おしゃれエリアのパン激戦区を巡る旅。3日目は、港町・ 横浜 。初めて日本人がパン屋を開業したというこの街には、客を驚かせたいと“見た目と食感のギャップ”にこだわるパン職人が!木南晴夏がオススメのミルクフランスの斬新な口どけに、相棒の女優・岡本あずさも驚がく!迷路のような路地を抜け、たどり着いた山手の高台には、絶品のパンランチが!こだわりのパン職人が演出する、乙女心をくすぐる“至極のパンの秘密”を探る。
【出演】木南晴夏,岡本あずさ,【語り】西脇保
パン旅。「おしゃれパン激戦区(3)トキメキの連続!横浜編」
放送:2019年2月14日
まるでコース料理。パン女子たちが注目するハイセンスなパンランチも。
横浜でパン旅。素敵なパンの世界をめぐります。
元町にやってきました。マリンブルーが横浜カラーなんだとか。
港町横浜はパンとの関係も深い街。江戸時代日本人による初めてのパン屋さんが横浜で生れました。
130年続く老舗や、大手のチェーン店など有名店がしのぎを削る全国有数のパン激戦区なんです。
「横浜に来るとよく寄るお店で、おしゃれなパン屋さん。目でも楽しめます」。
一軒目は
見た目も楽しいアミューズメント系のお店
入った瞬間から驚きの連続。
坂の途中にあるお店「ブラフ ベーカリー(BLUFF BAKERY)」。
迎えてくれたのはおよそ80種類のパン。どれもとっても個性的なんです。
まんまるのクロワッサン。ずらりと並んだビッグサイズのパン。
その中には・・・「レモンチョコにドーナツ」。
カラフルなドーナツがいっぱい。
ラズベリーのシロップがたっぷり。真っ赤に彩られたドーナツや、
キューブ型のレモンチョコを大胆にトッピングしたもの。大きくてキュートで見ているだけでワクワクするパンがこの店の売りなんです。心ときめくのはパンだけじゃないんです。「焼き上がりました」。
「オープンキッチンすごいですね」。
「ライブ感ですね」。売り場とキッチンをガラスで仕切らない斬新なつくり。焼き立てのパンの香りを楽しめると好評なんです。
ミルクフランス。積み方もおしゃれです。この店ではたっぷりのクリームを固めの生地で挟んでいます。
港の見える丘公園。横浜港を一望できる絶景スポット。
シナモンロール。
大きいのに女性でもペロッと食べられる秘密は味の変化にあります。段階的に甘さが変わるよう演出されているんです。
ミルクフランスの特徴は軽いくちどけのパン生地。仕掛け人はいったいどんな人物なんでしょう。
横浜元町のエンターティナー栄徳剛さん。地元横浜生まれ。東京の有名店で腕を磨き9年前に独立。以来楽しさと驚きを追及しています。「ミルクフランスの生地がサクサクだった」。「ミルクフランスのパンは専用です。フランスパンと同じ生地を使ってしまうとクリームが先に消えてパン生地が残ってしまう」。
その触感の秘密は小麦粉にあります。フランスパンに使う小麦粉とシュークリームなどに使う薄力粉を混ぜ合わせているんです。二つの粉をブレンドすることでくちどけの良い生地を生み出しました。
「シナモンロールはでかいですよね。途中で飽きちゃうと、おいしいイメージより重いとなっちゃうので、最後まで食べてもらえるように設計しています。いろいろなアトラクションがある楽しいアミューズメントパークを想像して作っています」。
Bluff Bakery/ブラフベーカリー|横浜 元町のパン屋
二件目は山手駅。
素敵なマダムが営む丘の上のパン屋さん。
こだわりのパンランチ。
最初の目印は消防団。
右脇の道を入り、右手の坂を上ります。
次は四俣の路地を3時の方向。右横の道を入ります。
最後は白の鉄門。石の階段が入り口。
二人がたどり着いたのは丘の上の一軒家。
「ON THE DISH 」。
マロングラッセ入り黒糖パン。このお店ではパン棚ではなく、木製の大きなカウンターにパンを並べています。パンはどれもシンプル。
こちらは二種類のレーズン入り。
ほっこりしたフォルムが愛らしい、イングリッシュマフィン。
お皿の上に置かれたパンはまるでインテリアのようです。
サンルームの極上空間でいただくパンランチ。
最初に出てきたのはポタージュスープ。一皿目はカボチャの甘味をじっくり引き出した季節のスープ。
トッピングはリコッタチーズとピスタチオでコクと香ばしさを加えました。
二皿目はトーストと季節のサラダ。厚切りトーストのハーフ&ハーフ。はちみつとバター。もういっぽうはチーズトースト。塩とコショウで甘辛く。一つのプレートで二つの味が楽しめます山の手の丘のこだわりマダムこと佐藤彩香さん。アパレル業界から転身し、9年前この店をオープン。独学で作り始めたこだわりのパンが評判を呼んでいます。
「基本はシンプルな食パンなので、食べ方をいろいろ、甘いのからしょっぱいの両方楽しめるようなものをめざしています。パンは日本で生まれたものではありませんが日常に深く根差した食材です。打ちのパンはバターとか牛乳を入れていないので余白が出るので、バターが好きな方はバターをいっぱい上にのせたりとか、オリーブオイル、お惣菜を乗せてもいいですし、いろんな食べ方ができる食パンになっているかと思います」。
佐藤さんが乳製品を入れずに作る「余白のあるパン」。自分好みにパンを楽しんでもらいたい。パンランチにはそんな思いも込められています。山の手の丘のこだわりマダムこと佐藤彩香さん。アパレル業界から転身し、9年前この店をオープン。独学で作り始めたこだわりのパンが評判を呼んでいます。
「基本はシンプルな食パンなので、食べ方をいろいろ、甘いのからしょっぱいの両方楽しめるようなものをめざしています。パンは日本で生まれたものではありませんが日常に深く根差した食材です。打ちのパンはバターとか牛乳を入れていないので余白が出るので、バターが好きな方はバターをいっぱい上にのせたりとか、オリーブオイル、お惣菜を乗せてもいいですし、いろんな食べ方ができる食パンになっているかと思います」。
佐藤さんが乳製品を入れずに作る「余白のあるパン」。自分好みにパンを楽しんでもらいたい。パンランチにはそんな思いも込められています。
「パンには季節のものを入れません。季節を感じていただけるのはスープ。ここで食べたスープを記憶に残していただくには特別な者の中にチーズとか。おうちではやらないでろうというプラスアルファ。素材を邪魔しないようにアクセントと思っています」。「パンは食べてしまったら残らないので(店を探してやっとたどり着いた記憶も)残していただければうれしい」。
おいしいパンランチはもちろん、お店までの道も素敵な空間もぐっと来る旅でした。