広がるクラウドファンディング 銀行の挑戦 2017.09.30

市場規模の拡大と共に様々な企業がクラウドファンディング運営会社として参入しています。
その数は約170社と言われています。特に競争が激しいのが投資型クラウドファンディングと呼ばれるもので市場の9割を占めています。

投資に関心がなかった人たちを呼び込む

ベンチャー企業が中心だったクラウドファンディングの運営に先月、ソニー銀行が乗り出しました。

クラウドファンディング専門の部署です。

新規事業企画部・中路宏志さんは立ち上げの中心を担いました。
小口の投資が可能なクラウドファンディングにこれまで投資に関心はあってもできなかった人達を呼び込もうと考えています。
「今までやらない。できない。と思われていたところに、銀行として領域を広げていけるのではと思っています」
クラウドファンディングへの参入が後発となるなか。銀行ならではの長所を売り出していこうと考えています。

利用する企業に対して参入しようとしている市場の成長性など50以上の項目を丁寧にチェックしています。時間はかかりますがその分、プロジェクトの質が高まると支持を集めている。

地道な戦略が実を結んでいます。

先月成立した第1号のプロジェクト。

スマートフォンでいつでもどこでも家電の操作ができるシステムに対して投資を募ったところ1,000万円の資金を11時間で集めました。
「銀行がこういったサービスを展開しているのには安心感があります」
しかし銀行としてクラウドファンディングを軌道に乗せるのは簡単ではありません。
これまで取引のなかった小さなベンキャー企業を自ら開拓しなければいけないからです。この日中道さんが訪れたのはベンチャー企業が大企業に対して事業内容をPRする場です。
発表されたのは仮想通貨関連の事業。
中道さんはお送り事業関連の需要があると見込んでいました。

発表が終わると売り込みをかけます。

クラウドファンディングを利用してもらうにはタイミングも重要です。


結局この日は前向きな話は聞けませんでした。

「我々のターゲットよりステージが先に進んでいた起業が多かった」
クラウドファンディングの世界では挑戦者となる銀行、試行錯誤が続いています。