世界はほしいモノにあふれてる「一番新しいハワイ スイーツ&ファッション」
旅の舞台は、常夏の島・ハワイ!
大手百貨店で年に一度開かれるハワイフェアの担当に抜擢された若手女性バイヤーに密着。
日本未上陸のステキなモノを狙う!地元で大ブレイク中!
地元のバナナを使った「最新スイーツ」に、“ネクスト・パンケーキ”最有力!?
「○○○オムレツ」など。
さらに、自然と伝統文化が色濃く残るハワイ島で出会った100年以上前の「ラウハラ細工」に込められた思いとは・・・?
新しいハワイに出会う旅へ。
放送:2018年5月24日
阪急百貨店うめだ本店バイヤーの澤田有里さん。
大阪の阪急うめだ本店にて開催される「ハワイフェア」を担当する。
ハワイの旬のフードやアイテムが手に入ると好評を博しているフェアで、毎年20万人が訪れる年に一度の大イベント。
彼女に与えられたミッションは日本で手に入らないものを選りすぐり、イベントに呼び寄せること。
ハワイ大好きな目が肥えている人が多いので、「なんとなくハワイ」という商品や
「リゾートすぎる商品」以外を探し当てたいのだといいます。
本未上陸 ハワイ最新アイテムを探す
澤田有里さんは昨年沖縄フェアを成功させました。
今年は初めて一人で海外買い付け・ハワイフェアを担当することになりました。
食べ物、ファッション雑貨、アクセサリーなど全部のカテゴリーの30店舗を巡り来日交渉を行います。
この日向かったのは小さなチョコレート店「ショコレア CHOCO LE’A」。
ハワイ大学お膝元の素敵な住宅街、マノアにあるキュートなチョコレート専門店です。
Choco le`a
ショコレアは、エリンさんがチョコレート作りの名人の叔父さんとチームを組み、ハウスパーティーなどで手作りトリュフを披露していたのがはじまりなんです。その美味しさに口コミで評判が広まり、ケータリングビジネスをスタート。様々なパーティーなどで「トリュフバー」を開いたり、結婚式のFavor(引き出物)を作ったりしていたところ、どんどん人気が高まり、ついに2014年にマノアの地にお店を開くことになったそうですよ。
2909 Lowrey Avenue,Honolulu, HI 96822 (マノアマーケットプレース近く) 電話:(808)371-2234
すべて手作りのオリジナルチョコレート。
ハワイ産のカカオやフルーツを使っているため、もちろん日本では手に入りません。
セミドライにしたフルーツの甘味とほろ苦いチョコが絶妙な一品です。
ファッションでも一番ホットで地元に愛されている品物を探します。
ポイントはハワイでしか生まれない服。
世界で活躍するハワイのデザイナーが次々と登場。
ハワイ伝統の模様や色使いを現代的にアレンジが欧米の若者たちの間で注目を集めています。
その中で目をつけたのがビーチドレスを扱うローカルブランド。
シルクや麻を使った着心地の良いドレス。
「こういうレースのあしらいとか、ちょっと女性らしい感じにしていたり」
アイランドビーチスタイルをコンセプトにした服。
デザイナーがハワイの自然の美しさを伝えたいと立ち上げた。
「身につけることでハワイを感じるってのがすごくいいなと思った」
「女子ゴコロをくすぐります」
デザイナーとの打合せ。事前に日本向けの商品イメージを伝えていた。
デザイナー兼オーナーのニーナ・タイさん。
日本向けの新しいデザインを見せもらった。
ハワイらしさを残しながら、日本の町中でも着られるデザイン。
「着る人が美しく見えるようデザインしました。女性の体をどうすれば素敵に見せられるかどうかがとても大切です」
「それがデザイナーが最も情熱を注ぐべき義務だと思っています」
ハワイ ローカルフード ネクスト・パンケーキを探す
澤田有里さんが続いて狙うのはローカルフード。
パンケーキの次に来る魅力的なグルメを探す。
地元客で人気のお店で見つけたのはスフレオムレツ。
ふわふわのオムレツと中に入れたチーズのとろとろ食感が人気の秘密です。
卵の黄身には牛乳を加え、
ミキサーで泡立てた白身を乗せます。
その2つをあわせて熱したフライパンに。
その上にお好みの野菜とチーズを乗せて二分間ほど焼いたら出来上がり。
3年前に登場するや、地元の人達に大ブレーク。
人気の秘密は見た目だけではありません。
ポイントは地元の食材を使っていること。
キーワードは「ファーム・トウ・テーブル」。
ハワイでは今、地元の食材を使った新しいグルメが次々に誕生している。
ハワイ最新 オーガニックスイーツハワイ最新 オーガニックスイーツ
澤田有里さんが何としてでも来日交渉を行いたいと考えているローカルフードもその1つ。
バナナだけで作られたオーガニック・ソフトクリームが今、話題となっている。
砂糖もクリームも使わないフローズンスイーツです。
「バナナジュースを冷たくして、濃厚にした感じ」
「日本にはない味だと思います」
ファーム・トゥ・テーブル、テーブル・トゥ・ファームを合言葉に3年前に登場。
ハワイ大学の目の前という立地の良さもあり、学生たちに人気爆発。
「オーガニックな食材を使うこのソフトクリームに夢中」
創業者・マットさんはまだ20代。
同級生4人で移動屋台から始め、今では3号店をオープンさせた。
店で使ったバナナの皮などは家畜の餌に。テーブル・トゥ・ファームへのこだわり。
これまで何度も日本進出の声をかけられたが断ってきた。
「問題は食材に対する価値や値段を過小評価してしまうことだと思うんです。農業は単に作物を作るだけでなく、土地や環境を守っていくことにもつながっています」
澤田さんはマットさんに来日交渉し、日本のフルーツを使ったオリジナルを作りたいと考えフェアへの参加を決めた。
ビッグアイランド ディープハワイで文化を感じる
澤田有里さんはハワイ島へ向かった。
今でも伝統が色濃く残るこの島で手にするだけでハワイの文化を感じられるものを探す。
澤田さんはまず、伝統の暮らしの中から生まれたものなどを見て回った。
オールドハワイアンの植物療法を利用したオーガニックコスメ。
「ココナッツミルクとククイナッツオイルでできています」
ハワイでは昔から自然の全てに神が宿ると信じられてきた。
その恵みとパワーが人を癒やしてくれるといいます。
「古くからハワイに伝わる知恵で、肌に栄養と水分を与えると同時に香りを使って癒やしの体験を記憶に刻み込んでいくのです」
Ola オラジャパン公式サイト
ハワイ島の恵みから生まれたコスメ「Ola(オーラ)」 – COLUMN/Norie Green – Hawaiist Web ハワイストウェブ – ハワイ(Hawaii)が好きな初心者からリピーターまで旬のハワイ情報をお届け
続いて向かったのがハワイ島ならではのもの。
守り伝えられてきた伝統技術で作られたものです。
ハワイの伝統工芸・ラウハラ細工。
ハワイアンの暮らしに欠かせない手仕事です。
ハワイに自生するハラの木の木の葉を感想沢、鞣し編み込んだものです。
ラウハラ細工職人のシャディ・ファリディさんにハワイフェアへの参加をお願いすると、即答してくれた。
かつてこの地ではどの家もハラの木を持ち、ラウハラづくりを親の代から子へと伝えてきた。
「一番時間がかかるのは正しい葉”ラウ”を探すこと」
「一番いい葉を探すには自然に対する経験も知識も必要なんです」
数ヶ月かけて乾燥させる作業やなめす作業など工程が複雑で時間がかかる作業が続きます。
若い造り手が減る中でシャディさんは母の技術を継ぐことにした。
「ハワイ島では自分が何かをやっているのではなく、祖先も一緒にやっていると教えられます」
「ラウハラづくりはこの島の自然とつながる瞬間なのです」
シャディさんが一番大切にしているものを見せてくれた。