玄関を開けたらいきなり「むきだしのトイレ」。部屋の真ん中に「ガラス張りのバスルーム」。どちらも賃貸マンションで、空室がでるとすぐに埋まるほどの人気物件だという。こうした「不思議な間取り」がいま、増加中。背景には空室率が上昇するなか、なんとか入居者を集めようというオーナー側の戦略があった。さらに、変わった間取りが話題を呼び、人気店となる飲食店まで。木村佳乃も驚いた、知られざる日本の不動産事情に迫る。
【司会】所ジョージ,木村佳乃,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【語り】吉田鋼太郎
放送:2018年4月26日
所さん!大変ですよ 「玄関にいきなりトイレ!?不思議な間取り大特集」
新宿まで電車4分、最寄り駅まで徒歩6分、
築5年のワンルーム住宅で家賃が7万1000円。
しかし、ドアを開けるとすぐトイレの物件があるのは東京中野区。
トイレのすぐ向かいにキッチンがあり、奥に収納スペースなしの4.1畳スペースがある。
若い方から人気の物件と紹介。
住んでいるITの企業務めの男性は長距離通勤が嫌だったと話す。
近くに店があるため人は呼ばず料理はせず帰って眠るだけの部屋。
目指すものはミニマリストで不便は感じないという。
部屋の真ん中にバスルーム!?
都内だけでいきなりトイレ物件は10か所以上。
部屋の真ん中んにバスルームのある大阪の物件を見学。
マンションの8階で家賃6万1000円、ワンルーム(35平方米)。
実際に真ん中にガラス張りの壁のある風呂があった。
変わった物件が好きという20代前半の女性が部屋を見学し、
海外のようで刺激的とコメント。
不思議な間取り急増 驚きの理由とは!?
不動産コンサルタントの長嶋修さん。
メディア掲載・放映履歴 – さくら事務所ホームインスペクション本部
不思議な間取りの物件が多い理由とは。
専門家は、相続税強化で節税対策のアパート建設により賃貸住宅の空室率が高まったから。
競争が激しいため今までと違う間取りを提供するようになってきている。
玄関を入ってすぐトイレという間取りは
、
仕切らないことで居住空間を広くとり、さらに部屋1つの面積が少ないため多く部屋を作ることが可能。
そのため家賃を抑えられる。
大人気 飲食店の秘密・川崎
神奈川・川崎にある階段下のデッドスペースに収まるカレー専門店は広さ3坪。
客らは「願い事が叶う」と言われている。
元従業員用の小さい扉もお目当てとしていた。
私立中学受験の時に毎日通い勝手口を用いていたという男の子が報告に来た。
願いが叶うと店主に写真を撮ってもらうのがしきたり。
結婚の夢を叶えた人は60人以上にのぼる。
大人気 飲食店の秘密・大阪
駅につながる地下街の33mのカウンター居酒屋。
パチンコ屋の裏の壁を利用しているため長い。
長すぎるため、注文が伝言され、出来たメニューはリレーで回されて提供される。
SNSで拡散され多くの客が訪れるようになった。
まとめ
狭い日本の住宅事情はかつて「うさぎ小屋」と呼ばれたこともありました。
事情は今も変わっていませんが、持ち物を減らすと居住空間を広くとることができるというのは発見でした。
ニュース番組の企画コーナーでは、変な物件紹介で終わってしまいますが、
そこをあとひと掘りすると、納得の裏事情が見えてきます。