日曜美術館「 エロス と死の香り~近代ウィーンの芸術 光と影~」
今から120年前。ウィーンで人間の エロス を描き出した画家がいました。グスタフ・クリムトです。一方で老いや死のモチーフにも臨んでいたのがエゴン・シーレです。二人の画家の目に映った世紀末のウイーンを見つめます。 クリムト...
今から120年前。ウィーンで人間の エロス を描き出した画家がいました。グスタフ・クリムトです。一方で老いや死のモチーフにも臨んでいたのがエゴン・シーレです。二人の画家の目に映った世紀末のウイーンを見つめます。 クリムト...
山形市の郷土資料館の建物は明治11年に建てられた重要文化財の擬洋風建築。病院として使用されたが、その設計の裏に隠されたある意図とは?酒田市にある土門拳記念館は世界的な写真家ゆかりの美術館。貧しさゆえ6歳のとき逃げるように...
永遠に流れ落ちる滝や、無限に続く階段を上る僧侶など、ミステリアスなだまし絵で有名な エッシャー 。それはただのトリックアートなのか?謎多き作家の全貌に迫ります。 学校では落第生。建築家になる夢も挫折。そんなエッシャーの前...
国宝・一遍聖絵は鎌倉時代の時宗の祖である僧侶・一遍の生涯を描いた絵巻。最先端の技法以外にも当時の人々の暮らしを知る貴重な資料となっている。作品の魅力をひもとく。 日本最古の絹本絵巻である聖絵は、裏からも彩色されることで肌...
19世紀末のパリで、冷酷さと官能的な美しさを持つ「 ファム・ファタル (魔性の女)」を繰り返し描いたギュスターヴ・モロー。モローの描いた女たちの不思議な魅力を探る。 宙に浮かぶ生首と対峙するように見返す少女。19世紀フラ...
京都・五重塔で有名な 東寺 。1200年続く神秘の祈り!日本で生きる全ての人と関わる“秘儀”を8Kで初めて撮影。さらに空海×生命科学で見えてくる壮大な仏の宇宙とは? 空海が最後に行った壮大な“秘儀”が、明らかに!それは「...
写真家・ 大石芳野 さんのまなざしが向かうのは、戦禍にさらされた女性や子供たち。困難の中でも凛として前を向く姿に心打たれた。長崎の被爆者取材に同行し創作の秘密に迫る。 「戦争は終わっても、終わらない」そう語る写真家・大石...
若いときに絵本の世界に魅せられ以来50年間描き続けてきた スズキコージ さん(71歳)。一昨年発表した作品では日本絵本賞を受賞、奇想天外な発想で多くのファンを魅了してきた。売れない時期には、肉体労働など仕事を転々とし、電...
ノーベル賞作家の カズオ・イシグロ の小説「浮世の画家」がNHKでドラマ化される。その劇中の絵画に現代の作家が挑んだ。カズオ・イシグロのインタビューを交えて伝える。 2017年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ。...
北斎 が仕事盛りに熱心に取り組んだのが伝奇ロマン「読本」の挿絵。馬琴(文章)と北斎(挿絵)の黄金コンビは大ヒット作を生み出す。大迫力の北斎の挿絵世界を紹介。 北斎が、仕事盛りの40代から50代にかけて熱心に取り組んだのが...
世界で最も知られた日本の芸術家の一人、葛飾北斎。 北斎 は20歳で浮世絵師としてデビュー以来90歳まで生涯をかけて常に絵を改革し続けた。そんな作家の生きざまと実像に迫る。 東京・六本木で開かれている「新・北斎展」。展覧会...
反骨の画家・北川民次。メキシコを漂流し、子どもたちに影響を受けた独自の作風。目標は、絵画による社会変革。時事問題を描き、時代に抵抗した男がみた絵の可能性とは。 1920年代、革命後のメキシコを漂流した日本人画家・北川民次...
その芸術家を心から愛するゲストが、魅力を読み解く「傑作ダンギ」。今回は今年生誕150年を迎える色彩の魔術師、アンリ・ マティス について3人のゲストが熱く語り合う。 鮮やかな色彩と伸びやかな線で愛される20世紀を代表する...
日本の山岳写真を変えた男といわれる 田淵行男 。写真家としてのみならず、高山蝶の研究家としてもその才能を発揮します。山の神髄に迫りたいと願った男が見たものとは? 幼くして両親と死別した田淵は、その心の穴を埋めようとするか...
北海道を描く洋画家の第一人者と言われた 相原求一朗 。生誕100年を迎え、故郷の川越市美術館で展覧会が開かれている。なぜ故郷と無縁の北海道を描いたのか背景を探る。 大正7年、川越の商家の家に生まれた相原は、親の反対で美術...
太宰治、坂口安吾、川端康成、谷崎潤一郎…日本を代表する作家たちの肖像写真を撮り、素の姿を巧みに切り取った写真家・ 林忠彦 。被写体に“決闘”を挑み続けた生涯に迫る。 今年生誕100年を迎えた林忠彦は、作家の懐に入り込み、...
日本各地のアートスポットを訪ねながら、地図を描くようにその土地に根ざす“美”を見つめ直す「にほん美の地図」。 今回は熊本の3つの美術館を司会の小野正嗣が旅する。熊本市にある島田美術館は剣豪・宮本武蔵のゆかりの品が味わえる...
戦争中、暗く静謐(ひつ)な風景画を描き続けた 松本竣介 。この程大川美術館の展覧会場にこしらえられたアトリエのモノを手掛かりに、松本の絵と人生を浮かび上がらせる。 戦争中、耳が聞こえないため徴兵を免れた松本竣介は、独特の...
高さ3メートル以上の作品に挑む、現代日本を代表する画家の一人、 遠藤彰子 さん。彼女の創作現場に密着、多くの人を魅了する巨大な絵画にこめられた不思議な世界をひもとく。 遠藤彰子さんは、自然に囲まれた暮らしの中から生まれた...
5年前にある倉庫から偶然出てきた数百枚の木版画。明治生まれの絵師・ 小原古邨 の作品だ。日本では無名だが、海外で人気を誇った。日本画のような写実表現と技に迫る。 透き通るような色彩。生き物が躍動するかのような写実的な描写...