日曜美術館 「至高の工芸をあなたに〜金沢 国立工芸館 〜」
10月に石川県金沢市にオープンした 国立工芸館 。かつて皇居の側にあった東京国立近代美術館工芸館が移転した。収蔵されているのは、明治以降「近代」に作られた作品たち。ある時は国の後押しを受け日本文化を世界に知らしめ、ある時...
10月に石川県金沢市にオープンした 国立工芸館 。かつて皇居の側にあった東京国立近代美術館工芸館が移転した。収蔵されているのは、明治以降「近代」に作られた作品たち。ある時は国の後押しを受け日本文化を世界に知らしめ、ある時...
ユネスコ無形文化遺産決定!美と実用を兼ね備えた「漆」▽シェア2%、希少な国産漆の質の高さに迫る▽岩手県浄法寺町・天台寺の御山御器。「漆の一滴は血の一滴」漆かき職人に伝わる言葉▽輝きも音も上質なスピーカー。完成は100年後...
90年前に日本で初めて西洋画をいつでも見られる美術館として誕生した大原美術館。始まりは、「日本の芸術界のため」に、海外の絵を集め、見てもらいたいというある画家の思いだった。その思いを受け、地元の実業家・大原孫三郎と息子・...
北海道から千島列島そして樺太に暮らしてきた先住民アイヌ。北の大地の雄大な自然と暮らし。アイヌの人たちは、そこに住むさまざまな生き物をカムイと呼ばれる神の化身として畏敬の念をはらい、独自の文化を築いてきた。美しい自分たちの...
写真家・ 宮崎学 は、人間社会のすぐそばで生きる多種多様な動物たちの姿を、半世紀にわたり写し続けてきた。探偵のごとく動物たちの痕跡を読み解き、自作のロボットカメラで人間の目が及ばぬ世界を写し出す。番組では、一年越しの構想...
陶土を用いた彫刻「陶彫」で知られる彫刻家・辻晉堂。陶芸と彫刻の境を越えて生み出される独創的な抽象作品は、1958年のべネチア・ビエンナーレ展にも出品されるなど、国際的に活躍した。その一方で辻は、京都にあった美術専門学校で...
奈良・正倉院の貴重な宝物を年に一度公開する「正倉院展」。コロナ禍の今年は人数制限など異例尽くしの展覧会となった。鎮痛剤とされたナウマン象の歯の化石、実際に人々に使われた生薬など「正倉院薬物」が数多く出陳。サイが描かれた「...
造形作家の大西重成さん(通称シゲチャン)が北海道に私設美術館=シゲチャンランドを開いて20周年。東京で人気イラストレーターだったが、50歳で故郷に帰り牧場跡地に14棟からなる独自のアート空間を作り上げた。作品の素材は「拾...
朝ドラ「なつぞら」に登場した山田天陽。そのモデルとなった夭折の画家、神田日勝。32歳で亡くなった夫を支えた妻のミサ子さん。わずか8年半の夫婦生活。北の大地での開拓、子育て、牛馬との暮らし、そして絵。地方から最先端の絵を知...
絵本作家・田島征三(たしませいぞう)、80歳。年を重ねた今も、絵本を年に5冊のペースで制作。数万の木の実で作るアート作品や、廃校を利用した巨大立体“絵本”など、創作意欲は衰えを知らない。今、こん身の力で向き合うのが幼少期...
「神さまからの贈り物」色も味も千差万別!はちみつ大特集▽島取から北海道までミツバチとともに移動する養蜂家▽貴重!長崎・対馬の野生ニホンミツバチとの共生で生まれる絶品はちみつ▽はちみつとハーブとチョコレートの幸せな出会い▽...
東京・六本木に、日本が世界に誇る現代アーティストたちが大集結した STARS 。草間彌生、李禹煥、杉本博司、宮島達男、奈良美智、村上隆。1950年代から2000年代まで、それぞれの時代で日本を飛び出し、世界に衝撃を与えた...
卓越したものづくりが一堂に介す日本伝統工芸展が始まります。応募総数1280点から入選563点が選ばれ全国十か所を巡ります。番組では16点の入賞作品を紹介。昭和29年から開催されてきた日本伝統工芸展。今年は新型コロナウイル...
雨や雪など自然の変化を巧みに織り交ぜて日本の風景を情緒豊かに描き出し、“風景の叙情詩人”と呼ばれる歌川広重(1797-1858)。その代表作の一つに、中山道の名所や宿場を網羅したシリーズ版画『木曽海道六拾九次』がある。番...
印象派の巨匠モネと色彩の魔術師マティス。作風が対照的な二人だが、ともに人生後半、人工の「楽園」を作り、その中に籠って絵を描き続けた。時代は近代化による社会の転換期。人々は相次ぐ戦争やスペイン風邪などの疫病にさいなまれ、「...
2019年に発見された、明智光秀の愛刀「近景」。光秀が刀に込めた思いとは?▽世界が注目する刀鍛冶が作る、極上の刀剣▽室町時代から続く、砥ぎ師の本阿弥家。人間国宝が明かす「砥ぎの極意」▽居合の達人による、時代ごとの形と真剣...
3年ごとに開催され、今年で20年の節目をむかえる現代アートの祭典・横浜トリエンナーレ。今回は30を超える国と地域から67組のアーティストが参加する。キーワードは「光の破片をつかまえる」。世界で次々と起こる破壊や抑圧、暴力...
不思議な焼き物、驚きの細密画、色彩豊かな糸のかたまり…。東京藝大の美術館で開かれている「あるがままのアート展」は、アール・ブリュットやアウトサイダーアートと呼ばれることの多い作品を集めた展覧会。ETV特集「人知れず表現し...
700点を超える戦没画学生の遺作を所蔵する『無言館』。館長窪島誠一郎(78)が収集をはじめたのは、戦争の記憶の風化が叫ばれた戦後50年1995年のことだった。半世紀の時を越え、若き画家たちの作品と出会った瞬間の衝撃。そこ...
海外で数多くの賞に輝き、“世界のムナカタ”と呼ばれた版画家、棟方志功。昭和10年代、まだ全く無名だった棟方を見出し、大版画家に導いた人物がいる。民芸の美を提唱した柳宗悦である。自由な本能に従い、全身でぶつかるように彫る棟...