴史っていうんですかね
歴史まコピーワンスの間
終身もしてきましたし
あの若い頃三十代はニュヨクでコンビ
次長もやってたんですよね
日本の歴史にものとして
こう実物をと一緒に暮らすという
ことでその当時の奈良時代のだったら
奈良時代の疲れたね
なぜさせながら
その当時の感覚を読み戻すように
してきたんですよね
古代人のメンタリティっていうのは
その自分のその
アーティスティックな発想の源泉ですよね
持っていることによって
実際に分かる気がするんですよね
そういう気持ちが分かるということで者の方も
そういうところに吸い寄せられてくる
なんか地盤みたいなものができたんじゃない
かなと思うんですよね
その地場は驚くべき時間を超えて
吸い寄せます
その者たちは
敷地内の森の
小さな小屋に集められていました
ここはかセックス化石の薬ですね
洞窟化石はいそれでですね
これは美術次にこれ骨董屋時代は看板ですね
これ本物本物これを掲げてたんですか
この技術すぎます
これニュヨクに入力はい
失礼しますか石窟これはね
もともと作業小屋元々のみかん後夜
失礼します
かつてこの土地にあったミカン農家の作業小屋
こちらはですね
ここはそこの小屋に
もともと残ってたものが大半を占めてる
本当にここで使って使われたミカン小屋で
僕は子供よく覚えてるあれですよね
もう匂いがしません
これがマイってやつですねこれそうですね
肥料としてあれかっこ背負うやつですか
これはこれ一個で
みかんを収穫して大変な労働おすごい
これこれ化石ですよね
昭和の農具たちと同居しているのは
杉本さんが集めた化石のコレクション
何億年も前の
地球に生きていた者たちです
これ本物ですよね
みんなこれどっか一つに
過ごさの作品が混じってるっていうか
そういうのじゃないですか
さらにこんなものまで
これはアフリカに落ちてきた隕石隕鉄はい
これね持ってくださいまじで
こっちであっちでいいですか
えーこれなんでこんな思いの雪ですからで
こういうものが空から降ってくる死にますよ
当たったらこんな思いだこれのあの中に入ってる
鉛の含有量を研究したことによって
あのー太陽系の歴史が四十六億年
っていうのは推定されてるんですよね
これからこれが宇宙にあって宇宙
から降ってきて宇宙の神秘だ
もっとま重要なここのガラス
まずなんですよね
ここから外のなんか変なものが見える彼はあのー
縄文時代の尺棒なんですよね
縄文時代男根崇拝と言われてるんですけども
縄文時代の石器ぼ僕がですね
それをこっからこう拝むこともできますね
小屋の裏に回ってみるとああすごいですね
これでも大きなこれ何の木ですか
これはクスクスがあるんですけども
ここがあのやぶに覆われていて
こう人が入れなかったんですよ
それをこう切って言ったら
こういう造形物ですかね
老木の根本にあったほら
そこに杉本さんは
持っていた
縄文時代の石器棒を奉りました
うん
うん
これをまあのご本尊です

古いもんじゃないですよこれはね
縄文時代ですから
こちらにはそれに先行する化石群が
四億年前六年前という時間の堆積物
全部で一番卑近では
この農夫がほんのなんか五十年前
六十年前なんですよね
一気に時間時間うわ
ここスケールがその幅が軸は
太陽系の歴史そうですね
なんつうんだろう
二十一世紀の技術の水があるかと思えば
大臣のまなざしも体験できるしね
まこれは人間も含めて全生命し物質しね

ここに江之浦測候所
誕生のきっかけとなった作品があります
よいしょよいしょでしょ
よいしょでもこれ二十年なんですよね
たってからここが
建築的な作品の第一作目ですから
この後神社ができたことによって
だいぶ人生が変わりました
二十年前杉本さんがあととして再建した
地元の古い人初めて手掛けた建築作品です
はいリセリングの神明造り
という形にえーなぞらえて救われています
上のあの社は
もう殆ど朽ち果てていたんですが
足の部分だけがかろうじて使えるので
そこだけは古いものを使って
後ろ全部これ作り直しているんですけども
本題へと伸びる不思議なんです
キラキラしてますよね
このガラスは特殊なガラスで
光学ガラスセン
光のカメラのレンズを作るための
原石みたいなんですよ
ま光がこう通過して綺麗なんですけども
これ地下室に行くとですね
このガラスに当たった日の光がずっと
この地下室まで繋がって
そこの買い替えの明かりが見える
ということが観察されます
神社の地下にあるのは
古墳の石室のような空間
遠い昔には
聖なる場所に
神社と古墳が共存する
時代があったのではないか
そう思いを馳せ形にしました
日本人のこう心のルーツって
どういうものかっていうことを考えると
やっぱりその当時
人々はどういうようなえー心持ちて
神様を選んで行かなくなっていうことをま
自分でこう遠い記憶を思い出す
というか想像上で自分の中で再現して
古代の自分が目覚めていく
古代の記憶に目覚め

そして今年三月
の江之浦測候所

私はこの森に心霊を招請しなければならない
と思った神社を作らなければ
ならないのだ

うん杉本さんは社を作りました
そしてここに
本物の神様を迎えることになったのです
こう回収してから五年目なんですけども
ずっとやっぱりこれだけ
一万二千坪の敷地がありまして
やはりその鎮守の森にはそのお社があって
そこの土地のね指令をお祀りしないと
これはもう本当に我が国改装以来の伝統ですから
いつの頃からか
神様をお招きするとしたら
春日の神様ちゃうだよね
とずっと思ってきたんですよね
杉本さんのたっての願いで
お迎えすることになったのはなら春日大社の上
全国におよそ三千社ある
春日神社の総本社です
うんうん春日大社の神域として
千年以上守られてきた森です
春日の神の使いしかを象った室町時代の銅像
杉本さんのコレクションのひとつです
うんこの四半世紀杉本さんが心惹かれ
集めてきた美術品は
なぜか春日大社にまつわるものが多かった
といいます
これはあのーそうですね
あの春日の神の使いである
しかを表現したもので
背中に乗っているところはですね
作品としてねつ造したって言うんですかね
あの上に乗ってる五輪の塔は
杉本作品のえー光学ガラス五輪の塔で
あの水球の丸い中にですね
よく見ると会計の画像がですね
フィルム状になっ分かりました
ここに入ってましたはいこう
室町時代の上の歯科の彫像の上に
現代美術館の杉本の作品が
背中に乗っているという現代美術
現代現代あ隣の現代こいつ
そうですね本当すごい室町時代のものと
今の二十一
世紀の妹さんの作品が融合してるですね
そうですねあと他にも春日にプライスは
あの名えー商人の掛け軸ですね
これも春日にあの名医者一か
信仰に非常に深く気にしてますし
さすがに本物じゃないし
もちろんこれ表人が
本物なんですかすいません
すごいこれこれゆ日記の本物のものです
あと春日宮曼荼羅っていう
これは鎌倉時代の映画ですね
本当に珍しい若宮だけを書いた
しかも他にあとの目標があるんですかね
ありとあらゆるものが集まってきたんですか
集まってきたんですね
妹さんが引き寄せられているのか
を引き寄せているのかどっちなんですよね
いや僕
の気持ちが引き寄せられている
引き寄せられ共振作用みたいになってるんですね
そういうこともあって
稼が社を本格的に見た
ままにしていただいて
春日社というのを作って
そうですよねええ
三月二十七日春日大社のぐじが参列する中
新年を迎える儀式が行われました
闇が社を覆ったそのとき
白い布の向こう神職たちの声に包まれながら
上が社へと移ります
うんうんそれでは次に
ご神前に玉串を奉りましてはいえでございます
ご参列を代表しまして
月本洋ドラ厳かな上の気配杉本さんに
いつにない緊張感が漂います
それではご参列の皆様は
杉本様に合わされまして
二礼二拍手数年の子様にて
ご配慮いただきます

これ神社ですよね
もちろんそうです
本当の本当の神社の毎日
捧げ物お供えをして
なんでひと月に一回は大きい
えーお祭りをして
一年に一回は大祭をするということと
それからずっとやっていかなくちゃ
でもそうなるとこれはあとなんだろうかと
これは日曜美術館なんです
けどこれはその現代芸術家なんだけど的な
この心の持ちようというのは
どういうものかっていうことをずっとまあ
考えていきたいですよね
ですから宗教もあと特に日本の場合はですね
本当に縄文時代からこう
自然の中に
神の声を聞く
ということをずっとやってきてまして心の
支えを表現するのが
あとだと思うんですよね
はいあれは明けの明星でしょ明けの明星ですか
すごい綺麗ですね
明るいですよねすごい
そこで本当に朝を過ごせるっていうのは
本当にあの幸せなことだ
ま古代人たちも
ここでこういう風景を見ていたであろうと
古代のロマンみたいなさせることも
できますよね
ほんと今度海の表情も
見えるようになってきましたね
潮の流れというかな
こう穏やかな風が
水面をこう当たっていく風がね
こう本当に渡っていく動いていく表情
も見える風の表情が僕すごい思ったんですけど
その直さんこの場所をまあ
あのご自身のまあ
その芸術館に従ってこう作品作っておられます
けど水はさんご自身のなんかこう
刻印を感じられるところもあれば凄い
そこが完全に消えてらっしゃる
決して自分を消してらっしゃるって感じる
ところもあって
俺が折れた感っていうのはなんかこう
そこに強い杉本博っていううん
個性っていうのは
逆に消えていけば
もっと崇高な作品になるかな
と思うんですよね
ああこいつがああ凄い生き物みたいな
それは一人のアーティストが見た夢ええ
だからもこれ見たらなんか
今日一日良いことが起きそうな気が好きです

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aerith
ガジェット愛好家です。世の中にあふれるモノゴトはすべてヒトが作り出したもの。新しいモノの背景にある人の営みを探るのが大好きです。発見した情報はまとめて発信しています。