美の壺「ぬくもりの 木の器」

暮らしに寄り添い、ぬくもりを与えてくれる「木の器」。これまでにない魅力をまとった器が続々登場!▽木目どころか、シミや虫食いまでもがデザインに!?▽人間国宝をも魅了した“幻の盆”とは!?▽まるで金属のように見える漆器、仕上げに使う意外な食材とは!? 花を生けたり、料理を盛ったり、どう使うかで全く違う景色を見せてくれる木の器。その魅力に迫る。

【出演】草刈正雄 坂村岳志 細川亜衣【語り】木村多江

放送日 2016年11月11日

美の壺「ぬくもりの 木の器」

私たちの暮らしに寄り添う機軽くて丈夫
湿気をしてくれる木は
古くからおひつや鞄など様々な用途に使われてきました
新年その機能ばかりではなく
暖かい風合いや木目の美しさなど
家の魅力を存分に引き出した器が人気を集めています
今回はぬくもり溢れる家の家はその魅力に迫ります

鹿児島県で活躍する木工作家盛永省治さん
木を削ると現れるから自然が描き出すデザインにこだわっています
こちらは山桜
きめ細かなマーブルの模様が水面に痛い花海の湯
ボールの側面に力を加えてあげることで
木目のデザインを際立たせています
がなかった時にボールに動きを出すって言うか
形としてもっと面白いものが出来ないかなというの色味なったり
木目の流れとかを見てもらえれば面白に感じてもらえるとは思う
器の表面に稀に現れる特徴的な柄を木と言います
レイプのプレートに浮かび上がるのはやり直しのような木
このキラキラ輝く木を器のアクセントに使います
森永さんの器づくりは
近くの森林組合に丸太を選びに行くところから始まります
初めて見るような気で
派手な柄が出そうだなってやつはちょっと上がれません
じゃ僕にとって楽しいいちじかんかけて選んだのは檜という落葉
樹木の
断面が黒ずんでいますが
まあまあ面白い
この黒ずみが面白いんですか選んだ木材を木工用の旋盤にかけます
こうして柄や木目の出方を見極めながら町を作っていくので
先ほどの黒ずみが天然の柄となって浮き出てきました
人の出会いとかなんとか
同じやつがもう1回作れるって訳じゃないので
何とか昨日面白さです
一つとして同じものがない人の出会い
そこに刻まれた年月や表情を生かすことで
決定に見えた部分もアートの域に引き上げられます
今日一つ目のツボは人と人の出会いが生む形

何とも深い味わいを纏う本があります
力強いのみの堀跡
江戸時代から石川県
山中温泉の地下我谷村で作られた県本と呼ばれています
栗の生木から繰り出し
囲炉裏で燻して乾燥させることで深い渋みを生み出します
年輪の歪みは急速に乾燥し水分が抜けることで生まれたものです
かつてこのは方本を天衣無縫の作品であると称したのが
どこかであり漆芸家でもあった黒田辰秋
こちらは黒田が所有していたという若田本です
黒田は県本を生み出した人々の営みも愛していました
口数少なくコツコツと厳しい毎日に立ち向かっていく
人々の日々の暮らしに支えようとしてそれが我がた本の面目である
我谷村にはくり抜いた屋根を手がける職人が多く
雪深い冬に副業として作られたのが県本だった
しかし時代とともにくり抜いた屋根は瓦に村も昭和40年
ダムの底へ沈めその技は途絶えてしまいます
その曲がった本を復活させようとしている人がいます
木工家の森口信一何で単純な平行線なんやけど
あの陰影とかねやっぱり綺麗やと思います
それはワード文2018のアルバムじゅー
ご年前からは型本に魅せられて独学で制作を始めました
生木の乾かないうちに丸呑みを叩いて力強く削り出していきます
木目に対して直角に丸呑みを入れることで
削り跡の表面にできた凹凸が波のように揺らいでいます
朝方思いてるところに火がよくからさせてる
とこ見たらもう委員会がなんとも昨日
文句と直角に掘った直線のあのあるのね
あの家がなんとも綺麗ですよ
仕事による力強い彫り跡が柔らかい表情を映し出します
さらに使い込めば使い込むほどより深みを増していきます
それを見ててもいいなと思うのやった
それだけの経年立って使って来られた犬が大事です
帰って来られていうのはやっぱりすごいなと思うに
我が多分バカでいいと思ってる職人の技と人の暮らし
それらが表情となって木の器に刻まれていくので
あの家のさら転がってたんだ
どちら様ですかあなたが落としたのはこの機能
ただそれともこの陶器の皿
東急私本当ですか嘘はいけませんよ
新潟の木工家富井貴志さんの
食卓にはいつも自作の皿が並びます
これは今日はチェリーなんですけど
それをごま油で仕上げただけですね
これはもう機自体がだんだん色が濃くなってくるので
だいぶ濃くなりましたね
これは毎日も使えるけど
でもまあ晴れでも使えるぐらいのものを作りたいと思ってるので
使ってて飽きない気が多いですね
実用的で毎日使っても飽きのこない木の器は
その仕上げが肝心だと富山はいます
追い込まれたような風合いのをじゅー角仕上げを施しています
アクレックス混ぜることで落ち着いた味わいに
使うのは冬の間に薪ストーブから出た
昨日はいまずは角田市という作業で起こして水に溶かし
栗の器に縫っていきます
世界で生地が着色されることにヒントを得て考え出した手法で
時には木が持っているタンニン成分と
あとはあのはいのアルカリが反応して
色がつくっていう名前の方がなんか今は同じ起動したし
相性もいいんじゃないかなみたいなのもあったりしてはーい
もう一度泣いたら負け
余分な灰の粉を落とすことで木目が一層際立ちます
何も塗っていない器と比べると一目瞭然
さらにですね
米ぬかで磨くというのは本当に表面だけ
水槽の藻を何層も何層もできて
その光り方がやっぱりすごく好きで
繰り返し何度も磨くことで艶が出てきます
彼竜也とも言うべきつましい光沢でこの質感を保つために日々使い磨き続けます

ごめんから磨いてあげれば
その努力っていうのは必ず現れてくるって言うか
今日はちゃんと答えてくれるって

ナツメのツボは新たな表情を作る仕上げの技
京都で活躍する木質外科新宮修造さん
知事から繰り出し漆で仕上げるまでを一人で行います
飲みれた時にあのさくって行くんじゃなくて
しっとりこうのみが入るって言う気が行きなんだと思ってるんで
僕は好きなんです
そういう気が新宮ちゃんは気から形を繰り出す
古いものにこだわっています
仕上げに使うのは許しです
地図に何度も来漆を塗っては布で拭き取る
拭き漆の手法で木目を生かしつつ
飴色のような風合いに目の下の女の距離感っていうのがすごくボカ
大事なことだと思ってまして
気の場合はま離れて見てももちろんいいんですけど
近くでよくまあ僕も見たりとかまあ漆の
そのテクスチャーを見たりした時に何気なしに見てるのと
また違う発見があると思うんで立てば普通に使用回数を重ねると
自分が残したその間の後とかがどんどん消えててくるんで
このかんなとよかったなぁとか思ったりすることありますけどね
はいこちらも漆で仕上げた器
まるで金属のような不思議な質感
どうやって作っているのでしょうか
使うのはスーツ黒漆と混ぜていきます
まんべんなく混ざったところで何か白い物を取り出しました
いったい何でしょう
遠くまで木を切った豆腐でした美味しくなるんですね
東方混ぜることで虫が出なくなって
涼しいんが沈まないって言う

漆に何を混ぜどうなるか
日々の試行錯誤から新たな光を纏った器が生まれます
こちらは黒漆で仕上げた器曲面のかんなとは
漆の上からでもしっかりとチラシ
表面につけた刷毛の跡が手話に勢いを付けます
すでにちと大和市字を知り尽くした作家だから
こっそり手を作ったのかってぐらいに良い形ができた時とか
そういう時にそういう時の感覚がバリ
最高の幸せがあるからやれてるんだと思ってます
今日なき作家たちの経験とひらめきが器の表情を引き出します
春夏秋冬何十年もかけて育まれた年輪の美しさ
これに価値がないとありませんけどね
お菓子を乗せてお客様の前に出した時
輝きがちょっと足りないんじゃないかなとここ思うんですけどね
これ輝きだってありますよ
この皿に使われている木は磨けば磨くほど光沢が出る高級素材
俺の高いお客さんには分かりますよ
そういえばお名前をお聞きしていませんでしたね
私さくらと申します
見かけた壺から覗く茶色いザクロの実
は夏場も家でできています
混んの高村剛さんが使うのはごぼうの草木や花々です
これから実が弾けてくる
またか大体こうやってると
手の中でだいたい暇見てきた景色ができちゃうので
そういうとこ選んでますあきなのでこんな人間作れないですからね
花をいけるのは雨にさらされ
白く変色した日の中西裕人さんの作品です
誰の作品なんかは木そのものっていうか
景色そのままなのですごく安心して花と会ってくれるんですよね
枯れた色も虫食いもありのまま
高村さんが見つけた景色が映し出されています
今こういう景色ですね
っていう風に見てもらえたらいいなっていつも心がけていってね
たまたま先あの台風で枝がこけ僕が落ちてたので
ちょっと大きい器にさっき撮ったものを一通り全部入れてみよう
と思ってたから
そこに根付いていたような情景に
今日最後の都合は木の器に景色を写す
料理家の細川亜衣さんも木の器の愛用者です
お気に入りは
このカジュマルのボール
華奢なフォルムに特徴的な年輪が浮き上がっています
持ったのは焼きナス庭で採れた桜が鮮やかに引き立ちます
もう一品は飲みの後が大胆な大ぶりの器に
料理も大胆にそのまま盛り付けていきます
なんとなくお山の景色をいつも考えるんでしょうね
ラジャー割と
こういう自然の形をそのまま切り出したようなタイプの木のお皿は
どっちが好きなんですけど
なんか子守つけてるとこれが植物に見えてくると言うか
それが昨日サランの楽しさふらんから空の器を置く次は
どんなものを守ろうかと景色を思い浮かべるのだといいます
何を守るかどう使うかで景色が変わる木の器
中村さんと細川さんに
同じ器を使って思い思いの景色を描いてもらい
ままずは新宮修造さんの黒うるしの器
中村さんはシンプルに枝を一つ
ちょっと綺麗な千の花があったので
自宅でいまとかリビングとかに飾るんだったら
これぐらいの方がなんか見てるほうがすっきりするかな
細川さん大ぶりのゴールドキウイを使います
何を盛ろうかなって考える間もなく
フルーツがなんと思って給与見積もったら
これが1番きれいだなと思ったので厚みがある
皿に合わせてキウイも高そうだし黒い背景も錦に取り込みました
続いては森口信一さんの花束坂村さんが手にしているのは
椿の実で時とともに変わりゆく椿の姿が表現されました
例えばえーとあの青いイガグリとかそういうもの並べても可愛いし
本当にあの部屋のどこかに置いとくだけで
季節がそれぞれで感じられる湿気を吸い取ってくれる木の器
細川さんは旬のさつまいもを焼いて
最後は盛永省治さんの山桜のボールで
高村さんが行けたのはのぶどう
台風とか取りにも取られずに
実が結構綺麗についてたのぶどうがあったので
新鮮なサラダを盛るみたいなイメージでちょっとやってみた
細川さんは温かいポタージュ
スープをたっぷりと豊かな大きさなんだけど持つとすごく軽くて
こっち側もこっち側もどっちも飲みやすいと思うんですよね
なので頼む時は本当にこういう風にして傾けて
はい茅の器は何をどう守るかによって
凛々しくも柔らかくも姿を変えない
植物同士だから自然に会うのだと思うし
器そのものが自然の景色であったりとか
自然の空気を纏ってると
やっぱり使ってて気持ちがいいなっていうのは
何と何を入れてもしっくりくる田中それがある風景っていうのは
庭に木が生えてるようなそんな感じに思ってますこの
機能座って使うことで
さらに生きる木之内はそれぞれの景色を映し出します

鑑賞マニュアル 美の壺 2016年11月「ぬくもりの木の器」  | 制作番組 | テレビマンユニオン | TV MAN UNION


ディレクター  橋村知曉
アシスタントディレクター  桒原拓馬
プロデューサー 高橋才也