日曜美術館 新春SP 「# アートシェア 2022」

日曜美術館 新春SP 「# アートシェア 2022」

「再生」の2022年、出会えるアートは?超豪華プレゼンターが紹介する。洋の東西の至宝が集結する大注目展覧会の「推し」を荒木飛呂彦とヤマザキマリが。ヘドラをデザインした特撮美術の巨匠展を永山瑛太が。白銀の夜の美術館を橋本愛が。今年消える?名建築を中野信子と樋口真嗣が。熱狂と感涙の祝祭を菅原小春が。収録は水鏡が雪の峡谷を映し出す「光のトンネル」。

初回放送日: 2022年1月1日

 

日曜美術館 新春SP 「#アートシェア2022」

 

2022年あなたとの出会いを待っています
今年見逃せない展覧会やとイベントを一挙紹介
素晴らしいアートを皆さんとシェアできる年になりますように
新春スペシャルです

今日は水原貴子さんとともに
この場所からお届けします
水原さんよろしくお願いします
まあこの二年間は本当にね
こう大変なことがありましたけども
そうですねなかなかあとに
触れられる機会もなかったので
今日ここに来られてすごく嬉しいです
もうこの景色が本当に素晴らしくって
青空もちょっと見えてますねきれいです
はい今日は長いトンネルの先に
光が見えてきますようにという願いを込めて
ここから日曜美術館の新鮮スペシャルを
お送りします
今日の舞台となっている
この光のトンネル
ある芸術祭のために作られた作品です
新潟県越後つまりここで
三年に一度開催される大地の芸術祭
世界中のアーティストが参加します
去年の夏第八回が開催される予定でしたが
新型コロナウイルスの影響で
延期されました
ようやく今年の春以降に開催される予定です
うんうんうんうん
うん今度の芸術祭では
どんなアート作品に出会えるのでしょうか
かわしいちゃうお願いします
水原さんが向かったのは
去年の開催に合わせて作られた作品
それ以上にすごいでしょうね
見えてきたのはお城のような建物
実は昭和五十
年代に建てられた展望台です
この白自体がなんかかわいいですねうんええ
階段を登っていくと
うんこうお
凄い
おまさかこんな風に

はい暗闇に佇むのは金色の茶室
広さは三畳ほど
本物の金箔が使われています
なんだこれあっ明日これは無理かな
ええ出迎えてくれるのは
日本の四季を彩る動植物
一年延期になったことで
より長い時間をかけて仕上げられました
この作品を制作した豊福量産です
入ってきた瞬間にこう何だろうっていうなんか
こんなにもこう日本には美しいこう
生命がいっぱいあるんだなっていうなんかこう
喜びがこの茶室に入ってきた時に
凄く湧き上がったので
とてもなんか感動しました
こういう芸術祭とかこう地方に来るとか
自然の中っていうことが
また多分今までとはちょっと違う
ふうに旅をすることとかが
特にまその辺もこう感じながら
こういう作品を見て回る
っていうのはどうなるのかな
っていうのが楽しみではありますね
そうですよね今皆さんきっとそういう
ものに増えてると思うし
やっぱりこう心をこういうさぶりたいですよね
私するって訳じゃないですけど
うんはい東川小学校うん
二千年に始まった大地の芸術祭
第三回に作られて以来
地元の人に
愛されている作品を訪ねました
ここは二十五年前に廃校になった
小学校百二十年にわたり
地域の子どもたちが学び遊んだ場所でした
うんうんええここうん
あすごいにおいがうんうん
まらバラの匂いだ
凄い懐かしい匂いというかうん
ええありがとうございます
うんええああ廃校を使って
アティストが表現したのは人間の不在
かつて子供達が走り回った体育館の壁に降り続く
雪の残像が投影されています
ああああ光のこの色がとてもなんか暖かくて
ぽつぽつとここに
なんか多分いた
人たちの福森みたいなものだったりとか
何だろうこのライトがな何か
私にはこう人っていうなんか
人の存在みたいなものを
すごいこう感じるんですよね
うんこんにちは小野塚といいますこんにちは
よろしくです今日はよろしくお願いします
この学校の卒業生であり
作品の管理をしている小野塚仁さんです
だんだんと何ていうのかねさ
作者の気持ちって
どういう風な感覚で
こういうのを作ったのかなっていう
風なことを思うようになって
今ここにいると意外と居心地
居心地が良くなってきてあ
今今その一緒にこう言ってるだけでね
なんかこう気持ちが落ち着くようなそんな気分
だから来年も官邸にいる
我々が忙しいくらいの人たちが
来てくれることを願いますよね
私も来ます築地おねがいしお願いします
あの大地の芸術祭総合
ディレクタの北川フラムさんです
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます
私大地の芸術祭は今回初めてでやっぱり
自然の中でこう見る
あとっていうのは
やっぱり感じ方が全然違いますし
すごい気持ちが良くてまさにこの水の音ですか
さっきからずっと音が聞こえててで
なんか話が声がなかなか通りにくいっていうか
でもこれもなんかやっぱり
こういう自然の中で人たちが生きてきて
はいそれをなんか
私たちが今こうつい体験してるっていうか
そういうこう何ていうんですかね
印象もありますけどそうですね
なんか色んなことが堪能し合うっていうか
こだまし合ってるで
そういうような感じがしますね
やっぱり去年は
あのけえと題しの芸術家がまちょっと
ここらの影響で中心になって
しまいましたが
地元の人もやっぱり来られてよし
受け受け入れてよし
っていう風な状態になりたいという風になって
かなり切実なもんがありました
はいここに暮らしててでおえ
その一緒にその人たちが
芸術家が作った作品っていうのを共にこう
なんちゃ強行共有するっていうか分
有するっていうか
昔は寺院とかがあったし学校があったり
あるいはお祭りがあったのが特に
田舎ではそういうのが全部なくなっていった
時にあとを一つの繋ぎとして
いろんな人たちが集まったり
交流できるようになってきたっていうのに
皆さん気付き出したんですね
はいやっぱあとが
一つの人々の結節点になっても全くそうで
ま言わばあとって赤ちゃんみたいなもんですね
手間暇かかってゆうこつ聞かないんだから
それをみんなでケアしながら
やっぱり仲良くなると
そういうことをやりたい
っていう期待が凄く多い
二千二十二年の人たくさんの方がね
このこの雰囲気で得られるでしょう
そうですね修学旅行が凄く増え出すという予約が
現実際に修学旅行来る
なんて思いもしなかったけど
あの去年辺りから少しずつ増えてきてはいだから
今年の信念からは凄いと思います
はい楽しみですね
タイムトラベルは楽しいめ
今世界最大のミュジアムメトロポリタン美術館から
西洋メールの傑作
六十五点が来日しています
その中に絶対に見逃せない作品があると
熱く語るのは
漫画家の荒木博彦さんはいそうです
僕が選んだえはこちらです
うんええはいジョルジュドラトル作
女占いしはいおいた女
占い師が青年に
運命を告げる瞬間が描かれています
はいはいうんしかし
よく見ると占い師と共謀する女
たちが青年から宝飾品をかすめ
取ろうとしています
うんうんうんええ
緊張感のある表情と鮮やかな色
図解強烈な印象を残す作品です
もうなんかね傑作中の傑作だと思うんですよ
これがこう日本で見れるとかっていうのは
僕は世紀の大事件だと思うけど
これが来るのかって僕は思いました
まずねあのなんかおいしそうな絵の具で描いてる
ところが僕はもう本当
ネットに圧倒的に好きなんですよ
なんかクリームのような
何かこう柔らかいんですよね
映画うんしょとけきで
塗って書いてんじゃないかなとかって
ちょっと思ったりも
うんさらに荒木さんが注目したのは
手の表現と手が入り乱れてて
全部一つ一つ表情があるんですけど
今度手にやっぱりちょっとこうなんかこう
表現があると閉まるっていうか
ここで画面ここで切るか
手を入れるかの違いで
モナリザとかも
こうなんか押さえてる感じが凄いんですよ
ああ続いて選んだのは
ルカス蔵の母のパリスの審判
はいギリシャ神話を題材にした作品で
トロイアの王子パリスに対して
三人の女神がどうも美しい女性は
誰かと審判を迫っています
ええこの絵は
あのぽジングがあのなんか現代のこう
ファッションモデルみたいなぽジングを
この時代にもとっててえっとそれがあの神話
世界の古い題材なんですけど
こう新しい神話として見れるっていうか
いつも新鮮でこう
馬に至ってまで何かちょっとね
あのぽジング取ってたりして
特にこの女性なんかはここが伸びて
ちょっとひで肘曲げたりしてで
手がこう腰より前に入ってるっていう
不自然ではあるんだけど
こうぽジングにであのファンタジ感が出てくる
っていうか普通の人間と違うんで
ロジングがまフォージングが女
あのジョジョでも結構重要なあのいちあの
ことで書いてるんですけど
こう何か見てる人が
印象に残るんですよね
はいもう一つ日本美術の全てが分かる
大注目の展覧会です
今年開館百五十周年を迎える
東京国立博物館
それを記念し
なんと所蔵する国宝八十九点
すべてが出品される
史上初の展覧会が十月に開かれます
うん国宝の中の国法を紹介してくれるのは
漫画家ヤマザキマリさん
はいはいはいうん
やっぱりま国宝と称されるものはすごく得意な
羊が多い作品が多いですから
それが一挙にやっぱりたくさんうん
公開されるのがいいですよね
うんあのまず山崎さんが押すのは
安土桃山時代の
エッシ可能へ得策檜図屏風です
ヒノキの体重が
画面を飛び出してくるかのような
生命力で描かれています
ええ元々は豊臣秀吉が作らせた
大邸宅の襖絵だったと言われています
ええうん空間美術として
あの美術品とした素敵ですね
って見るんじゃなくて
その空気を変える
えじゃなきゃいけない訳ですよね
襖絵っていうのは
だからよく少女漫画だと
かわいい女の子が出てくると
後に花束バラが書かれているとすると
同じような効果を出さなきゃいけないので
これどんなやっぱり少尉
人が入ってきて
もうわってなるような絵だと思います
もう色々なことを見てきたんだ
経験してきたんだけど
わしはまだ生きとるっていうその多分
秀吉の五のようなものが
表れてるんじゃないかな
という気がしますね
秀吉の自画像です
って言ってもいいんじゃないですかうん
続いては長谷川とはか作コリンズ秒
こちらも安土桃山時代に描かれたものです
はい霧に包まれる
松林を大胆に余白を残し
済みの濃淡だけで描いた
日本水墨画の最高傑作と言われています
はいこれは準備を書きたいんじゃなくて
切りを書きたいんだなって
じっと見つめるべきえですね
もうとにかくあの目を凝らせば
実はもっともっと
奥に樹木があるんじゃないかって
思わせられるような
間っていうのも面白いですね
書いてあるだけが全てではない
っていう絵っていうのは
そんなになかなかないです
だから漫画も本当はね
もっとこう私がおばあさんになったら
こういうような漫画が書けるかもしれませんけど
はいこの二つの絵を見ることによって
なんかいろんな気づきが
あの発生してくるんじゃないかな
という風に思います
例えば今私はあのこの絵を見るとその
若かった時にま自分のまあ
生命力とエネルギで
なんとしてでも
この描きとして成功してやりたい
と思っていた時代を
ちょっと思い思いますけどね
でも今はどちらかと言うと
これに近くてもういるとかいないとか
あの承認欲求とかほとんどどうでもよくて
もうこれはもう本当に生きて
いく上での私たちが経験する世界のま
二つのすごくシンボリックな象徴だ
と思って捉えています
うん今年は洋の東西を代表する跡を体感できる
またとない年なのです
ああえ今日は本当に豪華ですえ
この方にあの来ていただきました
原田マハさんです行けましておめでとうござい
ます行きまして
おめでとうございますよろしくお願いします
お願いしますいやでもすごい展覧会楽しみですね
あの東京国立博物館が
開会百五十周年という節目を迎える
ということで
なかなかこう人が集まることができないっていう
このタイミングで国宝の方が集まってくれるから
なんかすごい
ありがたい話だなという
その中でも原田さん
お勧めの国宝があるとお伺いしたんですけれども
そちらは何でしょうか
はいあのこれは
等伯の司法中の手法なんですけども
流出推量というま
水差しのようなものなんですが
言わせていただいてもいいですが
是非舞妓句法ですもうはい私
本当にこの作品が好きで
もう何べん見に行ったか
もう数えきれないぐらい大好きな作品です
こうよく見ると
マリュー週という呼び名が付いているぐらいなので
こう水野注ご出口の部分がるの
首になってるんですね
ちょっとこうこっちを向いて睨んでるような
凛々しの顔なんですけど
見方によっては
すごい愛らしい感じがするんですね
それからまあよく見ると
あの手がさすがえっにしまってね
当初はその当時
大のほとんど伝来物だ
という風に言われていた重要なんですけども
あの最近の研究では
どうやら飛鳥時代に
日本で作られたのではないか
という風に言われ
ているそうですよ
あのそうなんですね
ササン朝電車で
この水量の形っていうのが非常にこう
ポピュラーな形だったんですけども
ペガサスが書かれているま
これはあのシルクロードを使って
西洋の文化があの唐から日本へと流れ着いた
まあ日本っていうのは
当時のシルクロード帰着点ですから
はいその特徴
が非常によく出ているっていう
まあ素晴らしいさあ凄い今の話聞いて
なんかすごいロマンチックですね
はい今年美術館で見られるのは
西洋名画や国宝ばかりではありません
はい春に向けて
一風変わった天満会の準備が進められています
はい三月東京都現代美術館では
特撮美術にスポットを当て
た展覧会が開かれます
はいはいはいはい
そのバック宿を訪ねたのは
俳優の永山栄田さん
うんことってすいません
失礼します僕は
先にアジアはさせてもらいます
そうですねポケットに入るヘッドラんですよね
怪獣ヘドラの虜になって
十年今やフィギュアをデザインするほど
だとか
今まで青赤とか緑とか築港とかね
次出すのはこのピンク
白のまバブルで
どんどんこだわりが強くなってきちゃって
撮影現場とかでスタッフは下から買ったりして
ティーシャツもデザインしちゃいました
膨らむゴジラも大好きですけど
ヘドラだけはなんか自分のものにしたくなる
って言うかなんだ
こう作り始めちゃったんですね
うんゴジラ対ヘドラに登場する怪獣
ヘドラ工場の煙を吸って肥大化する
ヘドロから生まれた公害怪獣です
うんそんなヘドラの生みの親
それが特撮映画
美術の基礎を築いた井上康之です
今回開かれるのは
一人の特撮美術監督に注目した
初の大規模展覧会です
はいうん展示する
作品の整理が行われている部屋
そこにヘドラ誕生の秘密がありました
ええええいいですか見ていいですか
はい凄いな

井上が描いたヘドラの原画です
意外と現職結構使われてたんですね
はいええアイデア段階で描かれた
さまざまなヘドラはい
うん凄い暗いところにいるのに
やっぱり明るい現職でこう発行してるっていう
そこがやっぱり凄くちゃんとヘッドラインに対して
光が建ってる感じっていうか
生命力みたいなものを
やっぱり書きたかったんだな
っていうのは感じますね
うん花みたいなああわりとぞみたいな感じ
タコみたいなズボンにも見えるし
はいこれですよね
やっぱ凄いですよね
はい凄いえ台本あるじゃないですか
これ触っていいですかあいいですか
ええそっかえ
ドラコレクタの中でも僕だけですよ
多分三です日本発いいですかあ
これゴジラ対ヘドラの台本です
物語が始まる前に
ヘドラの特性が書いてありますね
感想に弱いんですね
四点あそういうことだった
全部読みたいですね
これものすごい時間掛かっちゃいますけど
うん初めまして邪魔しちゃうよね
特撮ビジネスの右手といいます
よろしくお願いします
平成ガメラシリーズなどを手がけてきた
三池俊雄さん井上の薫陶を受け
公私にわたり二
十年の付き合いがありました
はいでここにありますですね
こういうあのセットプランって言いますけど
これはあのスタジオの中のセットの様子を
上から真上から見たところですね
うん海の心を取るため井上が描いたプランで
これはセットプールで
これぐらいの範囲に水を貯めるとかで
ヘドラが東京に接近して上陸する直前ですけど
船があったり陸上の地形が見えてたり
うん一番下にあるのがカメラ
東京湾から出現するヘドラをカメラから見て
印象的になる
ようにセットをデザインしました
はいそう九井上の創造性と
細部に至るこだわりが
日本の特撮映画の礎となりました
そううんうん井上さんは
やっぱり特撮の歴史の中でも知られざる人で
ずっと今ようやくその本当の井上さんの功績が
こういう形でね
残っていくのは
本当に後輩としては嬉しいことです
ありがとうございます
なんかいや僕は絶対にゴジラたい
ヘドラをいつか実現したくて
何となく自分の中で
考えているのは
人間がヘドラになってしまうっていうか
溶けていって色んなこう
何て言うか
精神的にこう苦痛を与えられて
逃げ場がなくなって
メドラに近づいていくっていう
じゃあもし企画が通ったらね
是非これしかない
あなたの子供の頃の宝物にも
きっとあとだったはいはい橋本愛です
私が皆さんとシェアしたいのは
美術館の特別な夜です
では早速行ってみましょう
そうですよね
雪の中橋本愛さんが訪れたのは
青森県立美術館のナイトミュージアム
夜の美術館を楽しむイベントです
今各地の美術館でナイトミュージアムが開かれ
若い世代の人気をあつめています
はいありがとうございますうん
昼には味わえない
特別な体験ができるそうですよ
橋本さんかわいいえ何だろうああえ
何薄いあーそれだそうだね
想像の百五十倍ぐらいありました
ちょっと凄い雪の帽子かぶってかわいいええ
なんかあのおばあちゃんとかよく
ああいう口してません
なんかこう待ってしてる感じ
なんかうん色んなものをこう経験して
それこそ色んなものをこう耐えて耐えてきて
耐えた数も積み重なってみたいな
この青森県さんが耐えてるって言うか
じっと耐えていう時って
なんか無になるっていうか
無にならないと乗り越えられないみたいなはい
楽しみだなあれこうわそれははいうわ
うわすごいうわうわうわ
うわすごいなるほどうんじゃこりゃへえ
すごいええちょっともう訳分かんない
壮大過ぎては
分譲
と顔がすごく
好きなので
この絵はやっぱりすごい好きな色
で満たされているのであと月も好きだし
夜がすごい好きだからうん
へー何か発覚道って書いてあります
八角道って何ですかね
何かおいしいやつでもあるのかな
っていうようななんかな名前ですけど
なんだろう発覚
どうえっ本当に発覚なのかなえ何だろうえー
何苔育ててる
らしいですよここけ何か何これへえ
何これええ凄い
うわうわうん
うんうん
はい木の森の精霊という感じがします
本当に小雨降ってきてくれたおかげで
なんかちょっと泣いてるように見えるんですよ
おちょうどこの本をつたう
天の水滴がなんか泣いてるみたいで
グッときますね
うんうんうん大地とか森とかって
本当に人間のせいで結構傷ついてると思うので
大地そのもののなんか
深い悲しみみたいなのも
勝手ながら伝わる気がするし
うんでもなんかその微笑んでくれてる
っていうのが悲しいんだけど
強さみたいなのも感じるし
雪が溶けてる音も聞こえてあ行
ってこんなチリチリした音で解けるだとか
なんかこの冷たい空気とすごく合う
というかなんかこれから東京とか色んな場所行くにつれて
青森県のこの場所にこの子がいるっていう
そういう記憶が一つ追加されるから
何かあった時でも
森の子はそこに佇んでいるんだって
いうのがなんか
少し心のよりどころになる気がします
うんはいはい続いて今年注目のアーティスト
そして今年消えてしまうかもしれない
昭和の名建築ええ
はい現代美術の目利きキュレ
片岡マミさんが紹介してくれるのは
今年注目のアーティスト
あのコロナになって
三年目に突入する訳なんですけれども
まこの間どういう風に生きればいいのか
っていうことがすごく問われたと思います
でまそうしたことを
美術館でもあの
現代アートの役割として考えてきたんですけれども
まその中で改めて毎日をどう生きるのか
ということを
そうすごく間深く
ただ身近に考えさせてくれる
金沢住さんという人がいてですねで
金沢さんを紹介したいと思います
一面に広がるのは星空縦一メートル横五メートル
六十センチの巨大な作品です
この作品新聞でできています
鉛筆で塗りつぶされ鈍い鉛色に光新聞し
そこに星空のような
景色が生まれています
元々そこに何が書かれていたのか
鑑賞者はその時
何をしていたのか判断する情報を前に
一度立ち止まる作品です
ええええ秘訣一日部屋に響く鉛筆の音
一人もくもくと制作しています
そっか作者の金沢住さんです
卑屈いつ気になる記事とかの時は
その記事の内容をこうべすにしてみたりとか
でま縫っていく中でなんか残してたけど
最終的に全部消しちゃうとかも
全然ありますね
そうですよね
ちょっと見開き一枚を塗りつぶすのに
かかる時間は丸みか一枚一枚
少しずつ鉛筆で塗りつぶす
その積み重ねが広大な星空を生み出します
私これトレンド凄く自分で
そんなきれいと思ってないし
これ宇宙書いてるっていうのも本当
恥ずかしいんですよ
本当に最初はただの偶然で
落書きをしてたんですね
そしてしたらなんかこう一瞬全く違う
夜空めいたものっていうか
そういうものがぱっと浮かび上がってきて
引っ張って全く違う
こう角度がずれたっていうか
違う視点が見えた瞬間みたいなのが
その瞬間が美しかったなって言うかええはい
これまで書き溜めてきた新聞氏は
六年分およそ四百枚に上ります
そううんはい星空に浮かび上がるのは
過去や現在に実在した日常の出来事です
はいお願いします
うんうんその人にとっての歴史的な重要な出来事
っていうのは色褪せないですし
本当にその現在と過去が常に混在しながら
個人っていうのは生きている
その長い一つの時間の中の今のこの
一つの出来事団体をまあなんかまそういう感じで
こう時間を混在させたような作品を作りたい
なって作りたいなっていうか
まあそういうことがなんかこう
感覚的にあって
作ってるのかなっていう作品って
やっぱりぱっと見た
全体像とリテルの両方があると
面白いなと思っていてで
それぞれの言葉が
例えば布マスクだったり令和だったり
益子の一年間に起こったことも
もうちょっと前に起こっていたことも
不思議とこう繋がってくる
とま星を繋げて星座を見つけるように
色々なその社会的な出来事が
一つのストリ見えてきて
何かその自分がまた言葉を選ん
で記憶を紡ぐようなま
そんな体験になってくるんですね
ええええ
洗濯機が積み重ねられたような不思議な建物うん
東京銀座の中身カプセルタワービル
今から五十年前に作られた
カプセル型の集合住宅です
うん一老朽化が進む中
保存再生を目指す活動が
続けられてきました
しかし去年敷地売却が決まる今年
中に解体される可能性が
高くなっています
はいはい見てると
ちょっとずつ風景が変わって
やってるんですけど
脳科学者の中野信子さん
セカンドハウスとして使っていました
お久しぶりです
メタボリックシンドロームの樋口中野さんの友人で
映画監督の樋口十三
今年公開の新ウルトラマンを始め
数々の特撮映画を手掛けています
創作の減退は幼少期の経験だといいます
未来を予感させるこのビルが完成した記憶も
そんな原体験の一つだったとか
はいもう五十年の積年の思いが
やっとからうそうですよ
だからはいはいついてはい水に入って
はいはいうんでは失礼いたしします
ああこの辺がね
やっぱり当時のこれ
怒りは分かりますよ分かりますよね
昔のカセットになる前はこれですからね
いえいえこれって開け閉められできる
樋口さんがリクエストに答え
ちょっと開けてますね
うんちょっと寝起きからええと思いますけど
これは漢字でこうやってねええで
これこれか点なんです
こういうブラインドみたいなクジャク
そうそうそうそうそうええ素敵でしょ
まるまどだからそうなんですよ
ええ良いでしょううん
開けて開けられたことある
開けるとこうなってて作りに
なるそうなんです
こうやって作業できるんですよ
素晴らしいでしょう
いいなあねみんな住みたいなやっぱ俺
もっとなんか住み心地悪いかと思ったらむしろね
いいですよこれせませは
あんまり感じないっていうんまむしろ
なんかこのきさであることがいいというかね
そういう全然宇宙船ですよね
ちゃんうわマジに飛ばすそうなんですようわええ
当時最先端の
ユニットバスシャンプーを置く台まで小田メイドです
そうそうデザイン重視で頭にパンク
かわいいですよね
すごいなんか設計した
人間の欲のものを見せてきてるような
そんな感じですよね
でも社会に折り合いつけてないですよ
まるでてないな
むしろ俺が界を幸いにしてあるそうです
そういううんそれ強い意志を感じますよね
設計は建築家の黒川
気象細胞の新陳代謝にヒントを得て
交換や増築を繰り返す
メタボリズム建築を提唱しました
それを実現したのが千九百七十二年
関西の中にカプセルタワービルです
七十二年当時三十八歳ですよ
三十八歳で
やっぱり負ける気がしない年齢じゃないですか
あそうですよね
そのぐらいの年に
自分は監督としてデビューしたり
飛びの誉志幸さんはガンダムを作り
宮崎早さんはカリオストロの城で監督
デビューしたりとか
みんなそういう三十八歳っていうときに
なんか社会と喧嘩する勢い
で世に出るっていう言葉
シリアル若さっていうんですかねね
俺が俺がこうするみたいな
細胞のように深沈
退社するはずだったカプセル
しかし一度も交換が行われぬまま
老朽化が進みました
その結果予想外のことが起きました
頑張ってください住人たちが
自らリノベーションを始めたのです
丸窓を茶室の窓に見立て
琉球畳を敷いた和室
それぞれの人が工夫を重ね
このカプセルと付き合ってきました
趣味の部屋としてここを使う人がいます
今晩始めまして初めましてコスプレで今始まります
声といいすごいおいしいよろしくお願いします
これはすごいななんか
しかもなんか意外とピンポイントで
狙われてる感じがしますが
言えないありがとうございました
次過ぎて小田で編んでもらいました
言ってものですふふふ窓のでん足着かない
ここの工具を生かした感じで
はいなんかあの空飛ぶ
円盤のようだなと思っていたので
光らせてみました
こういう楽しい使い方があるとかそうなんですよ
楽しいですうん
器として斎藤たちって分かりましたね
ああやっぱり何で俺やんなかったんだ
今解体を前に十人退去が進んでいます
そんな中三十以上の海外の美術館から
カプセルを引き取らせてほしい
というオファーが届いています
解体されてしまうという
未来が濃厚なんですけれども
いやでも本当なら残すべき建築だな
と思っています
何かものを作ろうという時にこう
もしかしたら今の方が貧しいのかもしれない
もっとコストダウンできないのか
もっと汎用品で大体できないのか
ここの特別なデザインっていうの
はそれだけでコストが掛かっちゃうんだけども
コンセプトを形にするには
そんなものを混ぜちゃ駄目なんですよ
こういうものが東京にあって
みんながこれを愛して
住んでたっていうことが大事でえ
そういうその利便性に流れないものを
私たちどれだけ抱えておけるのか
っていうのがある
種文化のバロメータのようなものじゃないかな
と思っているんで
本当になんか私たちの世代からすると
もうこの中銀カプセルタワービルは
もう本当に憧れでしかないというか
やっぱりこれから絶対にとは言えないけど
なかなか生まれないんじゃないかな
っていうふうに思うんですよね
なのであの実は
私の友達も住んでいたことがありまして
やっぱり本当に貴重な体験だった
っていう風におっしゃっ
てい私のあの海外の友達なんかも
やっぱり日本に来た際には
絶対に見に行きますし
なのでやっぱりこういう建築が
本当に日本のみならず
本当に世界の人からも
すごくこう愛されていて
その七十年代のエネルギッシュなパワフルななんか
エネルギをこう感じ
痛くてやっぱりこうみんな見に
行くんだと思うんですよね
なのでなくなってしまうのはとても残念ですけど
やっぱりまだあるうちに目に焼き付けて
今後これをこうどういう風に
私たちがこう自分の中にこう取り込んで
新しいものを生み出せるのかっていうのは
あのすごくなんか大事にしていきたいな
という風に感じ
ましたまあ中野さんもそうだと思うんですけど
そこでこう時間を過ごした人たちの間
その記憶とかそういう強いこう
なんていうんですかね
愛情みたいなものは残ってるし
まさにこういう風にしてこうシェアすることによって
それはこうま記録され伝達され
まあ必ずなんかそういうなん
ていうかこう残り続けるものだ
という風に思いますので
まあ建物はあの消えても建物に対するまあ
その愛情は消えない
というだと思いますけどね
であれえ美術館の中のまあるま工芸品であれ
大河であれそういうものが自体を越えて
今私たちの目の前にあるというのは誰か
それを作ろうとしたまず作り手がいるで
その作り手が作ったものを
これなんかいいなと思って
次の世代にこう継承させていく
それを守ろう
とした人がいたっていうことなんですね
ま多くの作品が全て残されて
もちろん訳ではないですし
中にはその失われていったものもある
と思いますが
残されたものに関しては
やはり私たちは
次の世代に
こう伝えていく
っていう努力をしていかなければいけない
最後にパフォーミングアートの分野から
今年シェアしたイベントをはい
紹介してくれるのは
この人世界三十五か国以上で
踊ってきた段差の菅原こはるさんです
はいはい待ち合わせたのは
なぜか南国高知の交差点
こんにちは菅原壊れです
ロケしてる人みたいな
テレビのお店のボトルやつこっちは
三年前に初めてヨサコイに出会ってで
そこで十そうあここだっていう感覚があって
今年引っ越して自分の家
ちょっと一個借りて住んでいます
そうですよね
できたはいそう
こはるさんが今年シェアしたいよとは
コーチのヨサコイ祭り
毎年八月全国から二百千一万
八千人の踊り子が集まり
朝から晩まで四日間にわたってコーチ
しないを乱舞します
はいここかここで最初上から見ててうんええ
でも本当一番はい
日本すげえって本当に思ったのうんええええ
生まれて初めて見たよ
さこいにかわいい涙が止まらなくなった
こはるさんそんな踊りってあるんだって
ぐらいうんで
それは上手い下手じゃなくて
好き被害とかじゃなくてもう
そういう境目がなく
鏡に全てを捧げたいっていう踊り子たちが
ただただドテンしねうん出すってもっと抉った
この中にある
もっと楽しいより
もっと中にこうやって言われたら
もっと中にあるもので孤独
それを一緒に分かって踊れる人がいないと
孤独だったりするからでもうんリサ声は
やっぱその心の中のビッベンって
みんな踊ってて
それであなんだ一人じゃないじゃん
っていうコンタクトになったのは
すごいうれしかった
うんすごいわ心を打たれた
こはるさんはその夜
飛び入りで作家うん
そうそうそうそうすいません
初めて聞く音楽に初めて出会ったチーム
心動くままに即興で踊りました
はいはいその時のこはるさん
絵になりました
ええびっくりして
ちょっと一枚帰っておかなきゃとかいう感じやね
感謝かなあのかおるちゃんが
よさこいを好きになってくれたこと
これが一番嬉しいじゃん
はいよさこいでの出会いは
こはるさんを大きく変えました
あ家族がいるんだ
みたいなあったかい気持ちになったような
うん感じ
すごい神秘的な時間だったのは
覚えてるんだけどなあ
そうそううんうんはい
しかしこの翌年
翌々年と心の中で
ヨサコイは中止になりました
ああはいはい今年こそは
と練習を続ける人たちがいます
三年前共にヨサコイを踊ったチームです
いやはいはいええ
うんうんはいこちに移住したこはるさん
時々練習に参加しています
ありがとうございます
はいはいはいよさこい後二年間本当なくて
たくさんの人がそのものすごい本当
残念な気持ちで
いまだにその踊ることさえも
できない人たちがいたりして
僕らもこちで精いっぱいこう続けて行く中で
なんか連携とりながら励まし合いながらね
いいエネルギを
来年はなんか発信できたらと思う
んですがこわちゃんいかがですかね
電話あるよねうんなんかそんな気がするうん
絶対ある
今年八月感染状況が許せば
あなたもよさ
こいの熱狂をシェアできるはず
私も凄く感じたのは
やっぱりこうあと
と離れ離れになってる時間っていうのがね
むしろその気持ちを強くしたというか
やっぱりこんなにも私達は
あとが必要だったんだっていうのを感じる
大切な時期でも
あったような気がするんですね
今年こそはあの私達の友達である
そのあとに
会いに出かけていきたいですよね
私も本当にまあとが好きで
本当に色んな芸術がとても好きなんです
そうですねそれはなぜかと言うと
やっぱりそういうものと触れ合うことによって
何か自分の考えだったりとか
自分のことを再確認できたり
新しい自分を見出せたりだとか
あとは自分の感覚とか
自分の何でしょうね頭に
なる頭にあるこう創作的な部分だったりとか
いろんな感覚を拡張拡張させられるような
なんかそういう感覚になるな
という風に思っていて
自分にとってはとても大事なものなので
あの本当に私も
今年こそは色んなところに出かけて
本当色んなタイプのあとに触れたいな
と思いますし私
はそれを感じに行きたいな
という風に思っています
水原さんこうおっしゃっていたことは
とても大切だと思ってて
なんか芸術あとっていうのは
その人の可能性を拡張してくれるものだと
ある種こう二年間
私たちはその可能性っていうものを
ちょっと奪われてきたんじゃないか
と思うんですね
本当くらいひトンネルの中に
こう閉じ込められてるとで
それ暗中模索で
とにかく何ができるかってことをみんなで
こう考えそれが素晴らしいとみんなで考えて
それを共有してきた等々まあついにね
やっぱりこれまでずっとためこう
ずっと抑えてきたずっとこう組み占めてき
たまそのあとへの気持ちっていうのが
ついにこう跳躍できる
年にね今年はなるんじゃないかと
つまりトンネルの先ねこう新しいこうあとのまあ
世界可能性がね
こう見える一年になることをまあ
期待しています
はい二千二十二
年今年こそは
素晴らしい年になりますように