日曜美術館「琉球の風を纏(まと)う 喜如嘉の芭蕉布 」
涼やかな風纏(まと)う布・芭蕉布。沖縄県喜如嘉の女たちが守ってきた布作りの技 喜如嘉の芭蕉布 は、蒸し暑い琉球の風土の中で生まれてきた。3年かけて糸芭蕉を育て、繊維を取り出し、一本の糸22000回繋ぐことで一枚の布が出来...
涼やかな風纏(まと)う布・芭蕉布。沖縄県喜如嘉の女たちが守ってきた布作りの技 喜如嘉の芭蕉布 は、蒸し暑い琉球の風土の中で生まれてきた。3年かけて糸芭蕉を育て、繊維を取り出し、一本の糸22000回繋ぐことで一枚の布が出来...
ゴッホ が描いた膨大な草木や花。たった一本の草木にゴッホは何を見たのか?知られざるゴッホの真実に迫る。現在来日中の「糸杉」。まっすぐ天に向かって伸びる姿にゴッホは何を見たのか?西洋では死の象徴とされる糸杉、しかしゴッホは...
15世紀初頭 ヤン・ファン・エイク の手で作られ、ナポレオンやヒトラーをはじめ、多くの人々を魅了してきた「ヘントの祭壇画」。ベルギーの裕福な市民の注文で作られた。宝石に映りこむ反射や空気まで感じられる風景描写など、油絵の...
「私は無視されることに人生を費やした。それでいつも幸せだった」。元々ソール・ライターは、1950年代からファッション写真の最前線で活躍した写真家。しかし80年代、突如スタジオを閉鎖、表舞台から姿を消す。再び名が知られたの...
去年、台風19号で多くの美術品が被災した。収蔵庫が浸水した川崎市市民ミュージアム、文化財の救出に当たる長野市立博物館を取材。 文化財レスキュー の最前線を見つめる。 放送:2020年1月26日 日曜美術館「...
流行にとらわれない独自の生地作りで注目のデザイナー・皆川明。服、絵画、さらに人生100年時代の幸せな生き方のデザインを目指す、異色デザイナーの頭の中に迫る! ファストファッション全盛の今、流行にとらわれない独自の生地作り...
絵画、彫刻、建築、絵本と分野を横断した活動を続ける造形作家・ 岡崎乾二郎 。軽やかにして複雑な作品は見る者の常識に揺さぶりをかける。謎めいた岡崎の思索に迫る。 造形作家・岡崎乾二郎の芸術活動は多岐にわたる。「抽象の力」で...
戦後の写真表現を切り開いた 奈良原一高 。1950年代後半、極限状況にある生を見つめる「人間の土地」「王国」などのシリーズによって、戦後日本の新しい写真表現を切り開きました。池田満寿夫、靉嘔ら新鋭画家のグループ「実在者」...
日本で最も有名な物語の一つ、 忠臣蔵 。歌舞伎や無声映画もまじえながら、広重、歌麿、国芳など人気絵師たちが描いた、多彩な忠臣蔵浮世絵を見ていく。 日本で最も有名な物語の一つ、忠臣蔵。元禄15年に47士が討入りした現実の赤...
長崎で育まれた唯一無二の和華蘭(わからん)文化で生まれた祝いの円卓・卓袱(しっぽく)料理▽バスティー?ハトシ?謎の料理がいっぱい▽神戸の中華街では、街をあげて祝う中秋の名月。中秋節限定の月餅はアヒルの卵入り!▽壮観!70...
気の遠くなるような細かさのペン画。長さ15メートルの絵巻。そして誰にもマネできない10冊の絵本。その男、“聖なる野蛮人!”。謎多き絵本作家・ 秋野亥左牟 に迫る。 辺境を旅しながら、異国の伝承や民話を、繊細な筆と鮮やかな...
全国の ハンセン病 療養所内の絵画サークルのなかで高い評価を得てきた絵画グループがあります。熊本県にある菊池恵楓園の金陽会。1953年の発足以来850点の作品が生み出されました。 東京・東村山市にある国立ハンセン病資料館...
百年前、日本美術史を揺るがす大事件“絵巻切断”によって散り散りになった秘宝「 佐竹本三十六歌仙絵 」(さたけぼん・さんじゅうろっかせんえ)が今秋、京都国立博物館に過去最大規模で集結する。 36人の名だたる歌人の肖像に、詠...
どんな料理もおいしくする魔法の道具! 銅 の卵焼き器でふわふわに!▽フランス料理の厨房や料理研究家ムラヨシマサヨシさんのジャム作りで活躍する銅鍋▽職人が一枚の銅板から作る新潟の鎚起(ついき)銅器・炎を閉じ込めた真っ赤な銅...
奈良・正倉院の貴重な宝物を年に一度公開する「 正倉院展 」。令和の幕開けを祝う今回は、とりわけ豪華な宝物が勢ぞろい。その魅力を女優・鶴田真由さんと共に味わい尽くす。 奈良・正倉院の貴重な宝物を年に一度公開する、「正倉院展...
西洋化の波が押し寄せる中、日本伝統の木彫の新たな形を模索した 平櫛田中 。6代目尾上菊五郎と作り上げた代表作「鏡獅子」の制作秘話を通してその生き様(ざま)に迫る。 歌舞伎の6代目尾上菊五郎の姿をとどめた近代彫刻の最高峰「...
マネの「白鳥の歌」とされる最後の傑作「フォリー=ベルジェールのバー」よく見ると鏡に写った光景であり、しかもいくつもの矛盾に満ちている。なぜ?仕掛けられた謎を解く。 マネが死の前年、梅毒に苦しみながら完成させた傑作がある。...
フランスの印象派に憧れた大正時代の画壇で、ひとりデューラー風の肖像画を描き続けた異端児がいた。 岸田劉生 。現代画家の会田誠さんが<意識高い系>画家・劉生を語る。 日本美術史上、最も有名な少女・麗子。岸田劉生が何度も描い...
東北を縦断する奥羽山脈。その山の恵みが生んだ 工芸品 が秋田県にある。横手市の山に自生するアケビのツルで作る手提げかごは、丈夫で型崩れしない。800年の歴史を持つ湯沢市の漆芸。地元の漆の木からとった漆だけを使い、1年をか...
400年前、肥後・熊本で生まれた「肥後象がん」。鉄の表面に、金や銀で緻密な模様を施す工芸品で、大切に受け継がれてきた。今も伝統の方法で作られ、0.1ミリ単位の細工を施す極小の技、鉄の美しい黒色をひきだす謎の液体「さび液」...