テレビ愛好家のAちゃんです。
ほどんどの番組は画面の説明をするためナレーションコメントが付いています。
紙のメディアの場合は会話や発言を除いた説明の部分です。
紙と比べ、時間という制約がある番組の場合は少し制約があります。
それは・・・画面に見えていることは文章で説明しないという決まりです。
決まりというか、画面て見えていることをコメントしたりすると、
「絵を見りゃわかる」
と叱られます。
短いカットの中に必要最小限の説明をするのもなれないうちは苦労します。
コメント書きは嫌だ
心の中ではみな思っていることを実現したのが、ノーナレーション番組です。
主人公は猫。脇役が飼い主。
ひたすら猫を撮りつづけた番組です。
評判がすごくいい。
空前の猫ブームの中、作家は愛猫に何を見たのでしょうか?
ネコメンタリー
猫も、杓子(しゃくし)も。
「角田光代とトト」
内容
直木賞作家の角田光代さんと暮らすのは、アメリカンショートヘアのトト。7歳のメス猫だ。猫と暮らす前と後では、すっかり世界が変わってしまったという角田さん。トトと出会ってからの角田さんの日々の生活は?都会のマンションで、トトはどんな暮らしを?猫と人間が織りなす不思議な縁…。猫をテーマとする書き下ろし小説のタイトルは、「任務十八年」。角田ワールドが展開する。人間にとって猫とは?猫にとって人間とは?
【出演】作家…角田光代,【朗読】戸田恵梨香
放送:2017年3月30日 再放送:12月24日
任務18年
「任務十八年」。 「さて任務が終わったので帰ることとなった。 借りていた衣を脱いでもといた場所に帰る。 この衣をすっかり脱いでしまったら私たちはニンゲン界とは無関係になる。 本来私は時間という概念を持たないから今より先のことを考えたりはしないのだけれど私たちの派遣先であるニンゲンは今より先のこと今より昔のことをくり返しくり返し考える生き物だ」。 「今起きていないことや存在していないものを思い描いてはこわがったり不安になったりしている。 任務 十八年 《短篇》|黒ねこのシネマ
書籍
どこか飼い主に似たアメショーのトト。このやわらかくてあたたかい、ちいさな生きものの行動のいちいちに目をみはり、トイレの掃除をし、病院に連れていき、駆けずりまわって遊び相手をし、薬を飲ませ、いっしょに眠り、もしこの子がいなくなったらどうしようと家の人と話しては涙ぐむ日々――愛猫へのやさしいまなざしが、誰かを愛しく思うすべての人の心を揺さぶる、感涙のフォトエッセイ。