日本最高峰の匠たちの技と美が結集する日本伝統工芸展。戦後、工芸技術の継承と次世代の育成を目的に始まり、今年70回の節目を迎えた。展覧会では陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門で選ばれた550点あまりが、全国を巡る。培った技とセンスで未来へとつながる創作に挑んだ匠たち。アトリエ訪問も交えながら入賞した19点すべてを紹介。伝統工芸の今とこれからを見つめる。
初回放送日:2023年9月17日
日曜美術館
匠たちの精緻な技と美が一堂に会す日本伝統工芸展が、今年七十回目の節目を迎えました。戦後失われつつあった工芸の技術を守り育てるため、昭和二十九年に始まった展覧会です。世代もジャンルの違いを超えて、全国の作家たちが時代時代の美を積み重ねてきました。芸術性や創作性がその技術と一緒にならないと、ここの展覧会は意味がないということです。古くからの伝統を未来へ伝えるだけではなく、今生きている感覚や材料、技術を使って今を表現することが求められます。今年は陶芸、染色、均衡など七つの部門から十九作品が受賞し、進化してやまない日本の工芸の今を見つめます。
「伝統は生まれ進化する 〜第70回 日本伝統工芸展〜」
今年の応募作、千百七十七点の頂点に輝いた失礼の作品。暗い色の中で輝く白から青、そして深い藍へと移ろう鮮烈なグラデーション。モチーフははるかに広がる海。きらめく波にはどんな技と思いが込められているのでしょうか。
やってきたのは千葉県松戸市、失礼家の松本達也さん。「マンションも異質なんだけれども、ここから急に仕事場の空間に入ると、外からは想像がつかないですね。」
高校卒業後、故郷香川の出迎研究所で学び、二十八歳で工房を構えました。「これが今回の模型というか、こういうもので模型を作って、デザインをして、上でやっております。」
「どうして今回は波っていうふうに思われたんですか?」
「私が香川県出身で、常に瀬戸内海の海とか、釣りとか、海水浴とか、そういう意味では、もうこの波っていうのは常に生活とともにあったものですから。穏やかな色の出し方で、少し柔らかな瀬戸内の揺らぎの中の波という形で。」
穏やかな波は、松本さんが得意とする彫出という技法で表現されています。幾重にも塗り重ねた色漆、それを彫り込んで断層を見せるのです。ぼかしの色、白から紺への深いグラデーションを表現するために重ねた色は、なんと五十色。こちらは塗り終わったお盆。
「こうやって見ると、この下に五十色も眠ってるってわからないですね。」
「そうですね、掘ってみないとわからないですね。」
五十色塗り重ねても漆の層は二ミリにも満たない薄さ。刃先から伝わる感覚が頼りです。
「今五十色あるとしたら、上から何層目ぐらいまで青が見えてきました。これでだいたい二十回ぐらいの層。それから二十番目ぐらいですね。」
「掘った断面を砥石で磨くと、急に変わりましたね。」
現れた色漆は空気に触れることで、より鮮明になるといいます。松本さんは作家活動とともに、傷んだ文化財の修復にも携わっています。古の職人たちの技には創作に役立つヒントがあると言います。
「その亀裂の部分とか、割れた部分から当時の仕事が見えてくる。やっぱりこの当時もこんなに苦労してんならとか、こういうふうにやってんだなっていうのが見えてくると、なんかこう共同的な共鳴を持つんですね。昔のものからやっぱりインスピレーションがあって、『あ、これなんか使えそうだ』っていうのが、常にそういう目で見ていけば必ず参考になるものがあります。実は今回の波の模様も、古の作品から着想を得ました。そのバックというか自分のところに、要は波紋みたいなのがあって、そこには細かい自分を持ったものがあります。それを『これ面白いな』って思って拡大して、これを波の中心にやったっていうのが、自分の発想のもとであるんです。」
箱の内側には羽を広げ風に舞うカモメ。「来年以降がまた新たな挑戦もあるし、またその修復なり制作において、また海外のものまで飛んでいきたいというか。瀬戸内のこの自分の故郷にも飛んでいくし、海外にもそうやって飛んでいきたい。」
波の上を遥か彼方まで飛んでゆくカモメのように、新たな挑戦は続きます。
今回最年長の受賞者となった柴田明の漆工の作品です。六枚の銅の板を溶接して作ったモダンなデザイン。そこに美しく波打つ銀の線を巡らせました。あえて淡い色調の釉薬を使うことで、流れる水のような静かな佇まいを見せています。
清涼感あふれる海老ヶ瀬順子の米織の着物です。米織は絹織物の一種で、紋様が米粒を並べたように見えることから名付けられました。庭で見た若葉の美しさをモチーフに、緑を大胆に配置したポップな雰囲気の意欲作です。
巨大な岩を思わせる不規則な五角形の箱。銅と銀の合金を叩き出して形を作り、そこに水の流れをイメージした金属の粒が装飾されています。貧困の歴史に思いを馳せて生まれた独創的な形です。「アウント」と名付けられた鉄の鋳物、躍動感のあるダイナミックな曲線が目を引きます。作者は江戸時代から続く布目沿岸の技を継ぐ五代目。伝統の技法で、金、銀、銅、プラチナを埋め込んでいます。
自由活発な美しい線が裏と表、二つの世界観を表しています。今年三十歳で新人賞を受賞した鈴田清人さん。佐賀県に伝わる木版摺更紗の技を引き継ぐ三代目です。受賞作は木版摺更紗の着物。総称青とグレーを基調とした爽やかな色合いで、模様のモチーフは群生する植物の葉。模様の配置や配色を大胆に変え、変化をつけています。布に型を押すようにして模様を作り、さらに型紙を重ねて色をつけていきます。
その技法のルーツは江戸時代、佐賀鍋島藩の鍋島更紗。しかし、大正に入ると後継者が途絶え、技術は失われてしまいます。昭和四十年代に鈴田さんの祖父テルジさんがその技を復元し、木版摺更紗として発展させてきました。鈴田さんは金沢美術工芸大学で焼き物と染色を学んだ後、二代目の父親に弟子入りしました。
「ちっちゃい頃は、そこまで詳しくは染め物だとか焼き物とか香源については全然知らなかったですね。高校に入って美術部に入って、大学に行く中で、工芸とかそういった展覧会とかに親しんでいって、その中でだんだんとこの道に方向性を決めていきました。」
日本伝統工芸展に出品したのは今回で二回目。テーマにしたのは、庭で見つけたツワブキでした。
「面白いなと思ったのが、この葉っぱの重なり。手前に大きい葉っぱがあったり、奥の方にちっちゃい葉っぱがあったりして、いろんな方向に葉っぱが重なり合いながら広がっていってたので、その様子を入れようかなって思いました。」
何度もスケッチを重ねて形を単純化していきます。デザインができるとコンピュータに取り込み、全体の配置や色の構成を考えていきます。
木版は二種類、模様の輪郭線を作る「字型」と、細かい模様をつける「上方」です。四方向から字型を押して一つの模様を作ります。組み合わせや向きを変えることで変化をつけることができます。さらに薄墨をつけた上方で模様の間を埋めていきます。
布の一枚に押す木版は、およそ三千回。重なり合うツワブキの葉が見事に表現されています。模様の上に型紙を使って色を挿していきます。
今回、鈴田さんは型紙の特徴を生かした色の表現に挑戦しました。
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「型紙だったらこういう風に片側に直接切り抜いて色を入れていくので、ぼかしというよりも段階としてそれぞれの色をカッチリと入れていけるので、あえてグラデーションの中に際ができるんですよねそれが一つ型紙だからこそできる表現なんじゃないかなと思いましたね 今回はあえて色の違いを明確に見せるグラデーションそれは木版づりさらさだからこそできる色彩表現です自分の作品を作り始めると、次はどんな作品にしようかとか、今まであるさらさからどんどんどんな変化をさせていって、新しいサラサを作るかっていうのが一つ目標になりましたね伝統の中にも変化を求め て若い感性が新たな美を生み出します同じく新人賞に輝いた二点を紹介まずは洋光を浴びてきらめく富士をモチーフにした失礼作品表面を掘り、色うるしを埋めて研ぐキンマという技法で、一枚一枚の花びらが丹念に描かれています白漆と紫漆の彩りでしっとりと垂れ下がる房旅先で心惹かれた絶景を漆独特の表現で描写しました砂の中に埋もれるサメガレーをテーマにしたユニークな作品人手や貝 など、これまでも海の生き物をモチーフにしてきました王道と言われる銅と亜鉛の合金を金土で丹念に叩いて形を作り出していますカレーは内側からの打ち出し凸凹の表面を薄く剥がすことで、肌の陰影を巧みに表現しましたあらかじめ染めた糸を使って緻密に折り上げられたかすり模様イメージしたのは、四季折々に姿を変える水の表情です灰色の太い島と大小のひし形のコンビネーション心地よいリズムを奏でます絶滅が危惧される希少な乱の花をモチーフにした作品夜光貝やうずらの卵など、多様な素材を使い分けた高い薪への技術木漏れ日の中、咲き誇るその姿には、伝統工芸の道を歩む己の姿を重ね合わせていますスウェーデンで木工技術を学び、北海道に工房を構える島田空きを使うのは北海道に自生する群れの木色や木目の異なる木片を組み合わせ、氷の紋様を表現しました北海道に暮らすことで見出した自然の美が宿っています小野さんが訪ねたのは、福岡市の人形工房ここなんかギャラリーみたいになってますねお人形が見えます はい、失礼しますこんにちは、はじめまして、はじめまして、おめでとうございます、中村です中村さんは百年以上の歴史を持つ博多人形工房の四代目です代々ですね、あの襲名とかではなく、名前は継がないですしあと 作風も
各々その時代に合わせて変えなさいっていうのがうちのテーマで、人形を作る祖父や父親の姿を見て育った中村さん東京芸術大学で彫刻を学び、人形史の道へしかし迷いの日々が始まります人形史として何を作ればよいのか中村さんにとって転機となった人形がありますそうですね、やっぱりちょっと高難易度だと、すごい野球のキャッチャーですねそうですよねキャッチャーが支持してる感じですねそうなんですよ七年前に五歳になったわが子のためにと作った五月人形です桃太郎などの古典的な姿ではない、現代の英雄とは何かその答えがこの人形でした新しいものをしたいと思ってるから、伝統とアートの風間で生きていきたいと思ってたので新しい五月 人形息子のために作れなかったらなんか作家になれないんじゃないかなと思ってたんですよすごい自分を追い込んでる感じですね子どもの健康や成長を願う気持ちが込められた五月人形そこに現代的な要素を取り入れることで、より今の人たちに伝わるものが作れるのではないかそんな中村さんが今回、伝統工芸展に出品したのがこちら朝もやの中、笛を手にスックと立つ若い男日本最古の劇技学に登場する五校あえて伝統的なモチーフで挑戦しましたこれなんですよ、実は中村さん、十年前に同じ五校をモチーフにした人形で新人賞を受賞しています今回の人形はその五甲が成長した姿なのだと言いますだから十四歳と二十四歳ぐらいで中心になってで、ちょっと大人っぽい感じとか、あとその色もどんどん抑えて、なんかこう、静寂みたいなものをテーマにして作ったんですよ 静寂十年経過した姿をここにもう一回出現させたいみたいな気持ちで無心で作ったというのは今年の作品かなと思いますね今回の作品が前回との大きな 違いは人物のリアリティですそうですね、柔らかいうちに博多人形ってポーズ検討するんですけど、例えばこれが今こうやってちょっとまっすぐ立ってる感じなんですけどどうかなんつってちょっとこうすごいして、これをこうして結構雰囲気が変わります変わりますかそれと、かこう笛吹き終わった後に鳥が飛んで振って見上げた感じがいいかなとか、そういうのを 物語を考えながら、物語を何度で手もがしながら、特にこだわったのが笛を持つ手の表情ですあらかたできてきましたら、これで切り離しちゃうんですよね指ができた小指をちょっと上げたりすると なんかちょっと増えるイメージ あー、そうだなぁ早い動くはできないだいぶこれで、あー、本 当になんか冬が吹けそうな、吹けそう あー、そうそう思っちゃった新人賞から十年、これからやりたいことが見えてきました今回中村さんに会えたと思って会う人がやってるんだと思ってそういう方がちゃんと優勝されて伝統の技術をつないでいくって素晴らしいことだなと思ってうしじま伝統工芸はクラシックかもしれないけど、別に両方やればいいんだみたいな思った人がデント攻撃でもやりながらダートになるとかなんかやっぱり黒点へのリスペクトを持って日本文化を見つめる若い人とかが増えるようななんかこうまあ活動の質したいなと先行きが見えない現代いつの日かモヤの中で聞こえる笛の根のように確かな道しるべになりたい、そんな願いが込められていますこちらも現代的な作品高さおよそ三十センチ、直径およそ五十センチの大きな鉢です何色もの化粧土を重ねた表面には、舞い踊る花びらのような黒い模様伝統工芸のイメージとは大きくかけ離れたこの作品いったいどんな作家が作ったのでしょうか栃木県宇都宮市に工房を構える 陶芸家宇佐美誠二さんもともと家電メーカーのインダストリアルデザイナーでした宇佐美さんが関わった製品は何度もグッドデザイン賞を受賞しています本格的に陶芸を始めたのは定年後心がけていることはシンプルであり、オリジナルであること過去には大胆に化粧土を使った作品で伝統工芸展で入賞しましたいろんなことを頭の中で感じて、それを形にしていく何でもいい自由陶芸を始めて十三年毎年表現を進化させ続ける中、最近のお気に入りが花びらダンスというテーマその作り方を見せてもらいましたまずはベース全体に黒い化粧土を施した上に、筆で自由に色を置いていきます使う色は二十色ブルーやピンク、ペパーミントなど鮮やかな色が並びます元気よく表現できるように、その時の気分でイメージは花びらの舞い何層にも化粧土を重ねることで焼き上げた 時に奥行きのある表情が生まれますいきますね表面を針で削ることで黒色の下地が現れ、文様が描かれます花びらに見えるようなところを基準に描いていくということですかねイメージは頭の中だけ下書きはありません初めは大胆な大きな花びら、その後小さな花びらでくわなく隙間を埋めていきます思い切って線を引く無印すると弱い線になってしまうということぐらいしか考えていません花びらダンスというコンセプトでいかに気持ちよく踊るか、それは青春を思い出して楽しみながらやっています自由な発想で生まれる宇佐美さんの作品見るものの心まで踊らせますんこちらも新しいデザインが評価された作品です糸目悠然の技法で染め上げたのは、うねる波と大海原を遊泳する魚の群れ花鳥風月を優雅に描くことが多い共有前にあって、直線による三角形とひし形で景色を構成した意欲作です釉薬を使わず、土と炎の力強さだけで作る焼き締め養蜂壺山本義安の地元鳥取県黒石市の鉄分を多く含む赤土が使われていますなるほど、ひらめく葉片は木炭との化学反応によって生まれます土とやきをきわめた巧みの技が光ります鮮やかな朱色をまとうのは、竹ひごで形作られた花かご健やかに上昇する扇子仕組みと緻密に編み込まれた透かしアジロ二つの技法が融合し、凛とした佇まいを織りなします動きのある縁が優美に咲き誇る花の生命力を感じさせます新潟に金属を流し込み、浮遊感ある天板と足を一度の鋳造で作り出した作品大学でグラフィックデザインを学んだ松本
手仕事で形のあるものを作りたいと中菌の道に入りました素材は銅と銀からなる老人天板に施したモヤのような斑模様は、悠久の時の移ろいを感じさせます藤棚で咲き誇る花と雲の隙間から差し込む光をイメージした切り金の作品一ミリに満たないほどの幅に切り分けた金とプラチナの箔を貼り付けて繊細な幾何学模様を表しました十四角形の飾り箱回すとまるで万華鏡のようなお細かな輝きを放ちます
最後に紹介するのは、千年以上土に埋もれていた貴重な古木、神代杉を使った作品です。不思議な木目の天板。まっすぐ平行な「柾目」と、不規則に波打つ「板目」が組み合わされています。なぜこのような木目の作品が生まれたのでしょうか。
作者に会うため訪ねたのは金沢。福島のりおさんは、能登半島の北部、輪島市出身です。
「こちらが工房です。すごいですね。木の山ですよ。」
十五歳で建具職人に弟子入りし、二十八歳で独立して工房を構えました。日本伝統工芸展への挑戦は三十代になってからで、以来毎年出品してきました。
「材木はご自身で調達されるんですね。工芸作品を作るための材料はこんなにたくさんあるんですか。」
「中途半端な長さとか、貴重な木材ばかりなんですが、伝統工芸ではすべてが使えるわけではありません。建具をやっているときは、基本的に計算して何等分かにするんですけど、工芸になるとそうはいかなくなるんです。本当に自分が良いと思うところしか使わないですね。中途半端に使ったら面白くないでしょ。」
木目や色の優れた部分は作品に生まれ変わりますが、大部分は端材に。
「こっちもダメ、あっちもダメになっちゃいます。作品を作るためには、そういう木材はもったいないですけど、ちゃんと管理してね、販売もしてます。」
捨てることもできず、工房の隅に積み重ねてきた端材に光を当てられないか。そこで、九年前に編み出したのが、浅く溝を掘って板目を組み合わせる技法です。
まずはベースとなる神代杉の柾目に、幅12ミリの溝を刻みます。刃が少しでもずれると、溝は一気に割れてしまうため、正確なコントロールが求められます。一方の板目はサイズが小さく、これまで使えなかった端材ですが、スライスして丁寧に配置すれば、表情豊かな一枚に生まれ変わります。それを1ミリほどの細い棒状に加工します。慎重さが求められる、気の抜けない作業です。
そして、柾目の溝に棒状の板目をはめ込んでいきます。一本一本圧をかけてまっすぐに伸ばします。はめた板目の棒は、接着剤の水分で膨らむため、外れることはありません。一つ一つの工程に、木の扱いに長けた建具職人の技と知恵が生きています。
「触ってみてください。少し凹凸が感じられますよね。」
実はこの技法を思いついたのも、建具の仕事がきっかけでした。
「これはお札のようなものです。細い木を縦に組み込んだ格子状の建具。横から見ると少し模様が浮かんで見えるでしょ。それを見て思いついたんですよ。」
木そのものの木目を生かしながら、自分の手で理想とする木の表情を作り出す。建具職人として培ってきた技と、貴重な素材への思いが生み出した新しい美の形です。
「今回の作品でも、木の性質をどのように表情豊かに表現するかを試行錯誤しました。地球上で一番長い生命力を持つ素材ですから、悩みますね。五千年も地球上で成長してきたわけですから、そんな素材を使わせてもらっていることに感謝し、無駄にしないよう大切に使っていかないといけないと思います。」
作家の創意工夫で生み出された新しい伝統の技と美。それは、進化を繰り返しながら未来へと受け継がれていきます。