世界のトレンド発信地ニューヨークで、カラフル&ポップな最新の雑貨を探す。旅人は、全国展開する有名ライフスタイルショップの敏腕バイヤー。SNS映えすると話題のショップから、業界きっての目利きが営む雑貨店まで、ネクストブレイクを求めて街中を大捜索。さらに注目のイラストレーターコンビとの商品開発の現場にも潜入。どんなステキなモノが生まれるのか?三浦春馬&JUJUもワクワクドキドキ!心躍る雑貨探しの旅へ!
【出演】三浦春馬,JUJU,【語り】神尾晋一郎
旅する人:
放送:2018年10月18日
世界はほしいモノにあふれてる 「NY発!カラフル&ポップな雑貨を探す旅アメリカ」
アメリカらしいテンションの上がる雑貨
世界を巡りそこにしかない素敵なものを探す旅。舞台はアメリカニューヨーク。カラフルでポップ。アメリカらしいテンションの上がる雑貨を探す。旅するバイヤーはPLAZAの村山由衣さん。全国展開するライフスタイルショップの敏腕バイヤーとして多くのヒット商品を発掘してきた。「商品と共にずっといたい。人生の思い出が作られていくっていうのがいいものかなって」旅のミッションはネクストブレイクを探すこと。ポイントは可愛い心がときめくかどうか。さらに今注目のイラストレーターとのコラボ商品も開発。そこに込められたメッセージとは。手にするだけで元気になるカラフル雑貨を探す旅。
マンハッタンの最新トレンド
ニューヨークはいつも刺激的。訪れるたびに新しいものとの出会いがある。まずは街中のショップをめぐり最新のトレンドを探る。最初にやってきたのはマンハッタン。連日行列ができる期間限定ショップ。コンセプトはアイスクリーム。インスタばえするカラフルなオブジェが人気に火を付けた。きっかけは2年前ニューヨークで開かれたアートイベント。見る人をドキドキさせる圧巻のビジュアルでSNS世代の圧倒的な支持を集めた。手がけたのは20代のクリエイター、マリーエリス・バン。子供の頃に夢見た世界を形にしたと言う。その世界観を凝縮した限定グッズも。「全部ピンクすごい、ただのCAPなのにチョコレート色の牛乳パックに入っているだけでかわいい」注目したのはその色使い。「グリーンっぽいのにピンクが。ビンク×グリーンってトレンドの配色なのでひきつけられる」デコレーションに使うカラフルなお菓子をモチーフにしたパーティグッズ。仕事でも心の底から楽しむのが村山さん流。「テンション高くモノを見ないと発見もできない。自分が一般のお客様のように楽しいお買い物体験をするってことは市場調査を刷る上で大切なんじゃないかな」続いてはニューヨークセレブ御用達の店。売っているのはキャンディ。グミとかもあります。「なんでアメリカで好きなんでしょうねキャンディ」お気に入りを好きな量だけ買える量り売り。オーナーのディラン・ローレンさんはファッション界の重鎮ラルフ・ローレンを父に持つ。店にはトレンドを取り入れたオリジナルの雑貨も。こちらはアイスクリームの形をしたリップグロス。「バースデーケーキアイスクリームフレーバーって書いてある。ケーキの店のネーミングが可愛い。ちょっと待って。クリップボードにわざわざ入れますか?」見つけたのはカラフルなビーズが入ったクリップボード。「こういうクリアの素材の中にこれはすごい可愛いビーズボールですけどいろんなものを入れるようになってるのでそれで商品の個性を出していくっていう感じには今トレンドがなってます」一回の出張で百件は回る村山さん。お次はニューヨークに来たら必ず足を運ぶというギフトショップ。ユニークなジョークグッズが盛りだくさん。こちらは自ら切り落としたゴッホの耳をモチーフにした消しゴム。トランプ大統領のグッズも。犬の散歩で使うエチケット袋。「自分の国を代表の人をこういう風に言うその発信力が凄いなって」「物を通して何かメッセージを送りたいんです。くだらないことでもいいし真剣なことでもいいし」
ブルックリンで人気ユニコーン
続いてはブルックリン。ニューヨークのトレンドは今やこの街から生まれる好まれると言っても過言ではない。スタッフとともに訪れたのはニューヨークきっての雑貨バイヤー、アン・カントレルさん。10年ほど前に自身の店をオープン。どんなアイテムをセレクトしているのか。アメリカだけでなく海外のバイヤーからも注目されている。「ユニコーンだらけ」「アメリカ人ってユニコーンが好き。なんなんだろう」「海外では4~5年前くらいからトレンドだと思うんですけど。モチーフとしては定着しつつあるものなのかなっていう状況です」ユニコーンはLGBTなど性的マイノリティのシンボル的なものでもある。「暗いニュースばかりの今私達はポジティブなエネルギーを求めています。ユニコーンはその省庁なのです」村山さんの関心はユニコーンの次に来るものは何7日を探ること。 突然ですがクイズです。この三つの中のどれだと思いますか。正解はラマ。「ラマは今とても人気です。ユニコーンと同じく幸せをもたらしてくれるんだと思います」
ラマグッズ
地元アーティストと商品開発
世界の情報発信地ニューヨークでときめく雑貨を探す旅。ニューヨーク中をめぐりまだ見ぬお宝を大捜索。
たい焼きのように見えますが、ソフトクリームを入れ最後に角と耳をトッピング。そう。ユニコーン。インスタばえするとニューヨーカーに大人気。「たい焼きがユニコーン食べているなんてそもそも趣旨がわからないけど、人がやらないことやるのがヒット商品につながることがよくわかります」村山さんが今回ニューヨークにやって来た目的がもう一つありました。それは地元アーティストと商品開発をすること。この日は顔を合わせての初めての打ち合わせ。タッグを組むのは若手イラストレーターコンビ・アシュリーさんとジェシーさん。ここは二人の自宅兼アトリエ。この春愛犬らと共に引っ越してきた。「結婚」出会ったのは2年前きっかけマッチングアプリだった。その後デザイナーをしていたアシュリーさんにジェシーさんが絵の書き方を教わるうち、自然と一緒に作品を作るように。村山さんは前回の出張で彼女たちのメッセージカードを見つけ一目惚れ。「これが遠くからだと気づかないかもしれないけどスイーツとかが描いてあって」「それはフードフローラルというタイトルの壁紙です」ユニークな絵のタッチと独特の色彩。そして二人が発する強いメッセージ。「かわいいアートに乗せて少しでも世の中が変わるきっかけを作れたら嬉しい」「彼女自身もメッセージ性があるし商品もメッセージがあるから可愛いだけじゃないっていうところがすごい好き」村山さんは彼女たちのイラストで雑貨を作ろうとしていた。今年5月からメールでのやり取りを繰り返し、デザインを練ってきた。テーマはガールズパワー。「ラブで可愛いハートっていうのは世の中に溢れてるけれども可愛いだけじゃなくて強い気持ちとか商品に落とし込んで行きたいな」女の子にもっと誇りと自信を持ってほしい。そんな思いを込めた。こちらが商品のデザイン案。いつも持ち歩いてもらえるようにメインアイテムはぽーちにした。「モチーフの入れ替えをしていてもとこれを入れてとかこういう風にした方がいいんじゃないっていうアドバイスし」「ちょっとだけ書き直したいんだけど。このフラッグ。これはウィメンズ・アーチという女性の権利を呼びかける運動の旗からインスピレーションを得たものなんです」気になったのは絵のバランス。違いがわからないほどの微妙な修正を加える。書き込んでいたのは女の子達へのメッセージ。話し合いは5時間に及んだ。村山さん、二人を夕食に誘った。やってきたのはブルックリンで人気のレストラン。自家製のお酒を売りにしている。作っているのはハードサイダーと呼ばれるりんごのスパークリング。打ち合わせも無事に終わり村山さんさらにテンションアップ。「伝えたいのは自分らしく生きること」
ニューヨークでネクストブレイクを探す旅。最後に向かったのはチェルシーで人気のマーケット。売り出し中のアーティストやデザイナーが手がけたユニークなアイテムが集まる。「牡蠣がピアスになってる」村山さんの目に止まったのはからふるなバッグ。デザイナーに合うことができた。アンドレス・キテロさん。南米のコロンビア出身。元々大手のバッグメーカーに勤めていたが、大量生産のものづくりを嫌い独立した。「今はデザイナーだけが称賛される時代ですが、私はそれを快く思っていません。バッグ作りに関わる全員が主役です。誰もが多くの時間を費やし全力で臨んでいます。私たちはチームです。一つの村のようなものなんですよ」また一人素敵な作り手が見つかった。
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