イッピン「曲げて削って 魅惑のカーブ〜岐阜 飛騨の 木工製品 〜」

イッピン「曲げて削って 魅惑のカーブ〜岐阜 飛騨の 木工製品 〜」

岐阜の飛騨地方では美しい曲面を生かした 木工製品 が作られている。モダンな椅子、花のつぼみのようなランプシェード、印象的な形のペンケース。その魅力と職人の技を紹介。

岐阜県の飛騨地方では、古くから曲面を生かした木工製品が作られてきた。圧力をかけて木を曲げていく技法や、繊細に削っていく方法などによって、カーブが印象的な製品が生み出されている。刀のさやをモチーフにしたペンケース。花のつぼみのような形のランプシェード。身体を優しく包み込むモダンな椅子。どれも試行錯誤を繰り返し、経験を積み重ねた職人技が描いた美しさ。飛騨の木工製品の魅力を中山エミリさんがリサーチする。

【リポーター】中山エミリ,【語り】平野義和

放送:2022年11月15日、2021年10月1日

イッピン「曲げて削って 魅惑のカーブ〜岐阜 飛騨の木工製品〜」

あたたかな光が空間を
演出する機能ランプシェード
花のつぼみのようなふっくらとしたフォルムが印象的です
これは岐阜県の飛騨地方から生まれた逸品
古くから飛騨では曲面を活かした木工製品を作ってきました
器用なリュックシーペンケース
全体に絶妙なカーブが施された印象的な形でにした時には
心地よくフィット感があります
こちらは上品な佇まいのモダンないつ
動く背中もフィットしてるしもうも絶妙
背もたれのカーブが体を座り心地が抜群なんです
職人技から生まれる魅惑のカーブ
その魅力に迫ります
地方の中心岐阜県高山市の家具や小物を作る会社は
八十歳以上もあります
逸品リサーチャーは中山エミリさん
訪ねたのは創業よんじゅーご年になる障害者目が綺麗ですね
バラエティに富んだ製品の数々
こちらではもともと家具を専門にしていましたが
もっと気を身近に感じてほしいとさんじゅー
年ほど前から
さまざまな木工製品を手がけ始めまし中でも人気なのが
こちらのペンケースです
漢字が初めて持ったのに
何か懐かしさを感じるような国
フィット感と気持ち良さがありますね
待っていく印象的な形刀を納める鞘をモチーフにしたもので
海外からも評価されドイツのデザイン賞も受賞しました
今日はデザインを担当した佐々木和弘
この形を作り出すにはある工夫があるんだとか
パッと見た時に
一つの木から後削り出したような形になってるんですけれども
曲面の組み合わせになってるんですけど
もう一つの木から来た確保してですねでこういう風にするんですか
店を収める鞘のように
出んケースの内側は全体の形に合わせ成功に引きずられてい
ます
でも木材をそのままくりぬいているわけではないんです
てんケースを作るのは
職人歴にじゅー
いち年の差はおかよしろうさん
一本の木から削りだした感を出すためにここで二つに終わります
まず材料のミズナラを二つにカット
底にペンケースの内側の削りを施していくんです
細長い刀の鞘のような形をくりぬいて作ることは難しいんだぞ
そのため内側部分を先に加工して
貼り合わせていく方法を選びました
豪邸に行ってまがかかるのであまり例を見ない方法だと言います
接着剤で貼り合わせるとこの通り内側の部分ができました
荒削りを終えたら伝説のカーブを作っていきます
面取りと呼ばれる作業です
この段階で綺麗に仕上げておかないと
赤だしがゆがんだものとかができてしまいますね
使うのは三日月形の葉がついている面取り盤という機械
ここでペンケースの形が決まりますね
釣りが見られないように
集中スピードを調整しながら歯に当てるのが
ポイントです

天然素材で通年ポテがありますから
そう個性を見極めた上でミズナラわん
木目の幅が狭いものと広いものがありそれぞれ硬さが違います
木目の幅が狭いものは柔らかいので
ムラにならないよう気を動かすスピードを早めにします
一方木目の幅が広いものは硬いので
歯をしっかり食い込ませないといけません
そのためスピードは一つとして同じ木目はありません
しかも中が空洞になっているので
削りすぎると強度も弱くなってしまいます
長岡さんはにじゅー年以上木と向き合い
手の感覚で削り具合を習得したと言います
刀の鞘を思わせる美しい絶妙なカーブが生まれました
この後蓋を取り付けたらヤスリで磨いて仕上げ
形をリ調整していきます
小さな凹凸でもぼちぼちに影響するので
指先の感覚を研ぎ澄ませて
ていねいに

漢字
家がこんなに気持ちがいいものだったって
なんか忘れかけてましたけど
空売りだった滑らかな曲面
洗練されたデザインのペンケースの完成です
作り方としては
あの曲線曲面っていうのは
何か図面で表しきれないようなところが
同じように作ってるんだけど
その人がつく男の人が作った物っていうのがなんかちょっと違うぞ
っていうのがなんかニュースに現れるっていますかね
あの局面の綺麗な形に仕上げていく
ってことはあのーすごいやり方
中山さんが訪ねたのは独創的な製品を作る作家の工房兼ギャラリー
ぬくもりのある光が美しいランプシェード
丸みを帯びた優しい形
これらは全て一からできています
一際目を引くのは柔らかな膨らみのある円筒形のランプシェード
綺麗ですね今日はよろしくお願いいたします
清水武夫お酒が好きだったんですよ
それが家の中でもうなんかこう日比野朱里金おいしくって
これで作り始めたけど
清水さんはにじゅーに年前に千葉から移住以来
ひだで活動を続けています
飛騨の家具に憧れて家具作りに憧れて移住してきたので
知らず知らずのうちにそういう曲線
曲面というのは自分の部屋そうなランプシェードの材料はヒノキ
まず光を透過するさにカットしていきます
目指す厚みは
およそれーてんごミリ
浄土島明るさを両立させるために
試行錯誤して辿り着いた数値で明かりを灯した時の絶妙な透け感が
清水さんのイメージするあかりと最も近かったんだぞ
でも毎回ピッタリれーてんごミリではないんです
同じヒノキでも柔らかいヒノキ丸歯科大ヒノキまでしてたら
その都度厚みをほんのちょっとだけ
清水さんは毎回こうして指で柔らかさを確認
南東0.01MM単位で厚みを微調整するんです
同じ厚さの板をじゅーろく枚
これを張り合わせて丸みのある形を作っていきます
まず板と板を合わせてテープで仮止め
この時に重要なポイントがあるんだぞと
まずは若干固めで重なってていいんですか
確かによく見ると板の端がほんのわずか重なっています
裏返し重なったところを押し込んでいきます
プチプチって音がしてるのは
この段差になってるのがペタッと平になる音なんだけど
木と木を接着する時には
圧着って言って圧力をかけてあげるんですね
ランプシェードは形が崩れないよう
強い力で板を接着する必要があります
重なった部分はテープで固定され板同士は離れません
そのため段差を押し込むと
板と板が互いに教え合う強く密着した状態になるのです
重ね合わせる幅はおよそれーてんごMM指先で確認しながら
少しずつ少しずつ重ねていきます
その後接着剤でしっかり固定
そしてまた板を貼り合わせ
同じ作業をじゅーろく枚文繰り返し
ランプシェードの形にしていきます
全て貼り終えたら最後の仕上げ口を閉じて円筒形に出場になると
手が届きにくい部分が出てきます
指先に神経を集中して慎重に貼り付け
作業はなんといちじかんにも及びます
ごじでふんわりとしたカーブのランプシェードが完成
でもやっぱりこのホルムって綺麗ですね
硬い木からできたっていう感じがしないですよね
自然の中に行くと直線のものってもほぼないですね
全て曲線でできて
なんか深海のねクラゲのようなイソギンチャクのような形とか
いろんな形が自然にそこにどうやったらたどり着けるの
かそれはやっぱり色々また試行錯誤してきたいなと思ってます

山々に囲まれ豊富な森林に恵まれた飛騨地方で
家具作りが盛んになったのは大正時代のこと
生活様式が移り変わっていく時代に
行きやテーブルなどの家具の生産を始めました
特徴はやはりカーブ
ひだの代名詞ともいわれる技法間口で作られたものです
それ星型間引きとは圧力をかけて木を曲げていく技法
耐久性に優れ仕上がりも美しいのが特徴です
中山さんが訪ねたのは昭和じゅーはち年創業の家具メーカー
こちらの会社ではよんじゅー種類にも及ぶデザインの一を生産
そのほとんどに曲げ木の技術が活かされています
中でも人気なのがこちらのシックなデザインの椅子プレイします
気持ちあの背中が特に気持ちいいですね
というのはから背中の部分に合わせた形で家ができてるから
ちょっとハマるんですよねすごいですね
気持ちいい手が伸びるでしょ
抜群の座り心地の秘密は背もたれのカーブにあります
体を優しく包み込むような横のカーブ
そして背中をたたえる果てのカーブに
暴行のカーブが施されているんです
良い方向のカーブを実現するために
従来の曲木に独自のアレンジを加え

早速作業を拝見
電話する前に曲げ木をする前に
背中を支える縦のカーブだけを先に削って作ってしまうんです
その後曲げ機で翼のカーブ仕上げていきます
しかし通常の曲げ木とは異なり
削ったものを曲げるのは技術と経験が必要だといいます
曲げ木を担当するのは植田省吾
まず削った板を6日間水に浸け込みます
天国まで水分を含ませた
今度はひゃく°Cも蒸気でさんじかん蒸して柔らかくします
かほかの木が来た日から湯気が立ってる
蒸し終えたら売れ好きにセットするために金具を取り付けるんですが
重要なのがこれポリウレタンの樹脂です
こうして編み込んでいきます
通常の曲げ木の作業は平らな板に圧力をかけて曲げていきます
しかし削って歩いたには隙間があるので
このままだと均等に圧力がかからず割れてしまい
そのため樹脂でしっかりと隙間をふさぐんです
圧力をかけるために
金具の両端をボルトでガッチリと固定器が冷めて
固くならないうちに手早く作業を進めます
すごいスピードですよね
そしてプレス機へセット
機械の中央には横のカーブを作るための型が付いています
では嬉しい
すごーい折り曲げるように圧力をかけ形を作っていきます
俺の可能性もあるので
ゆっくり徐々に徐々に火を見ながら急激に圧力をかけると
木が生まれてしまうこともあるんだぞ
舌の状態を見ながら
ボタンでプレスのスピードを調整しながら曲げていきます
あんな肩たたきがこんな曲がるんですね
これでブレスの終了
このあと10日間ほど乾燥させます
乾いたら余分な部分をカット
背もたれの形に整えて仕上げに研磨をして
表面を滑らかに
野党ございます
どこ触っても塗装した背もたれを取り付けたカーブが体を包み込む
座り心地抜群の椅子が完成です
昔からの伝統でやっているんで
俺に食べることができる点はちょっと自分にとっても残りあります
色々試してみてこれは成功した時は本当に助かります嬉しいです
三島駅発変わってって
材料をもっとよく知って失敗のないようにいるのは
本当に心よりの
岐阜県高山市
職人たちは対話を重ね
自らの思いのこもったカーブを描きます