日曜美術館「萩焼 三輪休雪 の世界」
350年にわたり陶芸界をけん引してきた萩焼の“三輪休雪”の名が十三代へ受け継がれた。新しいものへの挑戦を文字通り続けてきた歴代の当主たち。兄弟で人間国宝となった十代、十一代。ひつぎに横たわる黄金の骸骨「古代の人」など陶芸...
350年にわたり陶芸界をけん引してきた萩焼の“三輪休雪”の名が十三代へ受け継がれた。新しいものへの挑戦を文字通り続けてきた歴代の当主たち。兄弟で人間国宝となった十代、十一代。ひつぎに横たわる黄金の骸骨「古代の人」など陶芸...
“世界で一番美しい本”と讃えられる「 ベリー侯 のいとも豪華なる時祷書」。中世フランスの貴族や庶民の暮らしを伝える細密きわまりない描写。金と宝石による鮮やかな彩色。当時の一流絵師たちが80年かけて描きついだ貴重本は、パリ...
ロンドンの美術館に“沈まぬ太陽”を作り、ニューヨークのブルックリン橋に“巨大な滝”を作った オラファー・エリアソン 。科学者を含む100名を超えるスタッフを率い、時に億単位の金をかけて、地球環境問題など、まさに今考えるべ...
2013年8月、日曜美術館では、影絵作家・ 藤城清治 が、宮沢賢治の「風の又三郎」に挑むドキュメントを放送した。今回の番組は、その完結編。再びアトリエでの制作作業に密着し、全編が完成するまでを追った。東日本大震災の後、被...
「 疫病 」をテーマとした美術をとりあげ、人間はどのように疫病と向き合い乗り越えてきたかを探る。小池寿子さん(西洋美術史)は中世ペスト期のイタリア壁画を読み解き、疫病の流行を経てルネサンスが準備されたと語る。山本聡美さん...
日本人の心のふるさと、 法隆寺 。金堂には、飛鳥時代の珠玉の仏像とともに、世界に比類のない仏教壁画が伝えられてきた。明治、大正、昭和と真摯に仏の姿を模写し、壁画に向き合い続けた画家たち。記録事業の際、ひそかに貴重なカラー...
NHKと オルセー美術館 の国際共同制作により8K撮影した名画を、スタジオモニターで鑑賞。小林聡美さんと細田守さんが“日本で一番オルセー美術館に詳しいひとり”高階秀爾さんと一緒にマネ「草上の昼食」、ゴッホ「星降る夜」など...
江戸時代後期、武士であり、画家として活躍した 渡辺崋山 。国宝『鷹見泉石像』に代表されるような、陰影表現を駆使したリアルな肖像画で名高い。崋山は、子供の頃から晩年まで、絶えず手帖を身につけあらゆるものを写し取った。それら...
涼やかな風纏(まと)う布・芭蕉布。沖縄県喜如嘉の女たちが守ってきた布作りの技 喜如嘉の芭蕉布 は、蒸し暑い琉球の風土の中で生まれてきた。3年かけて糸芭蕉を育て、繊維を取り出し、一本の糸22000回繋ぐことで一枚の布が出来...
ゴッホ が描いた膨大な草木や花。たった一本の草木にゴッホは何を見たのか?知られざるゴッホの真実に迫る。現在来日中の「糸杉」。まっすぐ天に向かって伸びる姿にゴッホは何を見たのか?西洋では死の象徴とされる糸杉、しかしゴッホは...
15世紀初頭 ヤン・ファン・エイク の手で作られ、ナポレオンやヒトラーをはじめ、多くの人々を魅了してきた「ヘントの祭壇画」。ベルギーの裕福な市民の注文で作られた。宝石に映りこむ反射や空気まで感じられる風景描写など、油絵の...
「私は無視されることに人生を費やした。それでいつも幸せだった」。元々ソール・ライターは、1950年代からファッション写真の最前線で活躍した写真家。しかし80年代、突如スタジオを閉鎖、表舞台から姿を消す。再び名が知られたの...
去年、台風19号で多くの美術品が被災した。収蔵庫が浸水した川崎市市民ミュージアム、文化財の救出に当たる長野市立博物館を取材。 文化財レスキュー の最前線を見つめる。 放送:2020年1月26日 日曜美術館「...
流行にとらわれない独自の生地作りで注目のデザイナー・皆川明。服、絵画、さらに人生100年時代の幸せな生き方のデザインを目指す、異色デザイナーの頭の中に迫る! ファストファッション全盛の今、流行にとらわれない独自の生地作り...
造形作家・岡崎乾二郎の芸術活動は多岐にわたる。「抽象の力」で平成30年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど、美術批評にも携わってきた。絵画とも彫刻とも判別できない約40年前のデビュー作「あかさかみつけ」や、鮮やかな色彩...
戦後の写真表現を切り開いた 奈良原一高 。1950年代後半、極限状況にある生を見つめる「人間の土地」「王国」などのシリーズによって、戦後日本の新しい写真表現を切り開きました。池田満寿夫、靉嘔ら新鋭画家のグループ「実在者」...
日本で最も有名な物語の一つ、 忠臣蔵 。歌舞伎や無声映画もまじえながら、広重、歌麿、国芳など人気絵師たちが描いた、多彩な忠臣蔵浮世絵を見ていく。 日本で最も有名な物語の一つ、忠臣蔵。元禄15年に47士が討入りした現実の赤...
長崎で育まれた唯一無二の和華蘭(わからん)文化で生まれた祝いの円卓・卓袱(しっぽく)料理▽バスティー?ハトシ?謎の料理がいっぱい▽神戸の中華街では、街をあげて祝う中秋の名月。中秋節限定の月餅はアヒルの卵入り!▽壮観!70...
気の遠くなるような細かさのペン画。長さ15メートルの絵巻。そして誰にもマネできない10冊の絵本。その男、“聖なる野蛮人!”。謎多き絵本作家・ 秋野亥左牟 に迫る。 辺境を旅しながら、異国の伝承や民話を、繊細な筆と鮮やかな...
全国の ハンセン病 療養所内の絵画サークルのなかで高い評価を得てきた絵画グループがあります。熊本県にある菊池恵楓園の金陽会。1953年の発足以来850点の作品が生み出されました。 東京・東村山市にある国立ハンセン病資料館...