日曜美術館「幻の国宝 佐竹本三十六歌仙絵 」
百年前、日本美術史を揺るがす大事件“絵巻切断”によって散り散りになった秘宝「 佐竹本三十六歌仙絵 」(さたけぼん・さんじゅうろっかせんえ)が今秋、京都国立博物館に過去最大規模で集結する。 36人の名だたる歌人の肖像に、詠...
百年前、日本美術史を揺るがす大事件“絵巻切断”によって散り散りになった秘宝「 佐竹本三十六歌仙絵 」(さたけぼん・さんじゅうろっかせんえ)が今秋、京都国立博物館に過去最大規模で集結する。 36人の名だたる歌人の肖像に、詠...
奈良・正倉院の貴重な宝物を年に一度公開する「 正倉院展 」。令和の幕開けを祝う今回は、とりわけ豪華な宝物が勢ぞろい。その魅力を女優・鶴田真由さんと共に味わい尽くす。 奈良・正倉院の貴重な宝物を年に一度公開する、「正倉院展...
西洋化の波が押し寄せる中、日本伝統の木彫の新たな形を模索した 平櫛田中 。6代目尾上菊五郎と作り上げた代表作「鏡獅子」の制作秘話を通してその生き様(ざま)に迫る。 歌舞伎の6代目尾上菊五郎の姿をとどめた近代彫刻の最高峰「...
マネの「白鳥の歌」とされる最後の傑作「フォリー=ベルジェールのバー」よく見ると鏡に写った光景であり、しかもいくつもの矛盾に満ちている。なぜ?仕掛けられた謎を解く。 マネが死の前年、梅毒に苦しみながら完成させた傑作がある。...
フランスの印象派に憧れた大正時代の画壇で、ひとりデューラー風の肖像画を描き続けた異端児がいた。 岸田劉生 。現代画家の会田誠さんが<意識高い系>画家・劉生を語る。 日本美術史上、最も有名な少女・麗子。岸田劉生が何度も描い...
「 日本伝統工芸展 」は “伝統は生きて流れる”との指針のもと、時代の流れくんだ新しい作品を選び続けてきた。今年も揃った受賞作を美しい映像で紹介する。戦後、消滅の危機にひんした工芸技術を保護・育成するために誕生した「日本...
アニメーション映画は「思想を表すことができる」「ただのファンタジーではない」と信じ、リアリティーを追求し続けた 高畑勲 。その熱き信念をゆかりの人々が語る。 「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」。...
軍から受け取りを拒まれたという異色の戦争画『国之楯』を中心に、知られざる従軍画家、 小早川秋聲 が残した数々の戦争画を近年新たに発掘された絵や文章を交えてたどる。 陸軍の依頼を受けて描かれたものの、軍から受け取りを拒まれ...
秀吉ゆかりのお堂や三重の塔。横浜に古い名建築を集めた日本庭園がある。実業家・ 原三溪 が自邸に作った三溪園。5000点に及ぶ古美術のコレクターでもあった男の物語。 横浜の邸宅に夢のような庭園の風景をつくりあげた原三溪。明...
応仁の乱、戦国の動乱と戦火が絶えなかった室町時代。だが近年、将軍たちが国の安定のため「美」の力をしたたかに利用していたことが注目されている。 室町将軍 の知られざる戦略とは? 室町幕府に最盛期をもたらした三代・義満の肖像...
瀬戸内海の海辺に、素敵な夫婦が暮らしている。現代美術作家・高橋秀(89)と布はり絵作家・藤田桜(94)。老いてなお現役。 秀と桜 二人のアートと人生の物語。 瀬戸内海の海辺に、素敵な夫婦が暮らしている。現代美術作家・高橋...
地域のアートスポットを紹介するシリーズ・にほん 美の地図 。今回は岡山県。地元出身の落語家・春風亭昇吉さんが土地に関わりの深いアートを通じ、岡山の魅力を再発見する。 岡山県出身の落語家・春風亭昇吉さんがまず訪ねたのは、瀬...
モネ、ゴッホ、ルノワール。大正時代、3000点に及ぶコレクションを作った実業家・松方幸次郎。災害や戦争などで散逸してしまった 松方コレクション の名画たち。その数奇な運命を見つめる。 モネ、ゴッホ、ルノワール。大正時代、...
去年92歳で亡くなった絵本作家かこさとし。最期のロングインタビューが残されている。だるまちゃんとてんぐちゃん、そして未完の大作。子供たちへ伝えようとした“想い”絵本作家かこさとし。代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」は、...
今年生誕150年となる洋画家・岡田三郎助。着物姿の女性を洋画の手法で描き、独自の「美人画」を生み出した。女性のライフスタイルさえ変えたと言われるその画業に迫る。 今年生誕150年となる佐賀県出身の洋画家・岡田三郎助。5年...
自由奔放な絵を描き、22歳の若さで夭折した 村山槐多 。没後100年にあたる今年、展覧会開催を機に新発見の作品も相次いでいる。村山槐多の絵を詩の朗読とともに見ていく。 自由奔放な絵を描き、22歳の若さで夭折(ようせつ)し...
江戸の町に突如現れ、10か月で姿を消した謎の絵師・ 東洲斎写楽 。傑作といわれる作品をもとにその芸術家の魅力を熱く語り合う。 歌舞伎役者の似顔絵で江戸の町に旋風を巻き起こした浮世絵師 東洲斎写楽。写楽の作品から、役者の人...
今から120年前。ウィーンで人間の エロス を描き出した画家がいました。グスタフ・クリムトです。一方で老いや死のモチーフにも臨んでいたのがエゴン・シーレです。二人の画家の目に映った世紀末のウイーンを見つめます。 クリムト...
山形市の郷土資料館の建物は明治11年に建てられた重要文化財の擬洋風建築。病院として使用されたが、その設計の裏に隠されたある意図とは?酒田市にある土門拳記念館は世界的な写真家ゆかりの美術館。貧しさゆえ6歳のとき逃げるように...
永遠に流れ落ちる滝や、無限に続く階段を上る僧侶など、ミステリアスなだまし絵で有名な エッシャー 。それはただのトリックアートなのか?謎多き作家の全貌に迫ります。 学校では落第生。建築家になる夢も挫折。そんなエッシャーの前...