愛猫家の作家たちは、今も昔も数知れず。もの書く人々はなにゆえに猫を愛する?
書下ろしの文章を作家たちに依頼、自由気ままな猫の姿と、彼ら彼女らを愛し同時に翻弄される?
作家たちの生活を映像化する、2回シリーズ。
直木賞候補「孤狼の血」が映画化され、今最も注目されるミステリー作家の柚月裕子さんは、山形県で2匹の猫と暮らしている。
ぴんと立った耳がチャーミングなヒマラヤンのメル(7歳・♀)と、丸くて大きい目をしたチンチラゴールデンのピノ(9歳・♀)。
おだやかで優しい性格の二匹は、いつも静かに柚月さんのそばにいる。
柚月さんは作家となって10年目。
子育てがひと段落した頃に地元の小説スクールに通ったのがデビューのきっかけだった。
作家となり忙しくなったときに飼いはじめたのが、メルとピノだった。
「自分が作家になれるとは思っていなかった」という柚月さんが創作で疲弊した時、静かにただそばにいてくれるメルとピノは、かけがえのない存在だ。
山形の美しい自然を背景に、ゆっくりと時間が流れる猫との日々を見つめる。
ネコメンタリー
猫も、杓子(しゃくし)も。ラブレターと決意表明のあいだ
「柚月裕子とメルとピノ」
放送:2018年8月13日(月)