テレビ愛好家のAちゃんです。
海外旅行の楽しみは観光、グルメそして旅先のホテルです。
豪華なホテルであっても、チープで危険な安宿であっても旅人の記憶に残ります。
普通の宿では飽き足らないという人にとって別次元の宿を紹介する番組が放送されます。
異世界ホテル旅
「なぜこんなところに? 誰が泊まるの?」と
誰もが疑問に思う変わったホテルを旅してみれば、
生き方さえも変わるかも!?
アメリカニューメキシコ州の「崖ホテル」
ギリシャの「洞窟ホテル」
スウェーデンの「炭焼きホテル」
平は掘っ立て小屋ホテルで、泉の水を飲み、まきを割って暖をとり、湖をお風呂代わりにする究極ステイを体験!
アメリカ・ギリシャ・スウェーデンの究極のホテルステイを俳優・平岳大と青木崇高がナビゲート。
野生のヘラジカにも遭遇!ナバホ族の聖地あり、エーゲ海の絶景とご当地ワインも。現実逃避できる90分!
NHKドキュメンタリー – 異世界ホテル旅
放送:2018年1月20日
アメリカ中西部。砂漠地帯を行くこと1時間半。
着いたところにはホテルらしき建物は見当たりません。
手すりを頼りに崖っぷちを20メートルほど下っていくと、
看板がみえてきました。
看板があるのはこのあたり。
洞窟の広さは158平米。
リビングの先にベッドルームが見えます。
リビングを右に進むと、円形に石を積み重ねた空間が現れます。
これはキバと呼ばれるネイティブ・アメリカンの集会所(レプリカ)です。
政治の場や宗教儀式に使われるのだとか。
このホテルをつくったのは地質学者のブルース・ブラックさん。
5900万年前川底にあったこの地層に興味を持ち、事務所にしたいと考えました。
16万平米の土地を買取り、1981年から息子と開発をはじめました。
セメント袋を背負って壁を降り階段を築き、壁を穿ち部屋をつくりました。
電気や水道も自力で引き込み理想の居住空間を作り上げたのです。
5900万年前の岩盤がブルース・ブラックさんに安息の空間をもたらしてくれました。
ホテルの宿泊料は一泊3万5千円。
食材と調理は自前で用意してください。
続いて紹介するのも洞窟ホテル。
ホテルがあるのは地中海に浮かぶギリシャのサントリーニ島です。
高さ300メートルの断崖で囲まれたこの島はヨーロッパ有数のリゾート地。
世界中から年間200万人の観光客が訪れます。
人家があるのは山の頂にかかる雪のように見えるあたり。この島の中心フィラです。
近づくと見えていたのは雪ではなく民家であることがわかります。
企画のネタ本
海外のおもしろホテル探検というからには、ディレクターが発想のネタ元にした情報源があるはず。
探してみると・・・ありました。
「可笑しなホテル」ペティーナ・コバレブスキー 著(二見書房)
ドイツの写真家でトラベルライターのベティーナ・コバレブスキーさんが、
世界24のホテルを訪ねて取材した、 ホテル関係者必読の一冊 !!です。
目次の代わりに写真入りの地図が全世界にちらばった”異世界ホテル”のカタログになっています。
思わず脱力してしまうようなユニークな宿が目白押し。オーナーの遊び心をそのまま具現化しているんだから、わくわくするに決まってる。サーカスのワゴン、古城、氷のホテル、樹上の球体、UFOホテル、飛行機の宿なんかに惹かれるなあ。インパクト勝負の宿だけでなく、ビッグファイブが闊歩するアフリカのサバンナの青空ベッドや、モルディブの海の珊瑚礁ホテルなど、ロケーションの魅力が際立ってる場所もあり。どこもかしこもうっとりと非日常体験できること間違いなし。さあ、自分も来週の旅行に向けて新しいスーツケース買いにいかなくちゃ!
コバレブスキーさんも、はじめオーストラリアの「地下洞窟ホテル」の噂を耳にしてオーナーに出会い、
”異世界ホテル”の魅力に取りつかれたのだとか。
炭焼きホテル「コラルビン」
電話+46(0)70 400 7053
スウェーデンのSkärsjönビーチのほど近くににある「Kolarbyn Eco-Lodge」は、
木板を重ねて草と土で覆っただけの質素な小屋に泊まることができるホテルです。
居室は大人が2名ほど寝るのがやっとという最低限のサイズ。
設備といえば、木製のベッドと薪ストーブくらいです。
火をおこすにも自分で薪を割らなければならない究極のエコ・サバイバルホテルです。
Kolarbynでは1950年代まで炭作りが行われていました。
ロッジのオーナーは、訪れる人々に限りなく自然と一体化した生活を体験をしてもらうべく経営を始めたのだそうです。
この他にも
「トランクホテル」(ドイト:ザクセン・ルンツェナウ)
湖上のお宿「ヴィッテル・イン」(スウェーデン・ヴェストマンランド)
洞窟ハウス「Mira mira The Cave House」(オーストラリア・ヒワトリア)
電話+60(0)3 5626 72000 人の顔がホテルの目印。
口が入り口なのですが、背景に建物は見当たりません。
ということは客室はどうやら地下にあるようです。
岩盤をくり抜いてつくった客室。
一生の旅の記憶となること疑いなしの宿です。
ワイン樽の宿「リンデン・ヴィルト」(ドイツ・リュデスハイム)
氷のホテル「アイスホテル」(スウェーデン・ユッカスヤルビ)
Icehotel, Marknadsvägen 63, 981 91 Jukkasjärvi, SWEDEN
電話 +46 (0) 980 668 00
お部屋には雪と氷でできたベッドの上にトナカイの毛皮が敷かれ、その上に寒冷地対応の寝袋(-15℃位まで対応)に入ってお休みいただきます。
アイスホテル | 北欧トラベルガイド【公式】
監獄のホテル「ジェイル・ホテル」(スイス・レーベングラーベン)
Lowengraben 18, Luzern, 6004, Switzerland
刑務所として利用していた建物。鉄格子の窓が牢獄を思わせる外観。受付も檻の中にある。刑務所の雰囲気を演出するため、客室にはテレビや電話などの設備はないが、手入れは行き届いておりすっきりと気持ちがよい。
必見!世界のとっておき【可笑しなホテル20軒】12. 炭焼夫の小屋 ~Kolarbyn・スウェーデン~ | Travelzaurus.com(トラベルザウルスドットコム)
航空券は「エイチ・アイ・エス」で探そう
海外旅行計画を立てる場合は旅慣れた旅行会社を利用すると便利です。
おまかせ!航空券からパッケージツアーなど幅広いラインナップで
目的にぴったりの旅行が見つかるはずです。
エイチ・アイ・エスの強みは豊富な海外支店、24時間のサポート体制で安心の旅を提供します。
▼エイチ・アイ・エスのサイトは下のバナーから入れます。
出発日時や時間によっては、さらにお得な掘り出し物が見つかることもありますよ。
まとめ
一風変わったホテルを起点にその土地の文化によりディープに踏み込んでいくことができれば、没入感たっぷりの旅番組ができるのではないかと思い、企画しました。
ディレクターが語っているように、誰もが楽しめる旅の情報番組は掃いて捨てるほど放送されています。
しかし、私だけが楽しめる旅の体験番組はそう多くありません。
空気を感じ、何気ない景色を眺めているだけで気分が変わる、そんな旅番組がこれから増えてきそうな気がします。