大人気落語家・林家たい平さんの、美術大学時代の型染作品から自らデザインした手ぬぐいまで紹介!▽海外でも人気の 型染 のれん。ギリギリまでそぎ落としたデザインとは?!▽伝統の「伊勢型紙」。小刀一本でミクロに彫り上げる型彫師の技!▽昔の型紙を組み合わせてモダンな印象に仕立てる、江戸小紋師の帯▽人間国宝・芹沢銈介の名品とデザイン秘話。▽布だけじゃない!カレンダーから詩まで和紙の 型染 !<File559>
放送:2022年6月17日
美の壺「暮らしにぬくもり 型染 」
よくくっきり大胆に
神奈川
県の湯河原町
ここに型染めの工房があります
工房の二代目高田町たーさん
高田さんは型染で様々なものを制作しています
中でも暖簾は店だけでなく
インテリアや部屋の間仕切りとしても人気です
湯河原から見える富士山を大胆な構図で染めたの練習
こちらは地元で取れるわさびAIを使って型染めしました
包丁と砥石ののれんはフランスの刃物店からの依頼で制作しました
この日染めるのはレンコンの暖簾
レンコンは穴から先を見通せるということで
縁起がいい柄と言われ
の
布に型紙を重ね上からのり
を塗ります
ポイントはのりの暑さ蒸れが薄いと染めた時に染料が入ってしまい
暑すぎるとか手紙と一緒に剥がれてしまいます
一昼夜かけてのりを乾かした後
裏からも法を施しは
型紙も裏返してきたり
表と裏両方に糊を塗ることで
模様がよりくっきりと浮かび上がるのだといいます
のりが乾いたらムラなく染めるために
1度水に浸してから藍で染めます
気温湿度で染め上がりが変わるため時間を緻密に計算上は30秒
乾かしたらもう1度染めて糊を落とすと完成です
ときにまずはスケッチしたものを簡略化したり
こうしてなるべく引き算をしていく蓮根だって
ギリギリわかる図案にするんですよね
ねその直線も曲線が出てこないんですよ
その染物でやってるから
どうしてもノリがちょっとだけ出てしまったりとか
そうするとちょっとだけこう
せんが歪みますよね
でそういうものが型染めのいいところであってねえ
あえてきっちりしない所っていうふうには思いますね
型染めの魅力かなとは思います
消し方間違いなくこっち
は
これは型紙だね
編物の道具だったんですね
これは奥義だね
こっちはこれ
麻の葉からいいね
それ
は見たことない模様ですね
確かこれ何だろう
これを我が家の模様とする
型染めに欠かせない型紙が広く普及した江戸時代には
様々な図案の型紙が作られました
その多くは現在の三重県鈴鹿市で生産されました伊勢型紙です
ここには江戸時代から現在までのおよそろくせん
倍の伊勢型紙が所蔵されています
これはあの子供を描いた型紙なんですけれども
無料の子供は雨を呼ぶと言いまして
雨を願う気持ちなどを込めて作られた方が身だと思います
この子よく見ていただくと急に見えませんか可愛いんですよ
アルバム通常盤には
幕末から明治初期と思われる型紙鯉の滝登りが描かれています
立身出世を象徴するおめでたい図案です
現在でも型紙堀の伝統は受け継がれています
かたほりしの内田いさおさん
主に江戸や明治の古い型紙を復刻しています
これは明治時代の型紙で一面に咲き誇る尻の花
実は同じパターンの繰り返しになっているのだそうです
内田さんはまずオリジナルの型紙の写しから
一部分を切り取った小さな肩を作ります
これをご本と言います
ご本の上下と左右をつないでいくと
花も茎もぴたりと繋がって一つの大きな模様になります
これを彫って型紙を作ります
型紙は耐久性が高いとされる箕輪塩柿渋でさん枚張り合わせたもの
無料ろく枚重ねて一度にほります
ほり終わるのに
集荷
も昔の人はやっぱりこっちを
言ったらなさん職人がおったやろ
ペペ競漕船なら負けやコアの花で木聡子ほりました味のある渡橋店
今日二つ目のツボは髪が生み出す無限の世界
江戸小紋市の菊池博美さんです
仏壇は江戸時代に流行した型染め江戸小紋をもとに
現代にも入る小物製作に取り組んでいます
亀に使うのは菊池さんが集めた昔の伊勢型紙の日は
菊の模様の型紙をつかいます
大正から昭和初期の図案で
元は一つだった紙を三つに分けて彫り直してもらいました
染めるのは菊の花に横縞のデザイン
同時大正ロマンの風潮の中で好まれた大胆な柄です
ここからさらに菊池さんならではの工夫が
江戸小紋の伝統文様大賞あられの型紙で
菊の上にアラレの型紙を合わせてのりを塗ります
のりにはわずかに染料を混ぜほのかな色に染めるのだとか
形を合わせと私を呼んでいるんですが
江戸小紋と合わせることで
また奥行きのあるそこになんで表情が出てくると言うか
風景が出てくるそんな感じがします
最後に地色を染め蒸して色を定着させたら
法を洗い落し
ます
異なる図案を合わせることで
モダンな印象のデザインが生まれました
伝統の図案に現代の息吹が吹き込まれた
形染めで染めてみようかなと思いましていいですね
一体何が出てきますかね
風に翻る細長い布が描いたような春夏秋冬文字の周りには
それぞれの季節の模様が多彩な色で染められています
転職かで型絵染めの人間国宝芹沢銈介の作品です
芹沢は人形だった型染めを全て一人で行い
独創的な表現で型染めを芸術の域に高めました
はちじゅーろく歳のとき
自身の作品ろっぴゃく点をご今日の静岡市に寄贈
美術館が開館しました
代表作の一つ買いもん着物会模様が
散りばめられた謎女の着物
全体的に高会の模様が散らされているんですけど
急いなそこの海の模様って
一つも繰り返されてるところがないんですね
全部違うパターンでただ大きな車ってそれはここの部分だけですね
海の模様が布とぬをまたいで入るんですよね
他の部分は布の幅の中に収まってる
んですけどここだけまた入れてそれによってですね
あたかもこ着物の中に模様が自由に焦らされてるような
そういう印象を生み出している
うちらはろくじゅーきゅー歳の時の作品
新編愛用の道具や収集した品々を題材にした型染め作品です
一見絵画にも見えるこの作品は署名と呼ばれています
型染めの染色技法を使いながら絵画的な表現を
追求した作品で
芹沢はこんなものも残しています
それだけスケの型染めカレンダー何でしょうね
まちの型染めカレンダーで
芹沢は元々布を染めるための型染めを応用しましを
染める技法を確立しました
ブレンダーをはじめ
カードや本の装丁絵本も手がけた
芹沢切ることのない創作意欲で型染めの可能性を広げていきました
そしたら中ではこのよっていうのは
もう洗えるものがやっぱり模様に見えてて
最後はその思いは中に溶けいたいっていう風に言ってるので
またから本当にそれだけつけて人はまあ
何の日とかと言われればま模様の人かなっていうふうに思いますね
今日最後のツボは何でも染める
何にでも染める
岩手県紫波郡紫波町に芹沢圭介の薫陶を受けた型染め作家がいます
これは宮沢賢治の注文の多い料理店をイメージした型染作品
カラフルな色彩で現地な物語の世界が表現されています
制作したのは小田中耕一さん
染物屋の家に生まれた小田中さんは高校卒業後
芹沢圭介のもとでじゅー年間学びました
そんなものでも
型染めのデザインに落とし込む芹澤の姿に感銘を受け
小田中さんは自らの表現を模索するようになります
やがて小田中さんはごじの型染と向かいます
話を人づてに聞いて
文字に関するあの資料とかもいただいたりして
ただいただいたのはいいんですけど
その文字を頂いたものを活用していないんじゃないかって
また怒られてずっといつも叱られっぱなしです
文字の型紙を彫ります
耳がバラバラにならないようにつながりを残して掘り進めます
ある
程度掘れたら型紙を裏返して車を貼り付けます
シャを切らないように注意しながら
文字のつながりを聞いとって行きます
そしてまた刀でここって口にだんだんこう様子が変わってきて
最後には自分が最初に発案した時よりもなく
こういうものができてくる楽しみが分からないところが
また楽しみだと思う最後に上がってくるね
こんな形になるのはの濃い色になって
面白かったなってこともありまだ
また逆のこともありません逆のことの方が多いですけどね
だからまた水にやろうかなっていう考えがつきますけど
水はけいすけに導かれて半世紀
小田中さんならではの文字がまた生まれました