世界で活躍する書家・紫舟さんイチオシの 水墨画「慧可断臂図(えかだんぴず)」。線の特徴から画聖・雪舟のねらいを読み解く!▽「鳥獣戯画」の躍動感の秘密を、水墨画家が模写で迫る!▽松から作られる貴重な「松煙墨(しょうえんぼく)」。日本でただひとりの職人技に密着!▽俳優・イッセー尾形さん憧れの水墨画「松林図屏風」(長谷川等伯)。究極の「余白」の前で、イッセーワールド炸裂!<File558>
放送:2022年6月10日
美の壺「黒と白の宇宙 水墨画 」
筆を使い墨を基調にして描かれる絵画
水墨画中国唐の時代に始まった水墨画が日本に伝わったのは
鎌倉時代のこと
中国へ渡った禅宗の僧侶達によって持ち込まれました
水墨画は墨の黒だけで多彩な表情を見せます
その無限の可能性に時代を超えて人々は魅了されてきました
を取り入れて命を与えてんよんひゃく年前の飛鳥時代に
中国から伝えられた炭作り
当時とほとんど変わらない技法で作られた
極上の松煙墨霊的な人間像を様々に演じ分け
独自の世界を生み出す俳優イッセー尾形をボロボロにします
8月で知られる一成さんイチオシの水墨画とは一生作れ
も人の事書き込んでいるのかなと勝手に想像していたんですが
今回は水墨画の奥深い世界を堪能します
海外でも個展を開くなど
世界で活躍する書家の紫舟さん美の壺の大地でもおなじみです
一本の筆から生み出される水墨画の線の魅力は
署にも共通するところがあるのだとか
同じ
主さん線の迫力に圧倒されるという水墨画があり
ます
室町時代に活躍した画家雪舟の絵か断筆です
洞窟の岸壁に向かって座禅をするのは禅宗の僧達磨
その後ろには肩
腕を切り落としてまで弟子入りを志願するイカの姿です
その中で特徴的な線は二つあると思います
一つはこのだるまの線他の業者から比べると非常に単純で
シンプルでこの世の人を描いた感じがあまりしない
その戦闘は歯の白さのどちらも非常に透き通っていて
透明感すら感じる存在に描かれていると思います
悟りを開いた後の人の描写として描いたんだと思います
そしてもう一つは
険しい洞窟を表す線ですにつの線を引くか
ということに集中力を要したんですけれども
背景の洞窟の線は
インスタつのこういったlineに様々な角度がついているので
その角度のつける
タイミングで筆の命を取り替えながら
単調な線にならないように
気はしさを表現して言ったんじゃないかなと思います
だるまの気に入った船と岸壁の緻密な線
この二つの点の描き分けこそが接種の真骨頂だと言いますと
道が険しくて楽ではなくて
厳しいものだということを
まるで物語っているような
非常に対し的な描写をしていると思います
恐らくですが
摂取ほどの存在ですのでポンの筆を先だけ使うとか
真ん中の方まで使う根元まで使う勢いを変えスピード感を変える
右から左左から決めからしたしたかっていう
様々な動きで一本の筆で様々戦を見だしたのと思います
今日最初のツボは筆が生み出すたような
世界
水墨画家の大竹沢民さん
大竹さんは今からさんじゅー
年前日本画と東洋美術史を学ぶために上海から来日しました
大竹さんは古典的な水墨技法を使いながら
常に新しい表現に挑み続けています
基本的にせん秒の発展は女子に最初は輪郭線撮るの
この均一のせんからの筆を抑えたり上がったりする動作で
そこで太くなったり細くなり
このメール的な表現と細いのはの戦歴の評判のあの構成で
それで本当の線描になるんですね
平安時代に書かれたとされる滋賀甲賀墨の線が
動物達の生き生きとした躍動感をより際立たせているといいます
これを機にいつのせいにしてみると
例えばこれはただの輪郭線取る外側の稜線撮るだけだから
その太くなったり細くなったり変化がない時にはスピードは感じ
ないと太くなったり細くなったりスピード感感じる
そうすると物の動きが強く強調されますね
見る人にもいきいきの漢字今度
は輪郭
ではなく物の形を描きます
何本も重ねて書くことで笹になりました
これも千お面として書くからこその表現です
さらに今度は筆の側面を
大胆に使う手法
かすれた筆跡がゴツゴツとした山の岩肌となって現れました
サッカーとして絵描きとしてすごく難しいのは
その点酸性と線描の表現をする
二面を取り入れてせんは命を後のかな
一本の筆から生み出される多彩な表現見る者の心を揺さぶります
盛りさ何を書くんですか
マウスはもう書いてその先にね
葉っぱを書けば
日本で住み作りが盛んになったのは室町時代のこと
現在もすみのきゅー割がココナラで作られています
こちらはせんごひゃくななじゅーなな年に創業した
日本最古の墨作りの店で
創業
当時の製法をよんひゃくごじゅー年近く守り続けて
います
村に灯されたあかりが無数に並ぶ室内この油を燃やして取れる雪が
炭の原料となります
明日は上に被せた時に着きます
油はだいだい菜種油などの植物油を使っています
完成した罪は油煙墨と呼ばれ深みと艶が出るのが特徴です
すみ
の色は黒ですがその黒の中で様々な色を含んでいるんです
デビスの加減によっても幅広い濃淡を出すことができるので
昔から隅の隅にご夫妻ありっていう言葉もあります
この黒一つで色彩豊かなものが書けるのです
二つ目のズボンはすみなさいあり
和歌山県田辺市紀伊山地の山中に
日本古来の製法にこだわり続ける墨職人がいます
堀池まさおさん炭を作り始めてさんじゅーに年になります
って言えん僕が登場する前は
油分を多く含んだ赤松が主に使われていました
これ
をにM四方ほどの部屋の中で燃やしすすを集め
ますが
壁に堆積して採取できるようになるまでにおよそに週間かかります
待つからすすを取り
そのすすで炭を作る職人は買ってたくさんいましたが
今では堀池さんただ一人になりました
ごひゃくK部分の赤松から取れるすすはわずかにじゅー
KMをして取れた煤を膠と練り合わせて済みにします
型にはめて成形した後
ご年からろく年かけてじっくりと乾燥熟成させます
皆赤松から作られた罪面目で
松煙墨は水を多く含ませるとわずか
に青みがかった色に取るため
松煙墨は低木とも呼ばれます
君って皆さん黒い食と思われるかと思うんですけど実際ですね
あの濃淡によって色が出てくるように思います
そういう的にここ感じながら
名画という昔書かれた水墨画を鑑賞するというのは
とても楽しみです
僕はこんなグラデーションこの筆使いで出してないとかね
そういう
ようなことを感じながら
あの名画を鑑賞するというのは
単に見る以上に楽しいことだと思います
古より伝わる伝統の炭づくり水墨画の多彩な表現を
今も支え続けています
雪舟を始め室町時代の水墨画を研究する
美術志賀島を新たな余白と書きますけれども
もちろん水墨画の余白は余った城ではありません
これ富士山です
で雪をかぶった富士山ですけれども
この白い部分というのは
髪の色そのもので描いたわけではありませんでもこれも弱くて
言えばいいわけですよね
その余白の部分は絵の中で何かになったり
あるいは表現上の何かの働きをしているね
もう一つ余白を効果的に使っているという作品がこちら描いたのは
中国唐時代の画家玉環です
真ん中に人がふたり
上の方に向かって上がっていく様子が描かれています
この絵のタイトルはさん市青嵐ています
セイロンっていうのは晴れたらして書きますけれども
荒らしではありません
夏の晴れた日に山行くとこ水上頭熱いヒロアカで
私の方でかけろが立ったりしますよね
たの漢字を思い浮かべていただければいいのですから
この絵は画家が
全てを書いてるわけではありません
がかがやっているのは
観る人のイマジネーション想像力を刺激することだけなんですね
それを刺激することによって
見る人の中に山水の兄を立ち上がらせる
俺を思い浮かばせるのは見る人の想像力で
最後のツボは別天地へと誘う俳優イッセー尾形さん
映画やドラマ
一人芝居など個性的な役柄を演じ分ける人
独自の世界に引き込みます
ライノアート月以前からダッシュで見て
ずっと引かれている水墨画があるといいます
か今日疲れましたね
もっと書き込んでいるのかなぁと勝手に想像していたんですが
もう勢いでシャシャッと書いてますね
水墨画の最高峰の一つと称される松林図屏風で描いたのは
安土桃山時代の巨匠長谷川等伯屏風に描かれているのは
松林と実の濃淡と
たっぷりの余白が見るものを絵の世界へと引き込みます
今回はこの松林図屏風の抗生剤の複製と対面します
立野これがきりだとして流れてんですかね
学校putも食べてなくて止まってるんでしょうかね
きりだと思うでしょうね
見えなくてノアキリだろうたこれさこの余白にさ
大蛇リュウリュウ学校の歌うっていびきの音
for_you書こうと思えば描けるね
コストコの空白が何売って躍動してくるんですよね
長谷川等伯さんは
実は余白を書こうとしても
余白って言い方は見た人が後から付けた名前なんですが
この何もないみたいなものを書こうとして
ムーはどうやって書いたらいいんだろうっていう時に行くの
松が出てきた年末だからこそ医療がなくむのままで気のまま
体験できることができるじゃないかなと
そんなことを考えて書いたわけじゃないと思います
それがこの解釈の楽しい所でね
もうその楽しいところで
実は松林図屏風の前でどうしてもやりたかったことがあります
手作りの人形による芝居です
どうも葛飾北斎です
いやーこの松林図ね憧れてたんですよこれね私はかけないなあ
もしこの余白にね
誰かを書くとしたら私はやっぱり俗世間の人間がいいなぁ
おとえばこれこれこんなのちょっと運転と縁起でもないね
神弦が切れちまったよ靴ごっつぁんです
関取であんたの指が太いから間は直せないね
私本当はねこんな商売足を洗って団子屋やりたいのよ
おっちゃんです
あんた松林の余白から現れた元相撲取り
そして葛飾北斎時空を超えた不思議な世界が生まれました
緻密な筆使いと墨の濃淡
そして余白黒と白だからこそ生み出せる世界がここにあります